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2016/12/5 BABYMETAL~RHCP UK tour@London O2~

BABYMETALを観に行って来ました。
レッチリ(Red Hot Chilli Peppers)のツアーゲストとしてUKでの8公演に帯同するBABYMETAL。
ワンマンは行ったこと無いんですが、曲は聴くし、フェスでも3回ほど。
ヨーロッパで日本のアーティストを観るっていうのは一つ目標だったので、
レッチリも観れるなら一石二鳥だ!!ということで。

ロンドンは、O2アリーナ。

O2アリーナの最寄は’North Greenwich’駅。
ノースグリニッジ駅
天文台で有名なグリニッジ(Greenwich)です。中心街からは電車で20分ほど。
駅からは徒歩5分もせず着きます。矢印通り進めばいいので、迷うこともまず無し。
駅前から見たO2アリーナO2の内装

入り口近くのアリーナ入場口。
O2アリーナ入口ゲート
O2はロンドン最大規模のアリーナで、収容人数は2万人との事。

18:30開場で、開演は19:30。
入場は駅から一番遠いHゲート。

O2の中は、ひたすら寒いです。アリーナの中はあったかいですが、建物内の飲食街は外と変わらない寒さ。

建物の作りが良くわかってなかったんですが、’O2’っていう大きな複合施設があって、その中に飲食街やアミューズメント施設があり、それらと同じようにアリーナがあるって感じです。館内マップ。
O2アリーナ内部地図
物販は駅近の入り口を入ったら左手。入ればわかります。
O2アリーナ物販の様子

予定通りの18:30ちょうどに入場開始。入場前の様子簡単なセキュリティーチェックがあります。
ライブ会場でも金属探知機ゲート
一眼は持ち込み禁止だろうな~と思ったので持って行ってなかったんですが、やっぱり持ち込み禁止。
ただ、前に並んでたお兄さんは普通に持ち込んでました。笑
O2アリーナ持ち込み不可一覧
あとは、大きい手荷物も持ち込み禁止です。
O2アリーナ持ち込み手荷物サイズ
これより大きい場合は1つ10£(現在レートで1400円とか)で預けてね、とのこと。

飲食物の持ち込みも禁止なので、入場後に500mlのspriteを。3.2£。いま思うとアホですね、500円近く取られました。売る方も売る方ですが買う方も買う方。笑 館内の規定だとかなんとかで、キャップはその場で破棄されてしまいます。

まだ会場内には入れないよ~との事で扉の前で10分ほど待ちぼうけを食らいながらも、無事入場。
日本にもこのサイズのアリーナはあるので、特に新鮮味はありません。笑
サイズ感や最上座席の高さはさいたまアリーナを思わせますが、座席が青いので横アリっぽさも。
O2アリーナ会場内の様子
スタンディングフロアにバーがあるのが日本とは違うところ。
スタンディングフロアのバーお相手がレッチリな上に平日と言うこともあってか、ベビメタ開始時の人入りは多く見ても5割ほど。
海外は厳しいなぁ、と一ファンとして心を痛めながらも公演スタート。
特に際立った演出があったりする訳ではなく、いつも通りの、フェス用セットリスト。持ち時間は40分。
BABYMETAL公演中赤ライト
1. BABYMETAL DEATH

2. Awadama Fever

3. Catch me if you can

4. メギツネ

5. ギミチョコ!!

6. KARATE

7. イジメ、ダメ、ゼッタイ
BABYMETAL、曲中の白ライト

遠目でしたしメンバーどうこうとかは書けないんですが、思ったことを。

①まず、ベビメタの段階で人入らなすぎ!

開演10分前でこれ。
開演10分前の様子
いま見ても信じられないですが、ほぼこのままでのスタートでした。(信じられないのでiphone見返しましたが、やっぱり19:21(開演9分前)の写真)  レッチリとベビメタの音楽性やら客層やらが違うとはいえ、こんなにも人が入らないとは思ってませんでした。
日本のライブでこんなんだったら、「レッチリファンは、ゲストに対する尊意とかそういうもんはないんか!!(怒)」となるところですが、仕方のないことなんですかね。
この先のUKツアー、全部こんなだったらメンバーは可哀想だなとひしひしと。。
ベビメタ終演直後でもこんな感じ。特に下手のスタンドはガラガラでした。
ベビメタ終演直後のフロアの様子

②盛り上がらな過ぎ!

