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マドリードの観光名所とは?? 仕方なく、美術館を巡った一日。(南欧周遊記Day14/18)

旅も14日目の終盤戦。先日はサッカー観戦で夜が遅くなりながらも、この日は朝一で駅の窓口へ。
どうにかマドリード行きの列車のチケットを確保し、マドリードに移動。
元々マドリードには丸一日しかいる予定はなかったので、苦肉の策(?)で美術館を2軒はしご。
夜はスペインバル風な、それほど観光者向け感のないお店でワインを飲み、1日が終了しました。
2017/3/20 マドリード(スペイン)

《移動》Barcelona Sants/バルセロナ・サンツ駅→Madrid Atocha/マドリード・アトッチャ駅

朝一からの移動。
というのも、前日の記事に書きましたが、本当は15:00頃の列車に乗りたかったのですが予約が取れない可能性があるとのことだったので、朝6:00過ぎにはチケット窓口へ。
前日の話だと6:00から窓口は開くとのことで、実際に開いてはいたんですが、「マドリード行きの座席を予約したい」と告げると、「いまネットワークが不調で座席の情報が無いし予約も出来ないんだよ〜7:00頃にまた来てね〜」と。
んなわけあるかと思いつつ引き下がってベンチで待っていると、前に座っていた中国人2人組に声を掛けに来るスタッフ。
これは予約できるんじゃ?と思い窓口に行くと、予約が開始されてました。
どうにか7:40バルセロナ発の列車を確保し、一安心。
前々日に夕飯をご一緒した日本人の方達も同じ日にマドリードへ移動予定だったそうですが、チケットは確保できずバスで9時間掛けてマドリードまで移動したそう。
聞いた話だと、この月曜日がマドリードだけ祝日だったようで、その関係で予約が殺到していたそうです。
にしても、2大都市間の割に列車が少な過ぎ。予約はお早めに。。
スペインの高速鉄道
列車は10:10にMadrid Atocha駅に到着。2時間半の快適な旅でした。
マドリードの高速鉄道駅構内
朝食は、マクドナルドでした。
スペインの朝マック

《宿》Far Home Atocha

マドリードからの高速鉄道が発着するマドリード・アトッチャから徒歩10分ほどのこの宿。
ホステルですが、2人部屋もあります。一部屋1泊で40.5€、1人あたり20.25€(1€=¥120→¥2430[以下同一レート])。
Far home atotchaの室内の様子
ホステルというよりも雰囲気は、いまどきな、国内にあるカプセルホテルのような感じ。
何より施設が新しいのと、清潔感がありました。
Wi-Fiは全館に通じていて、共用スペースも広々しているのでチェックイン前後も時間を潰せます。
チェックイン前とチェックアウト後14:00までの荷物預けは無料。14:00を過ぎると2€(¥240)取られます。
メトロ駅まで徒歩2分で、大抵の観光地も徒歩圏内なのですごく便利でした。なかなかオススメの宿です!

Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia/ソフィア王妃芸術センター

本当は夕方に着くはずが10:30頃にはマドリードに着いてしまったので、想定外に暇。
何もしないのも苦しいので、比較的支出が抑えられそうな美術館を2つ巡ることに。
まず1ヶ所目はここ、ソフィア王妃芸術センター。
ソフィア芸術センターの外観
ピカソのゲルニカがあることで有名なこの美術館。
下手したら学生割引があるのでは…として期待して行ったわけですが、まさかの学生入場無料!ありがた!
展示は1600年あたりのものから始まり、戦後のものまであります。
写真撮影可能なので、気に入った作品をいくらか。

『Mujer en azul (Woman in Blue)』Pablo Picasso
Woman in blue
『Un mundo (A World)』Ángeles Santos
a world
『Composition』Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze)
composition

ガイド無しで全館回って、所要時間は1時間半ほどでした。

昼食 McDonald’s

この旅行記の中ではファストフード店での食事はあまり記録してこなかったんですが、マクドナルドを。
ヨーロッパ中色々な国でマクドナルドにはお世話になって来ましたが、恐らくスペインのマクドナルドが一番レベルが高いです。
と言うのも、
①無料Wi-Fiへの接続がワンクリックで簡単
②バーガー+お好み2点のセットが3.9€(¥468)
③ビールが飲める
の3点。
無料Wi-Fiの利用は国によっては登録が必要だったり電話番号が必要だったりするんですが、スペインのマクドナルドはワンクリック!
そして、簡単なセットが3.9€(¥468)ととても経済的。
極めつけにはビールとノンアルビールがラインナップ。
3点セットとノンアルビール2.2€(¥264)で6.1€(¥732)。
スペインのマクドナルドでのランチ
まあ安くは無いですが、レストランに入るよりは圧倒的に安上がりです。
しかも野菜もしっかり取れる、スペインのマクドナルドは本当に重宝しました。

