「[ポーランド]ポーランド観光4泊6日の旅(2017年5月)」カテゴリーアーカイブ

ベルリンでラーメンを食べるなら断然ココ!ココロラーメン!

ヨーロッパでのラーメン行脚もついに(ようやく?)5都市め。
デュッセルドルフ、ロンドン(一風堂)、フランクフルト、ミュンヘンと回ってきましたが、今回はドイツの首都ベルリン!
前から目をつけてはいたんですがタイミングがなかなか無く、ついにこの時がきました。

今回はポーランド旅行の帰りに立ち寄ったんですが、不運にも祝日(ホワイトマンデー)。
ドイツには祝日にお店を閉めなければならない法律があるので(ケバブ店や中華店は開いているので、適用はドイツ人が働いている店なんだと思われます)、少しビクビクしながらもお店へ。

伺ったのはこちらのこころラーメン。

本店は18:00からの営業なんですが、恐らくこちらは分店でお昼から開いてます。
ということで、今回の訪問は14:00過ぎ。

最寄駅は、Sバーンと、UバーンのU1、U8が停まるKottbusser Tor駅。

駅から川沿いに出るとすぐ、5分ぐらいです。

お店の前に来ると、営業してました!一安心!
ベルリン・ココロらーめんを外から見た様子

ドイツ人はテラス席が大好きなので(いつも学食もテラス席が大繁盛してます)、外の席は人でいっぱい。
ココロラーメンのテラス席
中に入るとそこまで人はおらず、広々してのんびりした雰囲気でした。
オープンキッチンの厨房。
店内の様子
ラーメンを作っている方は日本人でしたが、ホールに出ている店員さんは現地の方が多いようでした。
アジア系の方に注文を聞かれたので、「あの、日本語…?」と言うも伝わらず、結局ドイツ語で注文しました笑

注文したのは、味噌ラーメン8€(1€=¥120→¥960[以下同一レート])、替え玉2€(¥240)、水0.25L2€(¥240)。
味噌ラーメン。美味しそうです!
コーンが追加トッピング等無く入ってるのはとても好印象ですね。
ココロラーメンの味噌ラーメン
味はというと、美味しい!!
麺は細麺縮れ麺で、湯通りも、硬すぎず柔らかすぎずのいい塩梅。ココロらーめんの麺

スープは、ドロっとしたような濃さはないですが、それでも芯がしっかりしていて力があります。
とはいえ味は繊細で、とても美味しかったです。
日本のその辺の味噌ラーメンより断然美味しいですし、これで960円なら、ドイツという立地を考えたら安すぎるぐらい!

替え玉を注文時に頼みましたが出てこなかったので店員さんに催促。
卓上にあったごまを加えて食べました。
替え玉をいれた様子
元々スープにごまは入ってるんですが、すりゴマが後から入るとまた風味が変わります。
お酢らしきものもあったので入れたんたんですが、ただの油のようでした。
卓上には他に、ブラックペッパーやラー油の用意もありました。

こんな感じでココロラーメン。とても美味しかったです!
空になったラーメン丼
ミュンヘンやデュッセルドルフのラーメン店美味しかったんですが、1杯のラーメンだけで1000円は必ず超えていたので、このクオリティでこの値段はとても安いです!!

ラーメンの種類ももちろんですが、つまみやサイドメニューもとても充実していました。
断言はできませんが、日本風の居酒屋的な使い方もできるお店としてはドイツ一だと思います!(値段の安さも含めて)
というわけで、日本からの観光の際にはあまり需要はないかと思いますが、是非訪れてみて欲しい一店です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

↓他のドイツのラーメン店のレポートはこちらにありますので、是非!↓
カテゴリー:【ラーメン店行脚(海外)】 – TRAVEL PHOTOS

ベルリン歌劇場管弦楽団の公演をBerlin Philharmonieの会場で観てきました。

約半年ぶりのクラシックコンサート鑑賞。
昨年末にもこのBerlin Philharmonieでクラシックコンサートを鑑賞したんですが、それはベルリンフィルハーモニー主催のアンサンブルによるリサイタル。

ポーランド旅行の帰りにベルリンに寄るので公演を調べていたらこれがヒットしたのがこれ。
Staatskapelle Berlin//シュターツカペレ・ベルリン/ベルリン歌劇場管弦楽団によるオーケストラコンサート。
指揮者は、シュターツカペレ音楽監督のダニエル・バレンボイム。
ベルリン歌劇場管弦楽団のチケット
そこまでクラシックに詳しくないので指揮者どうこうは分からないんですが、バレンボイムの名前は知っていたので、「このタイミングを逃したらもう観ることは出来ないかも」ということで即決!
ネットで、上から3番目ほどの席を51€(1€=¥120→¥6120)で。

