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おじさん達とも仲良くなり、イルクーツクにて途中下車 シベリア鉄道4日目|地球一周旅記DAY60

シベリア鉄道、前半戦最終日の4日目。
この日は21:00頃一度途中下車して態勢を整える事にしていたので、その時を楽しみに待ちながら一日を過ごしました。

シベリア鉄道4日目

起床は相変わらず10:00頃。
朝焼けと、カーブを走る列車。

どうも曇りがち。

朝食は相変わらずパン、チョコ、みかん。
翌朝見たらこの時に食べたパンがカビてましたが、お腹は壊していないので、ひとまずセーフ。笑

お昼を過ぎると太陽が。
こんな感じの景色がずっと続きます。

だだっ広い草原に、所々樹々が。

途中で停車した駅。2℃の表示。

到着も近付き校舎準備を始めると、3日間一緒だったおっちゃんが「おい、もう降りるのか?(多分)」と。

ここまでほとんど会話はして来ませんでしたが、「俺たちはキルギス人なんだよ〜」「ホンダ〜フィット〜」等。

キルギス人なのに何故ハングルを読んでいたのかが皆目見当付かずですが、北朝鮮人と決めつけてしまい申し訳無かったなと何となく心の中で。

写真撮ろうぜ!と写真も撮りましたが、4日間シャワーも浴びず列車に乗りっぱなしだったので、明らかにコンディションが悪い。笑

そしてイルクーツク駅に到着!!
撮影禁止!と怒られたく無かったので、あまり写真は撮らず。

イルクーツク 宿&夕食

駅近の宿を取ってはいたんですが、坂の上の怪しい地区にありました。

こんなのが放置されている地区。

駅から5分強。

着いてみるとクレジットカード不可とのことで現金も足りず「一度駅に行って、ご飯を食べて戻って来ます」とGoogle翻訳を使って伝え、バックパックを置いてもう一度駅へ。

駅近くにあった、ボタンもまともに反応しないATM。

ここでお金が出ないとなかなかの詰みでしたが、どうにか動いてくれました。

その後は向かいにあった中華料理(?)店へ。

久し振りのまともなご飯はピラフと鶏肉とサラダ。
これで500円ぐらい。

宿への帰り道、ニッポンレンタカーの車両を見つけました。

これを見ると街の貧しさが何となくわかるかと。

宿に戻ったあとは友人とSkypeで会話をしたのち、就寝。
久し振りのベッドで、逆に寝付きが悪かったです。

最後までお読み頂きありがとうございます。

行程詳細

10:00 起床
11:00 朝食(パン・チョコ・みかん)
20:45 イルクーツク駅着
21:00 宿 Mini Hotel Panda(1泊 1500ルーブル) 着
21:15 夕食@中華レストラン(293ルーブル)
21:40 宿
25:30 就寝

ゴミゴミした車内にも慣れてきたシベリア鉄道3日目|地球一周旅記DAY59

シベリア鉄道もはやくも3日目。
特に何も起こらなかった一日ではありますが、少し自分の中での大量のおじさん達に対する抵抗感の和らぎを覚えました。

シベリア鉄道3日目

シャワーを浴びずに4日過ごすと、さすがに髪の毛が見るからに脂ぎってきます。周りに気を使うべき対象がいないので甘受。

起床は8:00。のつもりが前日同じくタイムゾーンを2つ越えており10:00。

北朝鮮人の人たちが朝食を摂るのに僕の寝床を使いたく思っていたようで、待たせてしまって流石に申し訳なく。

彼らが食事を済ませたあとは窓際に牙城を確保し、食堂車にてコーヒーを購入して朝食に。
朝食はコーヒー、チョコ、みかん。

朝撮った車窓。

車内から見えた街と湖。

列車は相変わらず東へと進みます。
車窓は白樺の木々が基本ですが、森の中を走っている場合もあれば、防風林として植樹されたようなものも。

どこかの駅。

河を渡ります。

夕日を撮ったつもりが、おじさんの寝姿しか写らず。

夕飯は前日も食べたインスタントのマッシュポテトを購入し、それに加えてスーパーで買ってあった野菜入りのパンを解禁。
あとはみかんとビタミン剤。

僕の食事のひもじさに同情を覚えたのか、隣のお兄さんが食事中に揚げパンのような何物かをくれました。
「ほら、これで筋肉つけるんだぞ(と言ってたと思う)」とマッチョなおじさんを指差してましたが、この食べ物は、炭水化物と脂肪では。。

