シベリア鉄道2日目。ここまで非常に快適な旅路でしたが、昼前にエカテリンブルク駅にてアジア系の出稼ぎ労働者たちが大量に乗車。一気に気分が下がりましたが、どうにかこの日は乗り切りました。
(2018/10/16)
シベリア鉄道2日目
起床は8:20。
耳栓はしていましたが、前日22:00前早寝にしたこともあり早めに起床。
目覚めると雪の中、銀世界(と言うには降雪量がやや少なめですが笑)。
この日の朝食にはコーヒーを飲もうと決めていたので、車掌室でコーヒーを購入し、スーパーで買い込んであったチョコレートと共に。
11:00頃エカテリンブルク駅に到着すると、ホームには大量の中国人と思しき人影が。
前日話をしたアルメニア人の青年も「中国人ぽいね」と。
とにかく荷物の多い輩ばかりで、かなり車内は空いていましたが、一気にすし詰め状態に。
そして乗り込んできてみると、彼らはまさかの北朝鮮人(後ほどキルギス人と判明しましたが、当日書いたままの内容で続けます)。
そもそも何語を喋っているのかさえ分かりませんが、胸に肖像入りのバッジをしている人がいたり、パスポートにハングルが入っていたので北の人間たちだろうと思います。
そもそも北朝鮮に対して嫌悪感があるのに、そのうえ大量、しかも全員肉体労働社と思しきおじさんやら青年やら。
一人で使っていたボックススペース(6人収容)も、全て北朝鮮人のおじさんたちで一杯に。
日本人が急に5人入ってきても嫌気がさすであろうシチュエーションで、しかも北朝鮮人。
そもそも荷物を盗まれたりしそうなので警戒度を上げ、食欲も減退したので昼食は無し。
しかも乗車早々、机を使って飯が食いたいからそこ(窓際)をどけ、と言ってくる輩。
彼らは全く英語を理解しないので反論もできず、無視を決め込んでこの先面倒な旅路になるのも御免なので仕方なく席を譲り、自分の居住スペースが汚されそうでイライラしながら彼らを眺める。
ほんとに図々しく人のパーソナルスペースに対する感覚が薄い人が多いんですが、これが北朝鮮人だからなのか、出稼ぎの肉体労働者だからなのかは不明。
夕方前になると車内も比較的落ち着いては来ましたが、彼らはいかんせん30人ほどの集団なので、引っ切り無しに僕の席の横にやってきては雑談をする輩がたくさん。
こんな環境の中で二日後の21:00近くまで過ごさねばならないのかと考えるとかなり渋い。
イルクーツクでの途中下車を挟むことにしたのはあまりにも酷い車両に当たった場合を考えてのことだったんですが、考えていた「あまりにも酷い」の下を行く最悪のシチュエーション。
この状況を下回る環境での旅はまず無いと思うぐらいの環境の悪さなので、つくづく途中下車を挟むことにしておいて良かったです。
で、夕方には前日同様食べ物売りの車掌さんが来たので50ルーブルにて何物かもわからず購入。
揚げパンの中にソーセージが入っているような感じで、とても美味しかったです。
それに加えてビタミン剤やらも摂取し、この日の食事は終了。
席を立つと朝鮮人に自分の席に座られそうで、車掌室への買い物にも行きたく無かったので。笑
合間の時間はひたすらkindleで読書をして時間潰し。外の景色も全く撮影出来ず。
そして就寝は22:00頃。
そんなこんなで、とても居心地の悪い3日間がスタートしてしまいました。この先、どうなるやら。
最後までお読み頂きありがとうございます。
行程詳細
8:20 起床
9:00 朝食(チョコレート・コーヒー(40ルーブル)
11:00 エカテリンブルクにて大量の北朝鮮人乗車
17:00 夕食(オレオ・みかん・ビタミン剤・車販のソーセージ風の何か(50ルーブル))
22:00 就寝