ホール内の様子はこんな感じ。
オーケストラの演奏だったので、ホールは大ホールでした。
ベルリン・フィルハーモニー 大ホール内の様子
↓昨年末に小ホールで観たコンサートはこちら
言わずもがなの大都会とクラシック音楽・ベルリン(ドイツ)<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day5>/Philharmony/ベルリン・フィルハーモニー

まずは会場の様子ですが、やはり年配の方が多かったです。
若者はほぼゼロ。東洋人は、中国人を一組見ただけでした。
待合室の様子
正装の方も居ましたが、ジーパンにチェックシャツの方なども。
僕は、若者だから許されるだろ!と随分とラフな格好で。
若者がいるだけで珍しいので、そんなに身ぐるみには気を使いませんでした。

演目はというとこんな感じ。
先に言いましたようにクラシック初心者なので、『ボレロ』しか知りませんでした。笑
HARRISON BIRTWISTLE »Deep Time« (Uraufführung)
SERGEJ RACHMANINOW »Klavierkonzert Nr. 1 fis-Moll op. 1«
CLAUDE DEBUSSY »Trois Nocturnes«
MAURICE RAVEL »Boléro«

チケットを取ってからバレンボイムの評判を見ていると、「なんだか面白みがない」「リハーサルをしないなど悪い評判がある」「パリの仕事を手に入れてからおかしくなった」等々あまり良くない噂話ばかりが散見されました。
そんなわけで少し心配しつつ当日を迎えたんですが、クラシック初心者には存分に満足できる内容でした。

一曲目、ハリソン・バートウィッスル の『Deep Time』。この曲は、パーカッションが特徴的なつかみ所の難しい楽曲だったんですが、そのつかみ所の無さ(細かいフィルだとか)を上手く表現しているなと感じました。
楽曲の持つ緊張感で僕は演奏に引き込まれましたが、あまり、観客を寄せ付けるような楽曲、指揮ではなかったように思います。

二曲目のセルゲイ・ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第1番』は緩急が強い楽曲。
バレンボイムは74歳ですが、そうとは感じさせない緩急のある大きな振り。
バレンボイムが大きく振りかぶった後にドーンとくる一体感のある音像は、とても迫力がありました。

そしてここで15分(20分?)休憩。
小腹が空いていたので、プレッツェルを食べました!さすがドイツで、マダムやジェントルマンの皆さん(?)も当然のようにプレッツェル片手に談笑されてました。笑
2.5€(1€=¥120→¥300)。バターが入っているタイプのもので、美味しかったです。
休憩中のホワイエの様子

そして3曲目はドビュッシーの『ノクターン』。
これも緩急のある楽曲でしたが、そこまで強い印象は残ってないです。
歌唱隊と楽器隊の響きがとても気持ちよかったです。

最後は『ボレロ』。
15分ほどの楽曲ですが、バレンボイムが指揮を振っていたのは恐らくトータル3分ぐらい。
イントロからほとんど指揮は振らず、2,3分経った頃に若干の指揮。
その後はずっとバイオリン隊に混じって座ってました。笑
指揮者としては、要所要所でその場で立ち上がり、そこだー!と力を込めるのみ。
指揮者がオーケストラを信頼しているからこそ出来る技だと思いましたし、バレンボイムの「力一杯自分がやれるようにやれ」という隊員へのメッセージのような気もして、さすが巨匠だ〜と感心してしまいました。

こんな感じで、休憩を挟んでトータル2時間半。
終演時の挨拶
ベルリン・フィルハーモニーのエントランス

世界的に名のある巨匠の指揮を見たことがなかったので、「はーこんな感じなのかーすげー」と感心しっぱなしでした。笑
とても、いい経験になりました!