1日経つとおじさんだらけの生活にも慣れてきて、僕の上のベットのお兄さんは食後に机を拭いてくれるようになったり、言葉が通じないながらも気を遣い合っているのを感じられて何とも感慨深いです。
本当は、もっとコミュニケーションが取れれば良いのですが。

で、就寝は22:00頃。
前日は皆さん21:00には床に着いていたんですが、何故やらこの日は皆さん遅めの就寝でした。

シベリア鉄道前半戦も残り一日。
翌日21:00にイルクーツクにて途中下車します。

最後までお読み頂きありがとうございます。

行程詳細

8:00(現地時間10:00) 起床
11:00 昼食(コーヒー・チョコ・みかん)
18:00 夕食(パン・インスタントマッシュポテト・ビタミン剤・みかん)
22:00 就寝

大量の出稼ぎ労働者で車内はすし詰めに。 シベリア鉄道2日目|地球一周旅記DAY58

シベリア鉄道2日目。ここまで非常に快適な旅路でしたが、昼前にエカテリンブルク駅にてアジア系の出稼ぎ労働者たちが大量に乗車。一気に気分が下がりましたが、どうにかこの日は乗り切りました。
(2018/10/16)

シベリア鉄道2日目

起床は8:20。
耳栓はしていましたが、前日22:00前早寝にしたこともあり早めに起床。

目覚めると雪の中、銀世界(と言うには降雪量がやや少なめですが笑)。

この日の朝食にはコーヒーを飲もうと決めていたので、車掌室でコーヒーを購入し、スーパーで買い込んであったチョコレートと共に。

11:00頃エカテリンブルク駅に到着すると、ホームには大量の中国人と思しき人影が。

前日話をしたアルメニア人の青年も「中国人ぽいね」と。

とにかく荷物の多い輩ばかりで、かなり車内は空いていましたが、一気にすし詰め状態に。

そして乗り込んできてみると、彼らはまさかの北朝鮮人(後ほどキルギス人と判明しましたが、当日書いたままの内容で続けます)。
そもそも何語を喋っているのかさえ分かりませんが、胸に肖像入りのバッジをしている人がいたり、パスポートにハングルが入っていたので北の人間たちだろうと思います。

そもそも北朝鮮に対して嫌悪感があるのに、そのうえ大量、しかも全員肉体労働社と思しきおじさんやら青年やら。

一人で使っていたボックススペース(6人収容)も、全て北朝鮮人のおじさんたちで一杯に。

日本人が急に5人入ってきても嫌気がさすであろうシチュエーションで、しかも北朝鮮人。

そもそも荷物を盗まれたりしそうなので警戒度を上げ、食欲も減退したので昼食は無し。

しかも乗車早々、机を使って飯が食いたいからそこ(窓際)をどけ、と言ってくる輩。
彼らは全く英語を理解しないので反論もできず、無視を決め込んでこの先面倒な旅路になるのも御免なので仕方なく席を譲り、自分の居住スペースが汚されそうでイライラしながら彼らを眺める。

ほんとに図々しく人のパーソナルスペースに対する感覚が薄い人が多いんですが、これが北朝鮮人だからなのか、出稼ぎの肉体労働者だからなのかは不明。

夕方前になると車内も比較的落ち着いては来ましたが、彼らはいかんせん30人ほどの集団なので、引っ切り無しに僕の席の横にやってきては雑談をする輩がたくさん。
こんな環境の中で二日後の21:00近くまで過ごさねばならないのかと考えるとかなり渋い。

イルクーツクでの途中下車を挟むことにしたのはあまりにも酷い車両に当たった場合を考えてのことだったんですが、考えていた「あまりにも酷い」の下を行く最悪のシチュエーション。
この状況を下回る環境での旅はまず無いと思うぐらいの環境の悪さなので、つくづく途中下車を挟むことにしておいて良かったです。

