エズの植物園からの眺め

鷹の巣村エズの街並みと富豪の集まる華やかな都市モナコを1日で日帰り観光。(南欧周遊旅行記Day10/18)

ニース近辺で、行きたいなと思いチェックを付けていたエズ村とモナコにこの日は小遠征。
初めはバスでニースとモナコの中間地にあるエズ村に向かい、その後はバスと電車でモナコ市街へ。
17:00頃にはニースに戻り、中華を食べて早々と床につきました。
では、ご覧ください。
2017/2/16 エズ村(フランス)・モナコ(モナコ公国)

《移動》ニース市街→エズ村

まずはニースの市街からエズ村へと移動。
エズ村へのアクセスは、ネットで調べたところ大まかに3パターンほど。
①ニース市街からバス
②ニース(orモナコ)からエズ駅へ鉄道移動→徒歩1時間半or1時間に一本のバスで30分
③モナコからバス
今回は①でエズ村へと向かい②のルートでモナコへと向かったのでその方法をご紹介。

今回利用したのは、ニース市街、Vaubanのバス停から出る82番のバス。
バス停はここ。

ネットで調べて出た時刻表が2014年のものと古かったので心配でしたが、2017年3月も同じものが使われてました。
2017年3月に有効だった時刻表のPDFは下に。
Timetable 82
この82番の時刻表のうち、上段が平日、下段が祝日ダイヤ。
青字の部分は112番のバスで、112番はエズ村の停留場以降はモナコ市街に向けて山を下ります。(こちらの112番バスは祝日の運行がないので注意)
こちらは112番バスの時刻表PDFです。
Timetable 112
Vaubanのバス停へは、Nice Ville駅周辺からはT1のトラムで15分弱1.5€(1€=¥120→¥180[以下同一レート])。
Palais des Expositionsの停留所で下車し、徒歩2分。
エズ行きのバスが出るバス停
バスターミナルなので乗り場はたくさんありますが、当時は奥から2番目のレーンでした。
人が比較的多く集まっていたのですぐに発見。
エズ行きのバスが出るバス停
9:00のバスに合わせて行ったんですが、9:00発の112番バスが待てど暮らせど来ず。
9:45分頃に10:00発の82番のバスが停留所に到着。
そして何故か、112番のバスも到着。10:00に82番と112番のバスが同時に出発しました。(休日ダイヤと言うわけでもないので、なぜ1時間ジャスト遅延したのかは謎です。)
30分ほどでEze Village停留所に到着!!
予定よりも1時間遅れましたが、どうにか辿り着けました。

基本はダイヤ通りに走るはずですが、もしバスが来なかった際は忍耐強く待ち続けてみて下さい。
エズ村ではその後の時間の82番も112番も見掛けたので、運行がないと言うことは基本ないと思います。
この情報は2017年3月のものです。
需要はありそうだったので廃線等はそう無いと思いますが、心配な方は「Bus Nice 82」などで念のため検索を掛けてみることをオススメします。

エズ村散策

エズ村で観光客がお世話になるのは、幹線道路沿いのスーパーやレストラン等の連なる区域と、そこから南に坂を上った先にある旧市街区域の大まかに2ヶ所。
バス停に着いたら、まずは旧市街に向けて坂を上ります。
まるで中世にタイムスリップしたかのような、石畳石壁の狭い道が迷路のように広がっています。
雑貨店が多かったり、とても雰囲気が良いです。
エズの旧市街の様子
エズの旧市街
全ての道を歩いても10分〜15分ほどで回り切れそうな、そんな小さな地域です。
本当に、おとぎ話の世界のような雰囲気。
エズ村の旧市街の様子
そして、西の方に上がっていくと絶景が望める植物園があります。
お店で飼われていた子。
犬

Jardin exotique d’Éze/エズ熱帯植物園

景色を眺めるだけのもんだろうとタカをくくっていた植物園。
入場料は、一般6€(¥720)学生3.5€(¥420)。
植物園の掲示板
中はかなり広く、崖に作られているのでアップダウンが激しいです。
熱帯と言うだけあって、サボテンなどの展示が多数。
植物園の展示の様子
大きい丸いサボテン
小さめのサボテン
そして、海、山、町を望む絶景!!
エズの植物園からの眺め
庭園の最頂部には遺跡のような展望デッキがあります。
最高点の展望スペース
最低部には、のんびり日光浴でも出来そうなスペースも。笑
日光浴ができそうなベンチ
エズ村の山腹側も眺められます。
エズ村の様子を俯瞰で
ダラーっと景色を眺めていたので、滞在時間は30分ほどだったかと思います。

L’église d’Éze/エズ教会

植物園を出て1分のところ、植物園の中からも見えるこの教会。
内装は、トリコブルーが基調の珍しい色合いでした。
エズ教会の内部
それほどスポットも多く無い小さな村なので、村を訪れた際には是非。