Museo Nacional del Prado/プラド美術館

その後に向かったのは、ソフィア王妃芸術センターから徒歩5分ほどのところにあるプラド美術館。
プラド美術館の外観
こちらの美術館に所蔵されているのはほとんどが宗教画。
宗教画が多いとは調べがついてたんですが、ここまでとは思ってませんでした。
美術館2軒目で疲れがたまっていたのと、宗教画にそこまで興味が無いのとで、個人的な満足感はビミョー。
サーっと回って1時間ほどでした
夕方からは無料で入場できるらしく、沢山の人が。学生は入場無料です。
プラド美術館の行列

Puerta de Alcalá/アルカラ門

プラド美術館から徒歩15分、アルカラ門。
マドリードのアルカラ門
なんて事ないただの門ですが、アルカラという日本のバンドが好きなので、行くしかないだろうと。笑
調べたところ、この「アルカラ」がバンド名の由来というわけでも無さそうです。のでただの自己満足。
マドリードは観光地少ないからな〜程度のノリで行ってみるのはありだと思います。

夕食 BAR CAFETERIA Diego

疲労困憊の中宿に戻り、体力を回復させること19:00過ぎ。
何かしら腹に入れねばと宿の外へ。
スペインバル風の、地元の人が多そうなバーレストランへ。
宿から3分。
スペインバル
赤ワインと生ハムのサンドイッチ(?)を頂きました。
生ハムのサンドイッチ
ワインは適当に出て来たものを飲みましたが、そもそも普段ほとんどワインを飲むことが無いので、生まれて初めて「ぶどう」を感じられるワインを飲みました。
渋み酸味甘みがとてもバランスよく、芯がしっかりしていて美味しかったです。
スペインバルで飲んだワイン
料金は2点で12€(¥1440)。
観光地感、スペイン・バル感を求める方にはあまりオススメしませんが、とてもよい時間が過ごせました。

帰宿・就寝

宿に帰り、特に何をするでもなく即寝です。

おわりに

想定外に早い時間のマドリード着でしたが、美術館を回って、思ったよりも充実した時間を過ごせました。ピカソのゲルニカを見られたことがなによりの収穫。
朝早かったので疲れましたが、とても楽しかったです。
翌日は1日かけてだらだらと、マクドナルドで時間を潰したりしながらマドリード市街を観光。
夜行列車に乗ってリスボンへと移動します。

バルセロナ半日観光とサッカー観戦!(南欧周遊記Day13/18)

前日はバルセロナに午後到着しサグラダファミリア探訪。
バルセロナは観光地の入場料がとても高いので、滞在時間も考慮しつつ、この日は朝からカサ・バトリョとピカソ美術館を訪れることに。
その後はこの旅のメインイベントの一つ、カンプ・ノウでのバルセロナvsバレンシア戦観戦です!
2017/2/19 バルセロナ(スペイン)

Casa Batlló/カサ・バトリョ

グエル公園、サグラダファミリアなど、4,5ガウディの作品として有名な観光スポットはバルセロナに4,5ヶ所ほどあります。
が、サグラダファミリア、カサバトリョ、カサミラの3ヶ所はどれも入場料が20€(1€=¥120→¥2400[以下同一レート])程という観光客殺しな値段設定なので、カサバトリョとカサミラは1ヶ所に絞ろう。
ということになり、ぼくの独断と偏見でカサバトリョの訪問が決定。
カサ・バトリョ。
正面から見たカサ・バトリョの外観
前日に10:15分入場のチケットを購入し、当日は列に並ぶことなく入場。
拡張現実機能付きのオーディオガイドが全員に渡されますが、ヘッドホンしか渡されないので、イヤホンを持って行って良かったなと思います。
全体としての滞在時間は1時間半無いぐらい。
20€(¥2400)越えの入場料は高いなと感じましたが、それでも建築自体は凄いです。
テーマのベースはサグラダファミリア同様に自然や動物にあるんですが、海や水といったテーマが、造形や素材の選択によってより強く表現されてます。
圧巻と言うのかは分からないですが、「こんな建築技法があるのか!」というのがぼくが感じた一番の感想です。
20€に価値を感じるかは行く人次第かなと言うのが正直なところですが、ぼくはこの建築を見ることが出来て良かったと心から思います。(一緒に行った友人は、高すぎだと嘆いていました)
写真と一緒に少し紹介。
動物の脊椎をモチーフにしたという階段。
カサ・バトリョの階段
流線が美しい、2階(1階)のメインホール。
メインホール
ホール内の様子
拡張現実を利用した建物内部の紹介。
カサ・バトリョの全体像
魚のエラをモチーフにしたカサ・バトリョの通気口
滝をイメージしたといわれる、建物中央の吹き抜け階段。
階段
吹き抜け
流線型のオブジェが並ぶ屋上。
流線型の屋上
どれも、とても印象に残る技法と表現でした!!

