高校時代の恩師に「映画は観てください」と言われ、その一言だけを頼りに毎週早稲田松竹に通ったりもした大学時代。
未だに映画を観ることが何に活きるのか、ピンと来ずにいます。
芸術的な感度が高くなるのか、人生が深まるのか、背景知識が増えて博識になるのか…
確かに映画をコンスタントに週2本映画館で観ていた時期は生活にハリがあったようにも思いますが、それが今にどのように活きているかと言われたらよく分かりません。
もちろん「趣味として映画を観る!」とか「大好きな乃木坂46の主演映画だから!」みたいなのはそれでもちろん良いんですが、先生が言っていた「映画は観てください」は、”を”でなく”は”観てくださいですから、ニュアンスとしては”You have to”なわけです。
いつの日か、映画を「多観」したことの意味を見出だせるときは来るのでしょうか。未不知。