これも、レッチリファンの趣向がメタルには向いてないはずなんでどうしようも無いんですけど、とは言っても、うーん、、、って感じ。
手を上げて盛り上がったりしてたのは、スタンディングは前方1割ほど。恐らくベビメタファン。 スタンド席はと言えば、みんな座って駄弁りつつ観覧。少し前にいたベビメタファンのお兄さんだけ異様に盛り上がってました。すごく有難かったし、心の支えになりました。(レッチリは観ずに帰ってましたw)
ベビメタファンのイギリス人のお兄さん

Twitterを観てたら「ベビメタ盛り上がってました~」みたいなレポートが上がってましたが、後ろから俯瞰していた分だと、幻想と言うか、前にいたからそう感じたのでは?って言うのが正直な感想。
そのあとのレッチリのパフォーマンスと比べたら、とてもじゃないけど「盛り上がってた」とは恥ずかしくて言えないです。
先にも書きましたが、まずファン層が違う。その上、いかんせんガラガラなので、盛り上がったり声を出したりするのが恥ずかしいような空気がありました。
メンバー入場から立ち上がって大声を張り上げていた先に挙げたお兄さんを、嘲笑するような目で見る周りの雰囲気があったのも事実です。
後ろに座ってたおじさんは、明らかに意図的にこのお兄さん越しに動画撮ってたし。
ベビメタに対するいい意味での印象の変化も含め、周りの見る目が次第に変わっていったのがせめてもの救いでした。

とは言えただ悲観するなかれで、曲終わりの拍手や声援は、盛り上がりの小ささに反してすごく大きかったです。
もちろんレッチリのぐわぁぁぁぁぁぁぁっていう歓声には到底及ばないんですが、このどアウェーの中でも受け入れて貰えてるんだなっていうのを感じられてすごく安心しました。
あの声援が、どれぐらいメンバーの耳に届いているか。。。

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ともかくも、このツアー、僕が思ってしまったのは、表現は悪くなりますが、ある意味での「レッチリのベビメタいじめ」です。
キャリア30年の伝説のバンドの「ゲスト」として登場する弱冠10代の少女3人。
会場は半分ほどしか埋まらない中パフォーマンスをし、その後は伝説のバンドの、会場全体が、それこそ湧き上がるようなパフォーマンスを魅せつけられる。 これを8本って、骨が折れるなとすごく感じました。

なかなか厳しいツアーになると思いますが、このツアーで一回り大きくなったBABYMETALを、また日本で観られるのを楽しみにしてます。
こんなこと言うのもアレですが、頑張れBABYMETAL!

ベビメタ幕

最後までご覧いただきありがとうございました!

~さくっと追記~ 2016/12/09
「レッチリのベビメタいじめ」って言うのは違うんでは?という意見を幾らか頂いたので。
僕がこの表現を使ったのは、ベビメタとレッチリとの間に、会場の沸き方、キャリア、ライブ環境(客入り・客層・モニター有無・照明演出有無)といった全ての部分であまりにも大きなギャップを感じたからです。
アーティストとしてお互いにリスペクトがあった上でのツアーなことは理解してますが、このギャップは、ベビメタ側が何をどうあがいても埋めようのないものに感じました。
レッチリにその気(イジメてやろう!みたいな)が無いのは当然ながらに明らかですが、圧倒的に歯が立たない条件をぶつけて来ている点で、一方的、暴力的(ベビメタ側に抵抗の余地が無いという意味で)だと感じてしまったので、こういう表現になりました。なんせキャリア30年のバンドなので、その圧倒的立ち場があるという部分も踏まえて。
この、レッチリ側が与えてくれた、言うならば「試練(初めからこの言葉を使えばよかった)」を乗り越えて、BABYMETALがより大きなアーティストになることを願うばかりです。
上手い言葉で伝えきれず、失礼しました。。