場所はここです。

 

Museu Picasso de Barcelona/バルセロナピカソ美術館

カサバトリョからは地下鉄に乗っても良かったんですが、徒歩で20分ほど。
古い街並みの残る裏路地にあります。
ピカソ美術館近くのバルセロナの街並み
比較的入場料が安く済みそうだったのと、友人が思ったよりも興味を示していたので、じゃあ行こう!と。
一般14€(¥1680)割引券7.5€(¥900)との情報で、きっと学生は割引あるだろ〜と期待して行ったら、まさかの大学生は入場無料!!
オーディオガイドを5€(¥600)で借り、滞在時間は1時間半ほど。
入場口にあった案内だと、ガイド無しで40分ほど、音声ガイド有りで1時15分ほどの所要時間となってました。
ピカソ美術館のオーディオガイドについての案内
ガイドの日本語は常設展しかありませんが、機械に9999と入力すると言語設定を変更して特別展のガイドを英語で聞くこともできます(勝手に編み出した方法です)!
内容は、もちろんピカソの展示。
ゲルニカを始めとしたキュビズム作品ばかりが有名なピカソですが、彼が辿った様々なスタイルの作品が展示されているので、真新しさも含めてなかなか楽しめるかと思います。
館内作品の写真撮影は禁止です。
個人的に気に入った作品は、『科学と慈愛』。
ピカソ15歳児の大作です。
入場が無料だったことも含めて、なかなか充実度の高いピカソ美術館訪問でした!ピカソ美術館の内部

 

《昼食》Tasta Pa Form Degustació

美術館から宿に戻る途中、さすがに歩き疲れたので、簡単な食事の撮れる場所に。
大通り沿いのカフェ。
バルセロナのカフェに並ぶ軽食
夕食に中華を食べる予定だったので、あくまで軽いものを。
簡単なサンドイッチとエスプレッソ。2.5€(¥300)。
エスプレッソ
安くて美味しくて、とても良かったです。
 

帰宿・《夕食》Bar Restaurant d’Aragó

宿に帰った後は1時間ほど仮眠、この後のサッカー観戦に備えました。
で、夕食。
前日安さと美味しさに感動した中華店に再び。
バルセロナの中華料理店
宿から徒歩10分ほど。その後にバルセロナ→マドリード間の列車を予約したかったので、16:30頃に行きました。
この日は回鍋肉と白米を注文。
相変わらず美味しかったです。ザ・回鍋肉。
スペインで食べた回鍋肉
この2点5.5€(¥660)なのは驚愕です。

 

バルセロナ→マドリード座席予約失敗

翌日にバルセロナからマドリードへと移動予定だったので、17:15分頃に駅の予約窓口へと向かいました。
すると、「窓口は今日はもう閉まってるから、明日の6:00以降にまた来てね。明日はかなり予約が埋まってるから、早めに来た方がいいよ。」と。
17:00に窓口がもう閉まってるって何事?と思いつつ、(翌日同じ窓口に行ったら「ここはチケットカウンターじゃないから他の場所へ行け」と言われました。もしかしたら、チケットカウンターは空いていたにも関わらず間違った案内をされた可能性もあり)引き下がり。
翌日のマドリード行きチケットを確保できないまま、サッカー観戦へと向かいました。
 