ではでは、
今回のベルリン国立歌劇場管弦楽団コンサート鑑賞記、終了します。
拙いコンサート評(?)でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

世界でも珍しい岩塩坑の世界遺産とポーランド旧都の街並み(旅行記Day3/5)

前日はワルシャワからクラクフへと移動し、アウシュビッツの記念館を訪問。
この日は予約していたヴィエリチカ岩塩坑を朝から訪れ、その後は列車の時間までクラクフの街を散策。
その後は4時間かけてワルシャワに移動し、夕食にポーランド料理を。
思いがけず公共交通のストップに見舞われましたが、どうにか宿に帰り着きました。
では。
2017/6/4 クラクフ(ポーランド)

ヴィエリチカ岩塩坑

ポーランドの世界遺産、ヴィエリチカ岩塩坑。
日本には海塩があるので、塩鉱山はあまりメジャーでないように思います。
このヴィエリチカ岩塩坑は、700年ほど前から1996年と比較的最近まで実際に使われていた岩塩坑。
いまでは世界遺産に登録され、すっかり観光地化しています。

ネット予約も可能で、必ずツアーへの参加が必要です。
日本語は無いので9:00スタートの英語のツアーを予約しました。

当日はホステルをチェックアウトして荷物があったので、中央駅でロッカー探し。
結構簡単に見つかりましたが、硬貨がない!という事で困っていると、荷物預け所が。
コインロッカーは8ズロチほどでしたが、こちらのほうが安い。笑
クラクフ中央駅のコインロッカー
支払いは荷物引取時でした。
街側から駅に入ると右手にチケットカウンターがあります。
チケットカウンターを見て左手の方に荷物預け所はありました!

そして7:40にクラクフ駅を出る列車に乗り、8:00過ぎには塩鉱の最寄り駅へ到着。
クラクフの鉄道
ヴィエリチカ岩塩坑の最寄り駅
駅から塩鉱までは徒歩5分なので、予約は9:00でしたが8:00過ぎには着いてしまいました。

入り口で予約番号を見せて入場券と引き換え。坑内で写真を撮りたければ追加料金が必要なので、10ズロチ(1ズロチ=¥30→¥300[以下同一レート])支払ってシールを貰います。
実際のところはこの制度は有名無実化しているようですが、気持ちよく撮影がしたければ支払い必須です。
荷物は預けた方が楽だと思ったので、歩いて1分のところにある荷物預かり所へ。
ヴィエリチカ岩塩坑の荷物預け所

9:00前にツアー開始の集合場所に行き、ツアー開始!
ツアーの集合場所
まずは階段をひたすら下ります。
地下へと続く狭い道
階段
そして、地下60mほどの踊り場へ。
地下60m
地下の小さな広場の様子

ガイドさんは地味な雰囲気でしたが、見かけによらずでジョークも面白かったです。 2時間退屈しませんでした笑
暗闇で自己紹介をするガイドさん。。
ヴィエリチカ岩塩坑のガイドさん

鉱山っていうと泥臭いイメージがあるかと思うんですが、この塩鉱が凄いのは、地下深くに教会があること。
この教会では、結婚式もあげられるそうです。
ヴィエリチカ岩塩坑内の教会
ヴィエリチカ岩塩坑
シャンデリアももちろん岩塩。
岩塩のシャンデリア
最後の晩餐の模作。
岩塩坑内にある最後の晩餐

そして坑内で面白いなと思ったのは、思ったより木がたくさん使われていること。
塩鉱においては木の持ちが良く、300年ぐらいは使い続けられるそうです。
坑内で使われている木材
坑内にあった巨大な木組み
木

それと、塩湖も3,4か所ほどありました!
こちらは水深6mとのこと。とても水が綺麗でした。
ヴィエリチカ岩塩坑内の塩湖

構内は自然のダンジョン(人工物ではありますが)のようで、とても楽しかったです!!
ヴィエリチカ岩塩坑内の階段
ヴィエリチカ岩塩坑

入場料は60ズロチ(¥1800)ほどですが、クラクフからも30分ほどでアクセスしやすいですし、訪れる価値ありです!!
ツアーの所要時間はちょうど2時間ほど、その後はショップやレストランで自由に過ごせるので、トータル滞在時間は3時間を見ておけば十分かと思います。

あとは、お昼ご飯も地下にあるレストランで食べました。
これで20ズロチ(¥600)。ポーランド料理のようでした!
ポーランド料理

 

クラクフ市街地散策

クラクフの街に戻ったのは13:00過ぎ。
ワルシャワ行きの列車は15:20の予約だったので、少し散策。

旧市街が公園に囲まれているので、観光は容易。
クラクフ旧市街地の地図
日曜日な上にお祭りがあったようで人が多く、あまりのんびりとは観光できませんでした。
クラクフ市街のお祭りの様子
クラクフ市街のお祭りの様子

