ポパイ村の対岸からエントリー

マルタ島ダイビング記。地中海ダイブの魅力と欠点は…?

ドイツでの留学の全日程を終え、ヨーロッパでの最終目的地、マルタへ。マルタに行った一番の理由は乃木坂46関連のあーだこーだなんですが(別記事に書いてます)、結果的に滞在した5日間中、丸4日をダイビングに消費しました。
マルタへわざわざ日本から潜りに行こうっていう方はなかなか少ないかとは思いますが、ダイビング記と共に、マルタダイブの良さ悪さ、利用したショップの紹介等しようかと思います。
2017/8/4~2017/8/8 マルタ共和国

1. マルタダイブの魅力

なによりも沈船です!1に沈船2に沈船、3に沈船。
マルタ島の周辺にはたくさんダイブスポットがありますが、特に沈没船が沈められているスポットが多くあります。多くは観光庁がダイビング用に沈めたものですが、中には実際に戦争中に沈んだものもあります。ですが戦時中の船はほとんど原型を留めていませんので、見ごたえがあるのは観光用の沈船です。
今回4日間潜った中で一番迫力があったのは、P29という沈没船。元々巡視船だったということで、かなり状態もいいです。ですので、ガイドさん次第では船の中にも入れます。
P29の船首
船内へ
P29沈没船の船内
ダイバー
横から見た沈没船の機関銃

p29

他にも3隻ほど沈没船を見ましたが、どれも似たようなものなので、よほど沈船に興味が無い限りは飽きるかと思います。
沈没船


あと感動したのは、ダイバーしか入れない洞窟のあるスポット。
洞窟の中にはホールのような空間があって、異世界にいるような、不思議な気分が味わえます。

マルタの洞窟の内部
洞窟の中から見た外の海が真っ青で、とても感動しました。
洞窟の出口

今回はアドバンスド・オープンウォーター取得のコースだったのでボートダイブは一切なかったんですが、ビーチエントリーも楽しかったです。砂浜からのエントリーもしましたが、高い堤防からの飛び込みだったり、岩場からエントリーしたり、ハシゴを下ってみたり。
いかんせんダイビング歴が浅いのであまり比較はできないんですが、マルタでのビーチエントリーは個人的にとても楽しかったです。
飛び込みでのエントリー

ポパイ村の対岸からエントリー

 

2. マルタダイブの欠点

一方での欠点。何よりも、魚が少ないです。
いくらなんでも海ですので、少しはは魚もいます。ですがダイバーの目を引くような、魅力のある魚や大きな群れなどはほとんど無し。
タコ、ウツボ、カニ、タツノオトシゴなどはちらほら見ましたが、それほど生物に期待をしている人はいないような雰囲気で、沈船目当てだったり、バカンスの合間にせっかくだから潜ろうか~といった雰囲気のダイバーが多かったような気がします。
タコ
マルタでのダイビングで見られるタコ
ウツボ
マルタのウツボ
マルタのウツボ
カニ
カニ
カニ

あとは、視程もあまり良くない日が多かったです。もちろん日によって状態は違うんでしょうが、島国とは言え観光地で人が多いのが一要因だと思います。

それと、ダイブスポットが島中を点々としているので車での移動が多いことも欠点の一つかと。セブでのダイビングだと、ダイブショップからボートで出発!っていう場合が多いので、これは少し体力的にキツかったです。
DIVE SYSTEMマルタのトラック
移動中の様子
マルタ島のダイビングスポット一覧

最後は、これは文化かな~と思ったんですが、機材の運搬や洗ったりをこちらがやらねばならない部分が多いことですかね。賃金の安い現地の人がいる土地では肉体労働(ボンベ運びとか)やら雑用やらをやってくれる方々がいますが、マルタはほぼ全スタッフがヨーロッパの他国から来ている方々。現地の人もいますがそれでも給与水準は高いので、どのスタッフも待遇は同じ。
という事もあって、我々が働く部分が多いのかなと感じました。

 

3. 利用したダイブショップの紹介’DIVE SYSTEM MALTA’

今回利用したショップはこちら、’DIVE SYSTEM MALTA(ダイブシステムマルタ)’!
DIVE SYSTEM MALTAの外観

アドバンスドのライセンス講習を受けるつもりだったので、利用したショップはこちらの一件だけ。ネットでショップを探したんですが、ここが一番サイトの作りがしっかりしていたので、信頼できそうだなと思い予約しました。
メールの返信が遅めでヤキモキしたりもしましたが、現地を訪れてみると受付のスタッフさんも皆さんフレンドリーで温和な方たちでしたし、ガイドの方々も悪い人には一切当たらず皆さんいい人たちでした(無骨そうな方は一人居ましたが、どこかおちゃめな感じがあって面白かったです笑)。

お店があるのは、首都バレッタからは車で30分ほどの場所にあるスリーマ地区。スリマの中心からは徒歩10分ほど外れてるんですが、スリマの海沿いを走るバスはどれもダイブショップの前を通るので、アクセスはとても良いです。
DIVE SYSTEM MALTAの前の海

2階(1階)が受付とダイビンググッズのお店。受付には常に2,3人は人がいて、大きなショップだな~と。
DIVE SYSTEM MALTAのショップ
DIVE SYSTEM MALTAのショップ

1階(GF)にシャワーやロッカー(鍵付き)があり、車への荷物の積み込みなどはここでします。トイレは2つありますが、朝行けば綺麗かな…という印象でした。シャワーは、たまに水しか出なかったりしますがそこは忍耐。。
DIVE SYSTEM MALTAの1階の様子

今回このショップで8本潜りましたが、選んでよかったなと思います!
とても大きなショップだったので、色々な国籍のガイドさんと潜れたのが個人的にはとても楽しかったです。あとは受付の方もとてもいい人たちで、お別れする時は4日しか通っていなかったもののなんだか名残惜しかったです。

 

4. マルタで潜ってみたトータルでの感想

とても楽しかったです!!
そもそもフィリピンの数か所と小田原(笑)でしか潜ったことが無いのでどこで潜っても新鮮な事だらけではあると思うんですが、ともかくも新鮮なことが多かったです。まず、白人だらけの環境で潜るのが初めて。ガイドの人も全く日本語の分からない方々。沈没船の多さ。ポイントまでの車移動の多さなどなど。
全体として面白い部分のほうが多かったですが、いつも潜る時は生き物の写真を撮っているので、魚が少ない(ウミウシはゼロ)のは少し残念でした。欧州圏で魚が見たい方は、マルタよりもエジプトで紅海に潜ると良いと思います。

最後にダイビングの記録を載せますので、よろしければ参考にして下さい!
最後までご覧いただきありがとうございました。

 

5. ダイブ記一覧

【ダイビング記】1941年に沈没した戦艦へとダイブ!初地中海 マルタ共和国 1日目(2017/8/4)
【ダイビング記】マルタで一番の見所?巡視船P29で船内探索や記念撮影も マルタ共和国 2日目(2017/8/5)
【ダイビング記】静寂の洞窟へとダイブ マルタ共和国 3日目(2017/8/6)
【ダイビング記】久しぶりの一日3本。AOWを取得!! マルタ共和国 4日目(2017/8/7)

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