サッカー観戦@Camp Nou/カンプ・ノウ

この旅のメインイベントの一つ、サッカー観戦!
この日にバルセロナに滞在出来るよう前後の日程は組みました。
詳しくは観戦記に書いてますのでそちらをご覧下さい。
海外サッカー観戦記!世界トップクラスのクラブ、FCバルセロナの試合をホームスタジアムで観戦!
チケットは事前に公式サイトで92€(¥11040)で購入してありました。
スタジアムの様子を写真で。
カンプ・ノウのメインゲート
カンプ・ノウ19番ゲート前
カンプノウのスタンドからの眺め
バルセロナの試合中の様子

 

帰宿・就寝

試合後は地下鉄に乗り、22:45頃の試合終了でしたが、バーガーキングで夜食を購入し、23:30前には宿に帰り着いてました。
翌日はマドリード行き列車を確保できるかが不明だったので、5:30起きで6:00には宿を出発。
と言うことで、24:00過ぎには就寝しました。
 

おわりに

建築→美術館→サッカーの充実した1日でした!
翌日の列車を確定できず試合後の余韻を楽しめなかったのが悔やまれますが、どのアクティビティーもそれぞれに内容が濃く、とても面白かったです。
翌日は早起きしてバルセロナ・サンツ(中央)駅へ。どうにかこうにか座席を確保してマドリードへ移動、美術館巡りの1日です。
最後までご覧頂きありがとうございました!

ガウディの最高傑作、世界遺産サグラダファミリア探訪とフラメンコの一日。@バルセロナ(南欧周遊記Day12/18)

前日は南仏アルルをさっと観光したのでこの日はバルセロナへと移動。
メインの目的だったサッカー観戦を翌日に控え、サグラダファミリアを観光、パエリアを夕食に食べ、フラメンコで締めるスペインらしい一日でした。では。
2017/2/18 バルセロナ(スペイン)

《移動》Arles/アルル駅→Barcelona Sants/バルセロナ・サンツ駅

アルル→バルセロナの電車乗り継ぎが一日3パターンしかなかったので、一番早い8:09発、乗り換え一回でBarcelona Sants/バルセロナ・サンツ駅(中央駅、長距離列車の発着は全てここ)12:38着の列車に。
まずは8:09Arles/アルル駅発のTER76512に乗車。
アルル駅のホーム
NIMES/ニンム駅に8:40に到着。
9:04発のRSC9731に乗り換え!
バルセロナ行きの特急
定刻の12:38にBarcelona Sants/バルセロナ・サンツ駅に到着です!
バルセロナサンツ駅
 

《宿》Buba house

今回宿泊したのはホステル。
友人の希望が強かったので、部屋はツインで浴室は共同利用。
簡単な朝食(パン、ジャム、ゆで卵、飲み物)込み、二泊一部屋で103.45€(1€=¥120→¥12414[以下同一レート])。 一人一泊25.9€(¥3108)。
浴槽共同のホステルにしては少し高めですが、少し遠いながらも中央駅とサグラダファミリアが徒歩圏内。世界遺産のカサバトリョ、カサミラは徒歩5分圏内と言う抜群の立地で、地下鉄駅も徒歩5分のところにありました!
部屋は2段ベッド一台で、清潔感はありました。
特に浴室(トイレ)は毎日清掃が入っているようで綺麗でしたが、換気が悪いようで、遅い時間に入ると床がびしょびしょだったりしました。。
あと、2つあるシャワーのうち一つは鍵が閉まらないので女性は注意。
バスタオルがベッドの上に置かれてますが、かなり毛羽立つので使用はオススメしません笑

いくらかある不満は「ホステルとしては」許容範囲のものばかりなので、立地が良い点で推せるホステルです!
早朝チェックアウトでしたが、フロントに鍵を置いて行けばOKとの事で問題ありませんでした。

 

《昼食》Bar Restaurant d’Aragó

サンツ駅から宿まで2㌔ほど歩いたんですが、その途中で見つけた中華料理店。
バルセロナの中華料理店
バルセロナの物価が安そうなことは後から分かったんですが、メインのお皿が4€(¥480)前後白米が1€(¥120)と言う、なかなか優秀なお店。
本当は宿にチェックインしてから昼食を食べに出るつもりだったんですが、あまりの安さに即決。
東南アジア人がやっている「中華風」ではなく、中国人がやっているザ・中華!
中華料理店の店内
僕は白米とキクラゲ炒めとコーラを注文。
これで5.5€(¥660)という、西ヨーロッパではなかなか考えられない安さ。
きくらげ炒め
味も、すごく美味しかったです!濃いめの味付けにご飯が進む進む!
パエリア食べたいけど高いからな〜ってなったら、これを挟むとお金も浮いて良いと思います笑
店内ではWi-Fiも飛んでます。