ですが街並みはとても綺麗。
クラクフ旧市街の街並み
取り立ててこの建物が!というのは無いんですが、散策して公園でのんびりするにはとてもいい場所だなと感じました。
写真で紹介。

旧市街の最も南に位置するヴァヴェル城。
クラクフのヴァヴェル城

旧市街のシンボルとも言える、教会。
日曜日だったのと、入り口にPrayers onlyと書いてあったので入場は避けました。
クラクフの聖マリア聖堂

中央広場の真ん中にある建物。中は土産店が軒を連ねるマーケット。
中央広場にあるマーケット

お土産店でポーランド代表のユニフォームも購入しました!クオリティーはそこそこですが、3000円ほど。
レヴァンドフスキのポーランド代表ユニフォーム表
レヴァンドフスキのポーランド代表ユニフォーム裏
ナイキの公式のものが買いたい方は、中央広場からヴァヴェル城に抜ける道にユニフォーム店がありました!!大抵はレヴァンドフスキのユニフォームでした。笑

↓クラクフの旧市街の地図

 

《移動》Kraków główny/クラクフ中央駅→Warszawa Centralna/ワルシャワ中央駅

昨日同様4時間の移動!!
クラクフ→ワルシャワ間のIC
往路ではWi-Fiに接続出来なかったんですが、今回はしっかり無料Wi-Fiを利用できました。
コンセントも席ごとについているので、バッチリ。

往路同様、学生チケットを買ってしまっていたので追加で料金を払いました。
今回は、新しい券を購入して払い戻しーではなく、差額分を払ってね!のタイプ。27ズロチ(¥810)ほど追加で支払い。

5分ほどの遅延のみで、19:00過ぎに無事ワルシャワに戻ってきました。

 

《宿》Noclegi Krokodyl

宿は、2日前と同じくの場所。
ワルシャワ、クロコダイルホステルの外観

宿については2日目の記事を。

ワルシャワ中央駅から表に出ると空模様が怪しかったので、旧市街で夕食を食べてからと思ってましたが宿へと直行しました。
このことがトラブルに巻き込まれる原因に。。

 

夕食 Zapiecek

2日前にも夕飯を食べたお店の別店舗。
ワルシャワにあるチェーン店で、5店舗ぐらいあるような様子でした。
この日は、幹線道路沿いのお店に。宿からは9番のトラムで10分ほど。
ワルシャワの幹線道路沿いにあるZapiecek

3組ほど前に並んでいましたが、15分も待たずに入れました。

店内はそこまで広くないですが、2日前に行った店舗よりも雰囲気が良かったです。
あと、ウェイトレスさんたちの年齢層も低めでした。(恐らく18〜23歳ぐらい)
Zapiecekの店内の様子

注文はPolish traditional sousage。
ポーランドの伝統的なソーセージってなんぞ?ということで。
ソーセージに、ザワークラウト、パン、2種類のソースが付いて26ズロチ(¥780)。
ポーランド料理のソーセージ
ソーセージは、皮が硬めで中は柔らか。
お肉が粗めで、なるほど確かに食べたことのないタイプのソーセージでした!
ボリュームもあるし栄養バランスもいいので(笑)、かなりオススメです。
あとは、まだポーランドでビールを飲んでいなかったので、大きくメニューに出ていたものを注文。ポーランドのビール
口当たりが柔らかく、透明感のある飲み口。
美味しかったですし、ソーセージにもぴったりでした。

2日前の記事にも書きましたが、このお店は観光客も多いものの現地の人も多く、ポーランド料理を食べるにはうってつけのお店だと思います!店舗数が多いので探すのも楽ですし、オススメです!!

 

帰宿・就寝

そしてここからが問題。
21:00過ぎにお店を出たんですが、トラムを待っていても一向に来ない。
幹線道路沿いを走るトラムだったんですが、その幹線道路をサッカーファンがぞろぞろと横断。
地元チームがポーランドリーグで優勝したようで、たくさん人が溢れていたようです。
そのせいで1時間ほど車両も含め幹線道路が封鎖。ワルシャワの喧騒
封鎖が解けた後も、ダイヤがボロボロになったトラムは走る気配なし。
30分ほど待ってもさっぱりだったので、仕方なく徒歩でホステルに戻ることに。
とは言えトラムで15分の場所なので、歩いたら恐らく1時間強。
それはやってられないと言うことで、短パンにスポーツスニーカーだった事もあり、走りました。
走ったり歩いたりを繰り返しながら、40分ほどで宿へ到着。
思いがけず災難に遭いましたが、運動できたので良しとします笑

