世界遺産都市スイス・ベルンを街歩き(動物園も)|地球一周旅記DAY41

丸一日たっぷりベルンの街を堪能しました。
朝が早めだったのと昼食の辛さでお腹がやられたのとで夕方は早めに切り上げましたが、それでも街歩きは十分に。あとは動物園にも。
(2018/9/29)

ローゼガルテン

丘の上にあり、旧市街を見下ろせるスポットとして有名なローゼガルテン(ローズガーデン・バラ園)。

地図で見ると川からもさほど離れておらず、旧市街が見下ろせるとは思えませんでしたがともかくも行ってみることに。

宿で公共交通無料券を貰ったので、バスに乗って10分ほど。


自転車優先で減速。

特に門らしいものはなく、適当に中へ。
庭園の図書館がありましたが、開館は「天気のいい日」のみ、と。何となく国民性が見える気がします。

原始的なシーソー。

そして旧市街の眺望。

迫力があるわけではないですが、ずっと見ていたくなる景色。
YUIの『Your Heaven』を聴きながら、しばし佇む。

左手の坂道を下る途中に、アインシュタイン博士。

アインシュタインが住んでいたアパートも旧市街にはあるそうですが、特に立ち寄らず。

記念写真感が強くて面白い。

さらに下り、クマ園へ。

ベーレングラーベン

Bärengraben。直訳すると「クマの堀」とでも言ったところですが、流石に味気ないのでクマ園としておきます。

確かに道路沿いの広場にクマが飼育されている堀あるだけなので、全く間違ってはいないんですけどね。
こんな感じの堀が道路のすぐ脇に。


クマは3頭飼育されているようでした。

なぜクマが飼われているかといえば、このベルンという地名が理由。
この地に住んでいた人がクマを狩ったことを契機に、“Bern“とドイツ語のクマ(Bär)を引用した地名が付いたとのことで、クマはこの町のシンボル的存在。

で、昔から脈々とクマの飼育は続けられていたようで、それが今日まで続き無料で公開されているようです。

本当にお堀があってその横にレストランとキオスクがあるだけですが、ベルンに来たらば必見のポイントです。

売店横にて撮影。

アーレ川

旧市街を包み込むように蛇行して流れるアーレ川。

ベーレングラーベンはアーレ川のすぐ側にあり、川沿いにも下りることができます。

ベーレングラーベンのある通りから少し奥に進むとこんなエレベーターが。

階段でも下りられますが、せっかくなのでエレベーターを利用。

川の音は好きなので、川原に座り寒さに耐えつつぼーーーっと。
写真はたまに撮りつつ。

何か考え事でもすれば良かったんですが、何も考えずに佇んでいました。

ベルン旧市街 街歩き1

30分弱ぼーっとしたら街歩き再開。
メイン通りでは無さそうな小さな橋から旧市街地入り。

坂道の多いこと。

そして噴水(というか水汲み場のような雰囲気ですが)も多い町。


水路も街中にたくさん。

旧市街地へ。

雰囲気が好きだったのでチベット雑貨店に。

中に入るとチベット出身のおばちゃんが出てきて、「あなたはチベット人?ここに住んでるの?」と。
「日本人でただの観光客ですよー」と返し、少し雑談を。

おばちゃんは40年前にチベットからベルンに越して来たとの事で、「当時10代では無かったけど…」と言っていたので恐らく60歳過ぎぐらい。

僕がドイツ語を喋っていたので言語の話になり、「スイスは地区によって英語フランス語イタリア語ドイツ語を喋るのよー。あと、昔からの現地の言葉も。」等々。
デュッセルドルフで出会った青年がスイス人で、同じような話を聞いたなーと少し懐かしく。

撮っても良いわよと言ってくれたので、店内の写真を撮らせてもらい退店。

軒先にあった日本の陶器が素敵でした。

5分ほど歩くと気付けば宿の目の前に。

宿の前にあったチーズ屋さんでヨーグルトを購入。2CHF(250円)と日本で買うよりも恐らくお得。

宿にて休憩がてらヨーグルトを昼食に。

ベルン旧市街 街歩き2

40分ほど休憩したら街歩き再開。

ベルン大聖堂を目指して歩くと、朝市が。

魚。

栗。

そしてベルン大聖堂に。

パイプオルガンの練習をしていたことも相まって荘厳さが一段と。

あとはステンドグラスがとても綺麗でした。

教会内撮影禁止となっていましたが、皆無視していたので罪悪感を感じつつ撮影しました。。

街歩き再開。


驚くほど路上パフォーマーのレベルが高いベルン。

道化師風のおじさん、良い味出てました。

昼食 露店のホットドッグ(金取りに遭う)

小さなマルクトに美味しそうなホットドッグ店があったので、そこで昼食。

列に並んでいると若者(身なりはしっかりしてる)が近づいて来て、「小銭があるんで両替してくれないか」と言い寄ってくる。
貧しい雰囲気は無かったので5CHFを渡すと、「サンキュー、サンキュー」と僕の5CHFを包み込む。
「てめー両替するだけって言っただろボケが」と言うと、「いやいや、僕は食料のためにお金が必要なんだ。だから君がくれたんだろ、本当にありがとう」と。アホらしい。
周りに居たおばさんやおじさんがお金を返しなさいと言ってくれたものの、全く応じないクソ青年。
面倒なので「良いから3CHFは返せ」と伝えると、3CHFはキャッシュバック。「サンキューサンキュー」と立ち去って行きました。