 

サグラダファミリア聖堂/La Sagrada Família

言わずと知れたバルセロナの観光名所、サグラダファミリア。
1800年代から製作が進められているガウディの作品で、未だに完成していません。
2026年完成予定との事でしたが、まあ、無理じゃないですかね。。笑
サグラダファミリアの完成図
常に工事中の、漠然とした外観イメージがあったサグラダファミリア。
サグラダ・ファミリア、裏側

前日の夜に入場と塔への登頂がセットになったチケットを1枚27€(¥3240)でネット購入。
入場は15:15〜15:30、エレベーターの時間は15:45のものを選択しました。
塔から降りた後も聖堂内の見学はできるので(聖堂内からエレベーターに乗り、聖堂内に下ってきます)、エレベーターの時間は入場15〜30分後に設定すれば問題無さそうだなと感じました。
オーディオガイドが無料でついてるんですが、15:15に入場し、ガイドの半分ほどを消費したところで15:45になりました。
オーディオガイドはかなり内容のしっかりした丁寧なもので、現在の建物入口面と出口面の彫刻の解説や、内部の構造をガウディの言葉と共に解説したりしてくれます(もちろん日本語)。

外観のイメージしかなかったんですが、天井が高くて内装は、なんというか、雄大。
サグラダ・ファミリアの内装
ステンドグラスを通して紅い西日が差し込み、ガウディが森林をイメージして設計したという聖堂内部を煌びやかに照らしていました。
ステンドグラスから射し込む光
東側のステンドグラスは緑が基調のものだったので、午前中に行ったらまた雰囲気が違ったんだろうなと思います。
サグラダ・ファミリアのステンドグラス
塔は生誕の塔に上りましたが、それほど登る価値はないかな~と言う感じでした。
エレベーターで上がって、5mほどの長さの街を眺められる橋があり、あとは階段を下るだけ。
サグラダ・ファミリア、生誕の塔の上
生誕の塔の橋
せっかく行ったから上ろう!って言うのは十分アリだなと思いますが、お金が無いのに無理に上ることは無かったな〜と言うのが正直なところ。
そのお金を他のガウディ建設に使った方が充実度は高いと思います。
下りの螺旋階段。
サグラダ・ファミリアの螺旋階段
27€は高いなと言う気もしない事は無かったんですが、行ってよかったです!
ケルン大聖堂(ドイツ)、サン・ピエトロ大聖堂(バチカン市国)、ドゥオーモ(イタリア)等など大きな聖堂にはいくつか行きましたが、建築としてこれほどに優れているものは無かったなと断言できます。是非。
所要時間は、オーディオガイド全編、塔への登頂込みで1時間半ほどでした!
森林を意識したという柱。
サグラダ・ファミリアの天井

 

《夕食》Bosque Palermo

ローマで出会った卒業旅行中の大学院生の方々と、旅程が全く同じだからまたバルセロナで是非お会いしましょう〜と言うことで、夕食を。
夕食に関しては丸投げしてしまったんですが、19:00に宿の前で待ち合わせということで時間が微妙だったので、サグラダファミリアのあとは宿でのんびり。
ご飯どころは、宿のBuba Hauseから徒歩5分。
バルセロナのレストラン
ホステルで安くて美味しいと紹介されていたそうで、予約して下さってました。
パエリアは1人前10€(¥1200)、サングリアが1ℓで12€(¥1440)。
お肉のパエリアが2人前と魚介のパエリアが2人前の合計4人前。
お肉のパエリア
魚介のパエリア
オリーブ盛り合わせとベーコン。
オリーブ
ベーコン盛り合わせ
サングリア。
サングリア
これを5人でつついて60€(¥7200)ほど。
さすがは宿で紹介されているだけあって、とても美味しかったですし何より安かったです!素晴らし!
アクセス良く、安く、美味しく、口コミも良し。という、言うことなしのお店でした。
レストランの店内の様子

 

TARANTOS(フラメンコ鑑賞)