《移動》エズ村→モナコ

エズ村からモナコへと移動。
本当は11:30頃の112番のバスで直接モナコに出るつもりだったんですが、到着が1時間遅れたために村で取れる時間が1時になってしまったので、12:35Eze Village停留所発の83番バスでエズ駅まで出るルートを取ることに。
途中はなかなか険しい下山道。ヘアピンカーブの連続です。
バスから見た鷲の巣村、エズ
そして、特に遅延もなくエズ駅前のGare SNCF Eze停留所に13:00前に到着。
コートダジュール地方のローカルバス

13:11発の列車に乗り、10分ほどでMonaco Ville駅に到着。
少しイレギュラーにはなりましたが、エズにもたっぷり2時間居られたのでよかったです。

モナコ市庁舎(入国スタンプ入手)

モナコ駅の出口から徒歩15分ほどの高台には観光名所が幾つか。
まずはモナコ市庁舎へ。
モナコ市庁舎の外観
と言うのも、パスポートにモナコの入国スタンプを押してもらえるとのことだったので。
場所に確証がなかったんですが、受付でスタンプが欲しいんですがーと伝えると慣れた様子でガコンッと。
モナコの入国スタンプ
モナコの入国スタンプ、ゲットです!もちろん無料!笑

Saint Nicolas Cathedral/ニコラス大聖堂

市庁舎から徒歩2分のところにある大聖堂。
石造りで、立派です。
ニコラス大聖堂を正面から
内装も、石が基調の無骨な造り。
ニコラス大聖堂の内装
思った以上に奥行きが広く、広々してました。

Le Palais des Princes de Monaco/モナコ国王邸

この区画に坂道を上がってくるとまず目に入る、公邸前広場に悠然と佇む建物。
そこまで、外観がすごい!!ということもないですが、モナコの端正な建物群に馴染む、優美な造りだなと感じました。
モナコ国王の邸宅
入り口正面の通路に柵を越えて立ち入ると警備員に怒られるので要注意です。。

ジェラート L’Atelier du Glacier MONACO

散々喉は乾いていましたが、どこかでジェラートを食べるまで我慢!としていたので、ようやくのジェラート店。
モナコのジェラート店
国王邸のある崖上の区域から下った先、海へと抜ける通りにありました。
2フレーバーで4.5€(¥560)。ティラミスとラムレーズンをコーンで。
ダブルのジェラート
ざっと歩いてみた感じジェラート店は街中には少なそうな様子でした。
トリップアドバイザーのシールも軒先に貼られてましたし、特にラムレーズンが美味しかったです!
モナコに行くことがあるようでしたら、オススメのジェラート店です!

Casino Monte Carlo

そしてそこから徒歩で15分ほど。
金持ちの集まる国モナコで最高峰のカジノ。
お店の前には超高級車が悠然と構え、その前をモナコのカジノの外観通る車も高級車ばかり。
ゲームエリアの手前までは内部にも入れますが、なんだか尻込みしてしまい写真も撮れず。笑
車好きの友人は、あの車がああでこの車がこうだ!!と、とてもアツくなってました。高級車が好きな方にオススメのスポットです(?)。
カジノ側からの眺め

《移動》モナコ→ニース

歩いて10分ほどでMonaco Ville駅へ。
地域鉄道でNice駅へと戻りました。
ニース駅の外観

夕食 China Fast Food

宿から徒歩1分、Nice Ville駅からは徒歩2分のこのお店。
ニースの中華料理店の外観
中華があると食べたくなるのは留学生のさが。と言うことでニース最終日の夜でしたがこちらに。
ショーケースに食事が入っていてそれぞれに値段がついていましたが、春巻き、白米、炒めものの3点セットで8.7€(¥1044)と言うのがあったのでそちらを。
中華料理店の料理一覧
キクラゲを使った炒め物を選んで、こんな感じに。
中華セット
日本米ではないのでお米から東南アジアの香りがしましたが、それでもボリュームたっぷりで美味しかったです。お腹いっぱい。

帰宿・就寝

徒歩3分のところにあるスーパーで牛乳と夜食のマカロンを購入し、宿へ。
フランスの牛乳とマカロン
23:00頃就寝しました。10日目が終了です!

おわりに

ニース→エズ→モナコと3村街を巡ったとても濃い一日でした!
ニースは前の記事に書いたように、どこか「ただの都市」という雰囲気が否めませんでしたが、エズ村の持つ独特の落ち着いた雰囲気、モナコの持つリッチでハリのある空気感をそれぞれ1日のうちに感じられたのは、とても楽しかったですし印象に残りました。
2ヶ所ともニースから日帰りで巡れる村街ですので、是非訪れてみてください!
日本では到底味わえない(ニースもそうですが笑)空気がどちらの街にもあります!
では、最後までご覧いただきありがとうございました。
翌日は今回の旅での南仏最後の町、アルルへと移動。
軽くアルル市街を観光散策します。

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