隣にいたおばさんとは、「言ってたことと違うわよねぇ」と。
「まあ2CHFならなんてこと無いですよ」と言うと、「確かに5CHFはちょっと多過ぎるものね」と。

ホットドッグ屋のおじさんは、「ああいう時は「警察を呼ぶぞ」と言えば立ち去るから、とにかく会話をしちゃダメだよ」と。
スイスということで気を抜いていた事と男が普通の身なりだった事の2点引っかかってしまった理由は明確ですが、スイスにもこういうのあるんだなぁと少し驚き。

ホットドッグは、マスタードを大量に注文し過ぎたためにとても辛かったです。

ベルン駅 寝台列車を予約

ベルン駅にて、この先乗ることにした寝台列車2本の予約を。寝台で過ごせば時間も節約出来宿代も浮くので、無理して今回は2本乗ることに。

Eurailpassは持っていますが、寝台列車は予約が必須なのでベルン駅の観光センターにて。

前もって紙に乗りたい列車を書いておき、ユーレイルパスとその紙を見せ、「一番安い座席でお願いします」と頼めばサクッと予約完了。

ミュンヘン→ザグレブ(クロアチア)と、リュブリャナ(スロベニア)→インスブルック(オーストリア)の2本。

予約が済んだら動物園へ。

ベルン動物園

ベルン駅からバスorトラムで20分ほどの所にある動物園。
「なるべく自然に近い環境で動物を飼育する」という考え方が芯に通っているようで、その信条をとても強く感じられる動物園でした。

中央駅からトラムに乗り15分。

そこからアーレ川を渡り、徒歩にて10分ほど。

無料で公開されている区域も、「こども動物園」として充実。

柵はあるものの、そこにハシゴがかかっていて中に入れるようになっていたり。


基本は家畜のみですが、それでも無料公開は凄い。

その先の川沿いを進むとカワウソやビーバーの展示がありますが、住居が広過ぎて動物たちが見つかるとは到底思えず。

有料ゾーンへ。10CHFと優良価格。

初めは爬虫類。

ミニ水族館。

猿たちは餌のミミズを自ら探します。

ヨーロッパヤマネコ。

ベルンの地名になっているだけあり、やはりクマの展示は別格感。

ただただ癒しのキタキツネ。

ヨーロッパバイソンゾーン。


広大な山の中の土地にバイソンが飼われており、その中に伸びる橋の上から彼らを観察。

で、終了。1時間半ほど滞在しました。

夕食@宿(スーパーのサラダ)

中央駅へとバスで戻り、一旦宿で休憩。
前日50%オフでサラダを買ったお店が17:00までなのはチェックしてあったので、16:30頃を目指して夕食の調達に。

こちらのスーパー。

サラダだけでなく、総菜やラップも全て半額とのことだったので、サラダと共にカルトッフェルザラートを購入。

昼に食べて残しておいたヨーグルトと一緒に、500円ほどでとても健康的な食卓になりました。

宿 夜

iPhoneのアプリアップデートが始まってしまい動作が重くなり、何も出来ずにただひたすら更新終了待ち。

何も出来ないし寝るかなぁ、と思っていると、同じ部屋の青年が「どこ出身?」と。彼は韓国人で、先ほどスイスに着いたばかり。夕食と翌日の朝食が買いたいので、スーパーがこの辺りに無いか教えてくれないか、と。

スーパーは土曜だからもう大抵閉まってるし、明日は日曜だから店はほとんどが閉店だと思うよ、と伝え、詳しくは受付で聞くと良いよとも伝える。

で、彼が出て行って30分ほど。
「駅まで行ったら買い物できたよ!」と紙袋を抱えて帰ってきた青年。
ビールは好き?と聞かれたので「まあまあ」と答えると、「ビールと、スコットランドで買ってきたウイスキーがあるから飲もうよ!」と。
眠る気満々でしたが、せっかく誘われたからには飲もう、と共用スペースへ。

彼は30歳の韓国人。仕事は薬のセールスマンで、韓国内で米系の製薬会社に勤めていると。

買ってきてくれたビール。

スコッチ。

英語は韓国訛りであまり上手くありませんでしたが、使い慣れていないだけで単語等の知識は入っているような感じでした。

なんて事はないですが色々な話を。ひたすら”I envy you”と言われました(年齢やら学歴やら留学やらこの旅行やらについて)。

南北統一についてどう考えてるか聞くと、完全な統一はせず、経済的にだけ一つになるのが良いと個人的には思ってる、と。
北朝鮮と経済協力出来れば、鉄道がヨーロッパと繋がるし、マーケットを広げる(拡大する)こともできるし、アジアの中で投資も集まるようになるから経済成長も進むだろう、
と言っていました。
どれも、あまり日本では言及されない視点。

韓国経済について聞くと、大抵は財閥が牛耳っていて、メーカーも殆どが半導体メーカーだから凄く危ういと思うと言っていました。

500mlのビール一本と、スコッチを少しずつ頂き、0:30過ぎに就寝。
お金は払うよと言うと、若者に奢るのが韓国の文化だから、と。
ご馳走様でした、とても楽しい時間でした。

といったところで一日が終了。
最後までお読み頂きありがとうございます。

行程詳細

8:00 起床
8:40 宿出発
8:50 ローゼガルテン
9:20 ベーレングラーベン(クマ園)
9:40 アーレ川沿いでぼーっと
10:00 街歩き
11:00 宿で休憩(ヨーグルト 2CHF)
11:40 街歩き再開
12:20 昼食@屋台(ホットドッグ 6CHF)
12:40 ベルン駅 寝台列車予約
13:15 トラム乗車
13:35 ベルン動物園
15:00 退園
15:40 宿
16:00 買い物(お土産 8.9CHF)
16:30 夕食 (サラダ等 4.3CHF)
17:00~ スマホと格闘
23:00 就寝

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