 

おわりに

朝から岩塩坑内を歩き回り、しまいに夜にはランニングというとても長い一日でした。
岩塩坑はなかなか面白かったですし、ポーランド料理も2食食べられたのでかなり充実した一日だったとは思います!
翌日はベルリンへ飛行機で移動。ラーメンを食べて、クラシック鑑賞です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
翌日はワルシャワからベルリンに戻り、ラーメンを食してクラシックコンサートを鑑賞します!
ドイツの首都ベルリンで楽しむラーメンとクラシック音楽(旅行記Day4/5)

アウシュビッツ強制収容所を外道とも言える方法で訪れたら案外すんなり見学できた話

こんにちは。
テストとプレゼンがあるのに無理やりポーランド旅行をねじ込んだことを少しく後悔しています。

が、留学前から行きたかった場所四選(他はアイスランド、リスボン、ブダペスト)の一つ、アウシュビッツ強制収容所に行ってきました!
テンション高めで記事を書くのは不謹慎、というか場所自体が陰鬱なので、内容は暗めになるかと思います。
ただ、まともに見学できるかも分からないままに行ったものの上手く見学できたという点では良かったなと思います。
では。目次から興味のある項にお飛びください。

あらすじ(強行スケジュールの概要)

今回のポーランド旅行は4泊6日。
週末に4連休を作れることがわかったので、出発の3日ほど前に旅行自体を決めました。
月曜に決めての木曜夜の出発ということで、あまり検索に時間を費やせず。
なので電車やら宿やらの予約をしている段階で色々とゴタゴタ。
本当は日曜日に行きたかったんですが、数少ない休館日に当たってしまい、断念。
無理して土曜日の夕方に行く以外に選択肢が無くなってしまいました。
しかし、ネットで辛うじて予約ができたのは18:20入場の枠のみ。
終バスが19:45。ネットを見ると見学には3〜4時間かかるとの事ばかり書かれていたので、かなり不安な中アウシュビッツに向かいました。

 

クラクフ駅からアウシュビッツへの移動(バス…?)

ネットの記事で調べたところ、アウシュビッツにはバスで行くと良いと。
13:30頃にクラクフ駅に着いたので、宿に荷物を置きに行くことも考慮して15:00のバスをバスターミナルの窓口で予約。クラクフのバスターミナル
ブログで「このバスが目印!!」と散々書かれていたので白い大型バスを予想してバスターミナルへと向かったんですが、止まっていたのはこのバス(?)。
アウシュビッツ行きのバス
調べたいくつかのブログ記事には、いかにも「アウシュビッツ行きのバス運行は一会社のみ」といった感じで紹介されていたので、なかなか拍子抜けしました。笑
料金は12PLN(1PLN=¥30→¥360[以下同一レート])。
下道を行く地域の乗合バスのような雰囲気だったので、マズイもの摑まされたか?とも思いましたが、紹介されていた他会社運行便と同じく1時間半で到着しました。

 

夕方、予約無しでも入場できました!

調べてわかっていた情報は、アウシュビッツは19:30までの”営業”。クラクフへ戻る終バスは19:45で終電は19:15。
辛うじて予約できた入場時間は18:20(ネット予約にはそれ以上の枠はありませんでした)。
それなのに、見学にかかる時間は軒並み3時間との情報。
何が何やら分かりませんでしたが、どうにかもっと早い時間に入場して時間を作れないかと、アウシュビッツには16:30頃到着しました。

ダメ元でスタッフに声をかけると、あそこのデスクで聞いてみてね〜と。
閑散としたデスク。笑
アウシュビッツ博物館のチケット売り場
今日の当日券(?)残ってないですよね…?とダメ元な感じで声を掛けると、もちろんあるわよ!と。
発券されたのは、17:40入場のチケット!ありがたい!少し入場が早まった!!
アウシュビッツの当日券
入場は30分前から可能とのことだったので、17:10に入場しました。
大きな荷物は持ち込めないので、すぐ横の建物で40PLN(¥120)で預かってもらいます。
現地に書いてあった情報だと、6月は19:30が最終入場で20:30が閉鎖時間ってなってました。
終バスも終電もないのにどうやって営業するやら…と思ってましたが、ほとんどの訪問者はツアーか自家用車のようでした。なるほど納得。

 