これまた先輩方が調べておいて下さったイベント、フラメンコ。
フラメンコ会場
場所は、ご飯を食べたレストランから徒歩で30分弱の場所。
バスに乗っても良かったんですが、腹ごなしにと言うことで。
21:30からショーが開始で、到着は21:30ジャスト。
割引券を用意して頂いていたので、10€(¥1200)で入場。
あまりにギリギリだったので座席は無く、立ち見で鑑賞。
言うてしまえばフラメンコに対する知識がほとんど無かったからなんですが、イメージ以上に力強く、迫力がありました!
フラメンコを踊る女性
ショーは3本立ての合計45分。
男女の踊り→ゲストを入れての演奏→男性の踊りといった流れ。
とても充実してました。
フラメンコを踊る男性
終演
思いがけず観たようなところもあったんですが、今思うと、これを観ずして日本に帰れるか!と。笑
スペインを訪れたならば、必見です。

 

帰宿・就寝

帰りも徒歩でトボトボ帰り、宿に着いたのは23:00頃。
翌朝は特に早く無かったですが、いかんせんここまで就寝が早めの生活が続いていたので眠気はピークに。
シャワーを浴びて即就寝です。12日目が終了。
 

おわりに

朝から移動し、午後はスペインらしい、バルセロナらしい時間を過ごすことができました。
スペインのイメージは、景気も悪くて軽犯罪も多い、なんとなく安っぽい、っていう失礼なものだったんですが、全然そんな事はありませんでした。
何より街中の様子。
道が広くて整然としていて、まるでニューヨークのよう。
バルセロナの大通り
それほど物乞いも多く無かったですし、イタリアには劣りますが、スタイリッシュな印象が僕の中にはつきました。
翌日は、丸一日ゆるめにバルセロナ観光。
夜はバルセロナvsバレンシアのリーガ第29節観戦です。
最後までご覧いただきありがとうございました。

南フランスの小さな世界遺産都市、アルルを観光(南欧周遊旅行記Day11/18)

世界遺産を巡る、的な番組で紹介を見て、日本にいる時から行ってみたいなと思っていたアルル。
アムステルダムのゴッホ美術館に行った際に彼がアルルで描いた作品をいくらか観て、より一層訪問欲が湧いていたのでした。
ということで南仏アルル。小さな観光都市で、博物館に入るお金も無かったので、半日かけて街中を巡りました。ではでは。
2017/2/17 アルル(フランス)

《移動》Nice Ville/ニース ヴィレ駅→Arles/アルル駅

9:19ニース駅発のTGV9866便に乗車し、まずはMARSEILLET ST CHARLES/マルセイユ駅を目指します。
TGVの車両
そこで地域鉄道(TER)に乗り換えの予定だったんですが、TGVが15分ほど遅延。
乗り換え時間は19分の予定だったので、どうにかこうにか乗り換えに成功。
12:17発TER79514に乗り、ARLES/アルル駅まで約1時間の旅。
13:23にアルル駅に無事到着です!
ニース駅の外観
ニースもなかなか落ち着いた雰囲気の駅でしたが、アルルはさらに田舎の香りが。笑

《宿》Best Western Atrium

駅近や観光地の中心は少しお高めだったので、若干(徒歩5分ほど)中心から離れた三つ星のこちらのホテルを。
ホテル、ベストウエスタンアトリウム外観
外観はボロめですが、全面改装したんだろうな〜と察しのつく綺麗な内装。
部屋も綺麗で、お茶の用意があったりと3つ星ホテルだな〜と言う感じ。
料金は、2人一泊67.3€。一人あたり33.65€(1€=¥120→¥4038[以下同一レート])。
駅から徒歩10分強と小さな町の割には遠めですが、清潔感はありますし観光にも便利なのでここにして良かったなとは思いました!
朝食は、5€(¥600)のものか12€(¥1440)のバイキングを選択可能でしたが、翌朝は早めだったので購入せず。
アルル宿泊で料金、立地、設備のバランスを取ることをお考えでしたらオススメできる宿です!!
お部屋の様子。
ホテルのお部屋

昼食 Le Naan’s

昼食はまともに食べないことが多かったこの旅ですが、なんだかお腹が減っていたので宿から徒歩2分のハンバーガー&ケバブ屋さんに。
ケバブ店の外観
単品でも良かったんですが、お腹が減っていたのでケバブセットを。7€(¥840)。
ケバブセット
ケバブは、ナンの生地に具材を挟むスタイルのもの。
ケバブ
普段ドイツでは3.5€(¥420)ぐらいで単品のケバブを食べてるんですが、7€出す価値あり!と思える美味しさのケバブでした!
何よりナンの生地が独特で美味しいのと、お肉もボリュームたっぷり。
店員のお兄さんも、英語が結構できて気さくな感じでした。
お店の写真を撮っていると、SNSで宣伝してくれよ!と言ってました笑
ケバブ店の店内