で、夕方には前日同様食べ物売りの車掌さんが来たので50ルーブルにて何物かもわからず購入。

揚げパンの中にソーセージが入っているような感じで、とても美味しかったです。

それに加えてビタミン剤やらも摂取し、この日の食事は終了。
席を立つと朝鮮人に自分の席に座られそうで、車掌室への買い物にも行きたく無かったので。笑

合間の時間はひたすらkindleで読書をして時間潰し。外の景色も全く撮影出来ず。

そして就寝は22:00頃。

そんなこんなで、とても居心地の悪い3日間がスタートしてしまいました。この先、どうなるやら。

最後までお読み頂きありがとうございます。

行程詳細

8:20 起床
9:00 朝食(チョコレート・コーヒー(40ルーブル)
11:00 エカテリンブルクにて大量の北朝鮮人乗車
17:00 夕食(オレオ・みかん・ビタミン剤・車販のソーセージ風の何か(50ルーブル))
22:00 就寝

シベリア鉄道1日目|地球一周旅記DAY57

シベリア鉄道1日目。(2018/10/15)
前日寝たのが1:30だったので9:00ぐらいまでは寝るつもりだったんですが、明かりと音と振動とでそう上手くもいかず。7:40に起床。

のろのろと寝床を片付け、8:00頃トイレで洗顔。

朝食は取らずに昼と重ねようと思っていたら、隣のコンパートメントにいた青年がチョコのお菓子をくれました。
パッケージが可愛い。

朝の日差しも相まって、紅葉がとても綺麗でした。

霧もかかってきて幻想的に。

モスクワも最低気温が10℃を切らずとかなり暖かめだったんですが、ロシア西部はまだ比較的暖かめなのかもしれません。

厳冬を越せるのか?と疑問に思ってしまうようなあばら家が多かったのが車窓を見ていて抱いた感想。

9:30頃、ガリチという街。
紅葉の向こうに湖が見えてきてテンションが上がります。

ガリチ駅。

11:00頃朝食・昼食をとったんですが、その直後に車掌さんがピロシキを売りに来たので購入。50ルーブル。

揚げパンの中身がジャガイモペースト、みたいな感じ。

薄味ではありますが、寒い時期にはこの油が体に染みるんだろうなと。

午後になると曇りがちになり、樹々も枯れているものが増えてきます。


車内に外気温計があるんですが、途中5℃を示すことも。

ここで車掌のおばちゃんに”China?”と絡まれ、ジャパンだと返すと”Very good.”と。
無表情で無骨な感じのおばちゃん(もちろん英語は1ミリも通じない)なんですが、幾らか優しい面もあったりとギャップ持ち。

そのあと車内でバイオリンを弾いてる兄ちゃん(英語を話しているんでしょうが発音のせいで全く聞き取れない)と酔っ払ってるおっちゃん(ひたすらロシア語で話し掛けてくる)に絡まれ、その後は朝お菓子をくれた青年とも少し会話を。

青年はアルメニア人で、家族4人揃ってモスクワからどこぞの街(イルクーツク以東ウラジオストク以西)の叔母さんの所に越して行く所だと。
英語が少し出来て会話ができるのはありがたいですが、消灯後の車内でもスピーカーでクラブ音楽を流していたりと、お友達には到底なれなそうな性向持ち。

あと、酔っ払いおじさんとの絡みの中で、机の上に置いておいたみかんを5個もナチュラルに持っていかれました。英語を喋れないから止めることもできず。
ただでさえ食料は少ない上、みかんを食べるのは車内での数少ない楽しみなのにのに、許すまじ。

18:30、比較的大きなキーロフの街に。駅。

ここで遅延状況を確認するも、極めて定刻での運行でした。
「10時間越えの遅延も当然」とネットで書かれていましたが、ここまでは順調なよう。

19:00まで我慢して、購入してきたパンだけでは食糧が底をつきそうなので車掌室にてレトルトのマッシュポテトを購入。

かなり貧弱な食生活が続きますが、ロサンゼルスで購入したビタミン剤でバランスを取りつつ。

朝の長寝は叶わないことが判明したので、食が細い分を睡眠時間で補うために早めの21:00に就寝。

最後までお読み頂きありがとうございます。

行程詳細

7:40 起床
8:00 トイレで洗顔
8:30 青年にお菓子を貰う
11:00 朝食・昼食(パン)
11:25 昼食② ピロシキ(50ルーブル)
15:00 コーヒー・お菓子(40ルーブル)
18:30 夕飯(パン・ポテトスープ(70ルーブル)・ビタミン剤)
21:00 就寝