アウシュビッツ強制収容所内の様子(ツアーなし、個人で見学するならこんな感じ)

いわゆる「アウシュビッツ」と呼ばれている場所は、厳密には2つの土地に分かれています。
一つは今回巡ったアウシュビッツ強制収容所の博物館。
ここにはクラクフからのバスの停留所があったり、遺物の展示、ガス室の展示などがあります。

そしてもう一方は、ビルケナウ強制収容所。
「アウシュビッツ」と言われて真っ先に思いつくのは門へと続く線路の写真かと思いますが、この線路があるのは厳密にはアウシュビッツのメイン地区から1,2kmほど離れたこの「ビルケナウ強制収容所」なんです。

今回は時間が無かったので、バスで到着したアウシュビッツ強制収容所を見学。
ビルケナウには行かず、バスでとんぼ返りしました。なので紹介するのはアウシュビッツ強制収容所博物館の内部の様子。
上述のように個人入場用の券(無料です)で入場すると、マップが。
アウシュビッツ博物館内のマップ
これだけ見ても釈然としませんが、大まかにはローマ字が振ってある建物が見どころとなるところ。
他のグループ見学者たちの様子を見ていると、”ARBEIT MACHTS FREI”の門(地図上のA地点)を抜けたらまっすぐ進み、右奥手の方からぐるっと回ってくるのが正統なルートのようでした。
立ち寄った展示のある建物と、展示物を少し紹介。

表向きに強制収用所でないことをアピールするため、アンサンブルの演奏が行われた建物。
強制収容所でのクラシックコンサートの様子
演奏が行われた建物
収容者から取り上げた私有物の展示。
取り上げられた食器

収容者から取り上げた靴

収容者のプロフィールの展示。
大量に並ぶ収容者のプロフィール
収容者のプロフィールの展示

処刑前に収容者が身辺を整えた部屋と、銃殺による処刑が行われた「死の壁」。
処刑者用の部屋
ホロコースト、死の壁

空が青々していたのが、この地で行われた惨劇の悲痛さを、むしろ強く感じさせました。
空
ポプラの木と敷地内の様子。
アウシュビッツのポプラの木
敷地内の様子

敷地を囲う鉄線は二重に。
アウシュビッツの鉄柵
アウシュビッツの鉄柵
アウシュビッツの鉄柵

最後は、マップでは左下の方にあるガス室を見学し終了です。
内部の写真は無いですが、ガス室のすぐ隣に人を焼くための窯が並んでたのが生々しかったです。
ガス室

全体として、陽気は初夏といえ、泣いている人がいたり頭を抱えている人がいたりと陰鬱です。ため息しか出ません。

 

1時間ほどの見学ののち撤収

ネットには、「3〜4時間が普通。一日あっても見切れない。」なんて書いてありましたが、普通のガイド無しの観光客なら2時間あれば十分かなといった感じでした。
僕は入場から55分後の18:05に退場。ガイド無しなりに意気込んで行きましたが、この時間で要点どころは押さえられたかなと思います。
何より、現地の空気を感じたかったのが一番だったので僕は十分満足でした。

 

帰りは「ちゃんとした」バスで!学割もあり!

本当はこの後ビルケナウを訪れるのがベターだったんでしょうが、終バスの時間やリスク、CL決勝見たさなどから直帰を選択。
見学コースを出て正面に100mほど歩くとあるバス停から、行きとは違うちゃんとしたバスに乗車!クラクフ アウシュビッツ間を走るバス
学割があると言われ、10ズロチ(¥300)の支払いで済みました。ラッキー!
帰りも1時間半ほどの所要時間で、クラクフの街に戻ってきました。

 

最後に

アウシュビッツ強制収容所見学でした。
前々から一度は行っておきたいと思っていたものの、ずいぶん急なスケジュールになってしまいました。
滞在時間もそれほど長くなかったですが、個人的には十分満足。
アウシュビッツの周辺の様子や、アウシュビッツの施設の作り等、生で感じられたのはとても良かったです。
展示についてはガイドがあった方が良かったんだろうとは思います。また、なにかタイミングがあるなら是非ガイドさんを付けてもう一度見て回れたらなと思います。

そういうわけで、アウシュビッツ見学記でした。
個人訪問者(ツアー無し)向けの情報が少なく不安にもなりますが、あくまでしっかりした観光地。都市からは離れていますが、行けばなんとかはなると思います。笑
では、最後までご覧いただきありがとうございました!