『L'Atelier du peintre』(1855) Gustave Courbet/グスタフ・クールベ

パリに行くならルーヴルよりもオルセー美術館!!オルセー美術館訪問記

パリに5泊6日で行ってきました。
5日目にルーヴル美術館、6日目にオルセー美術館を訪問したんですが、個人的な趣味もあるんですが、オルセー美術館のほうが数段楽しかったんです。なので、パリ・オルセー美術館の魅力を、訪問記と共に書こうかなと思います。
よろしければお付き合いください。

オルセー美術館についての情報

パリの中心地にあるオルセー美術館。建物は、1900年のパリ万国博覧会に合わせて建築された駅舎の再利用。美術館として開館したのは1986年です。
内装はこんな感じ。
オルセー美術館の館内の様子
1909年に開館したジュ・ド・ポーム国立美術館から印象派作品を多く引き継ぎ、写実主義・自然主義や、印象派といったフランス絵画を多く所蔵しています。
ルーヴル美術館が先史時代以降の世界中の美術を所蔵しているのに対して、フランス絵画という芯がしっかりしているので、見て回りやすいなと感じました。

 

アクセス方法と最寄り駅

オルセー美術館の外観
オルセー美術館の最寄り駅は、駅名にもなっているRER(地域鉄道)C線のGare du Musée d’Orsay駅。C線は、エッフェル塔やノートルダム大聖堂の最寄り駅でもあるので、パリ観光の中で立ち寄るのであればC線の利用が一番可能性があるかと思います。
メトロを利用する場合は、12番線のSolférino駅が最寄りです。

住所:1 Rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris, France
公式サイト:http://www.musee-orsay.fr/
電話番号:+33 1 40 49 48 14
月火水金土日9:30~18:00 木曜9:30~20:45 月曜定休

 

 

主な所蔵品と所蔵の特徴

所蔵の特徴は、上にも書いたようにフランス絵画が中心。見て回る中ではやはり、ミレーなどの自然主義、ドガやモネなどが有名な印象派、ポスト印象派のゴッホやゴーギャンなどが印象に残りました。
新古典主義の作品や彫刻などの展示もありましたが、やはりたくさんの人で混雑していたのはフランス絵画の展示。フランスでフランス絵画が見たい!ということであれば、ルーヴルよりもこのオルセー美術館が最適かと思います。

 

訪問記(気に入った作品の紹介)

9:30開館とのことだったので当日は、朝の空いてる時間にノートルダム大聖堂を訪問して、オルセー美術館には10:00に。入場列に並んでいたのは20分ほど。
手荷物検査を抜けたら入場券を購入。EU圏に在住している25歳以下なのでチケットは無料。オーディオガイドは5€でレンタル。内容はとても充実していたので、借りて良かったです。
1階の展示室からみっちり回って、美術館を出たのは13:30。オーディオをしっかり使いながらのんびり回ったので3時間滞在しましたが、オーディオガイド無しで有名どころだけ回れば1時間半もあれば十分なんではないかと思います。
気に入った作品を紹介。

『L’Angelus/晩鐘』(1859) Jean-François Millet/ジャン=フランソワ・ミレー
『L'Angelus/晩鐘』(1859) Jean-François Millet/ジャン=フランソワ・ミレー

『Labourage nivernais』(1849) Rosa Bonheur/ローザ・ボヌール
『Labourage nivernais』(1849) Rosa Bonheur/ローザ・ボヌール

『Portrait du Marquis et de la Marquise de Miramon』(1865) James Tissot/ジェームズ・ティソ
『Portrait du Marquis et de la Marquise de Miramon』(1865) James Tissot/ジェームズ・ティソ

『Le Cercle de la rue Royale』(1868) James Tissot/ジェームズ・ティソ
『Le Cercle de la rue Royale』(1868) James Tissot/ジェームズ・ティソ

『L’Atelier du peintre』(1855) Gustave Courbet/グスタフ・クールベ
『L'Atelier du peintre』(1855) Gustave Courbet/グスタフ・クールベ

『L’Hallali du cerf』(1867) Gustave Courbet/グスタフ・クールベ
『L'Hallali du cerf』(1867) Gustave Courbet/グスタフ・クールベ

『Coquelicots à Argenteuil/アルジャントゥイユのひなげし』(1873) Claude Monet /クロード・モネ
『Coquelicots à Argenteuil/アルジャントゥイユのひなげし』(1873) Claude Monet /クロード・モネ

『La Gare Saint-Lazare/サン・ラザール駅』(1877) Claude Monet /クロード・モネ
『La Gare Saint-Lazare/サン・ラザール駅』(1877) Claude Monet /クロード・モネ

『Essai de figure en plein-air : Femme à l’ombrelle tournée vers la gauche/戸外の人物習作』(1886) Claude Monet /クロード・モネ
『Essai de figure en plein-air : Femme à l'ombrelle tournée vers la gauche/戸外の人物習作』(1886) Claude Monet /クロード・モネ

『Bal du moulin de la Galette』(1876) Pierre-Auguste Renoir /ピエール=オーギュスト・ルノワール
『Bal du moulin de la Galette』(1876) Pierre-Auguste Renoir /ピエール=オーギュスト・ルノワール

『Nuit étoilée sur le Rhône/ローヌ川の星月夜』(1888) Vincent van Gogh /フィンセント・ファン・ゴッホ
『Nuit étoilée sur le Rhône/ローヌ川の星月夜』(1888) Vincent van Gogh /フィンセント・ファン・ゴッホ

 

おわりに

こんな感じで、オルセー美術館でした。
パリと言えばルーヴル!ということで特に下調べすること無く前日はルーヴル美術館を訪問していたんですが、人は多いし展示はいまいち好みじゃないしで、ぱっとせず。
こちらのオルセー美術館は「時間を作れたから行った」ぐらいの感じではあったんですが、結果的にルーヴルよりも数段高い満足感でした。フランス絵画にもたくさん触れることが出来て、とても良かったです。有名な絵画も多いですし、本当に楽しい数時間でした。個人的にはグスタフ・クールベの作品がとても印象に残ったのと、ジェームズ・ティソの肖像画がとても魅力的でした。どちらの作品もオーディオガイドで詳しく解説されていたので、ガイドを借りて良かったです。
では、最後までご覧いただきありがとうございました。

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