アルル市街散策

アルルの街中を散策!
小さな町で、博物館を見て回ったとしても丸1日で済みそうな広さなので、ほんの半日で、徒歩圏のハイライトだけ。
ローマ遺跡と、ゴッホゆかりの地を回りました。

Saint-Trophime church/サン=トロフィーム教会

言ってるそばからローマ遺跡ではない普通の教会。
サントロフィーム教会の外観
石造りで、建物の中も石の匂いがします。
教会の内装
空気もひんやりしていて、他の多くの教会とは違った異質な感じがしました。

Arles Amphitheatre/アルル円形闘技場

アルルで一番の観光名所。
ローマの円形闘技場ほどの大きさはないですが、それでも迫力はあります。

場所は町の中心。
入場料は学生6€(¥720)でした。社会見学と思しき小学生は居ましたが、それ以外の入場者はまばら。
闘技場の内部
内部を下から
訪問は3月でしたが、闘牛が行われる夏場はもっと活気があるものと思われます。
仮座席
ただ、ローマと違って人が少ないのも、それはそれでのんびりした雰囲気があって良かったです!
闘技場の主。


Baths of Constantine/コンスタンチヌス共同浴場跡

せっかくあるから様子だけ見に行こう、程度で訪れたこの浴槽跡。
ローマ浴場跡地
入場料が学生2.2€(¥264)と安めだったので入場してみることに。
施設は、値段相応のそれほど大きくないもの。
解説もそれほど無いです。
せっかくだから入ってみようーぐらいの感じならありかも知れませんが、特に面白いことは無いです。笑
ローマ浴場遺跡
「ほんとに大したことなかったね笑」、みたいな感想が出るのがせめてもの幸いと言った感じ。
浴槽跡の遺跡は、イギリスバースのものが素晴らしいのでそちらに行くことをオススメします。。

The Yellow House/黄色い家

ゴッホがアルル滞在の年間住まいとして居た黄色い家。
実際に絵に残って居て、アムステルダムのゴッホ美術館に所蔵されています。
実際に場所もわかっているわけですが、家自体は取り壊されてしまって居て、跡地にはビルが。
ゴッホの黄色い家の現在の様子
奥に線路がある事から跡地であることは実感できますが、これも浴槽跡同様に過度の期待は禁物です。
ゴッホ宅跡地

Rhône/ローヌ川

ゴッホの作品、『ローヌ川の星降る夜』に描かれているローヌ川。
訪問は昼だったので、あ〜これがローヌ川か〜程度の感想。笑
ローヌ川
排水がそのまま流れ込んでいるようで、かなり汚れて居ました。。
街からすぐ出られるので、是非。

La Boutique Forum/フォーラム広場

ゴッホの作品『夜のカフェテリア』に描かれた”とネット上で言い伝えられている”カフェがこの広場にあります。
詳しくは調べなかったんですが、確かにそれらしいカフェはありますし、ネットにはそのカフェの写真が大量に投稿されてます。
が、カフェの名前は「Van Gogh cafe」。それに、絵に合わせることを狙ったような黄色の外装。。
ゴッホの絵画に出てくるカフェ
正直、当時のカフェがそのまま残っているというような雰囲気では無かったなというのが個人的な感想です。
真偽は不明。

帰宿・就寝

スーパーで夕食にサンドイッチを購入し、早々と16時過ぎには宿へ。
スーパーで購入したサンドイッチ
博物館を回ることもできたんですが、疲れて居たのとお金がそれほど無いのが相まっての選択です。11日目が終了です。

おわりに

半日だけのアルル観光でした。
書いてみるとネガティブな感想が多い気もしますが、実際にゴッホが晩年を過ごした地。実際に訪れることが出来て良かったです!
それに、円形闘技場やローマ遺跡といった、2000年近く前に造られた遺跡群に触れることが出来たのも、とても楽しかったです。
パリやニースに比べれば知名度の劣る観光地ですが、夏場は闘牛が行われたりと活気が出るんだろうと思います。
是非フランス観光をお考えの方は候補に入れてみてください!
最後までご覧頂きありがとうございました!