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世界遺産ツアーに参加、砂漠へ|地球一周旅記DAY21

マラケシュ3日目。

マラケシュにそれほど観光する場所が無いのは分かっていたので、この日はあらかじめVELTRAで予約していたワルザザート砂漠ツアーに参加。

内陸攻めの一日です。
2018/9/10

ピックアップ〜カスバ

朝7:00に宿の近くのバス停でピックアップとの事だったので、10分前に宿を出て7:00に現地に。

薄暗い街中。

どんな車どんな人が来るかわからなかったので不安でしたが、一目でこの車だと分かる車、オレンジシャツのドライバー、ムスタフさん。

乗車すると先客2組。
そのあと1組ピックアップし、合計4組。

オーストラリア人男性2人組、日本人母娘、日本人夫婦、僕。

車を走らせること1時間半ほどで1回目の休憩。
朝ごはんの菓子パンを10DHで購入。

その後、写真スポットで度々止まりながら世界遺産カスバを目指します。

ドライバーさんが「あの木はりんご〜あの木はくるみ〜」「モロッコにゴルフコースは7つあってうち4つがマラケシュに〜」等々運転しながら解説を入れてくれたのが気が紛れて良かったです。

あとは途中で何ぞやのオイルの製造販売所に途中停車。
女性陣は幾らか購入していました。

道中は、砂岩らしき岩山がほとんど。

途中、乾季なのか水が干上がった後の川の跡のようなものがありました。

出発から5時間、世界遺産のカスバに到着。

世界遺産 城塞都市カスバ

このツアーの目玉とも言える城塞都市カスバ。
アラビアのロレンスなどの映画のロケにも使われた場所とのことで、現在も99の家庭が暮らしているとのこと。

カスバでは1時間のフリータイムになり、適当に散策。

カスバの入口の橋に向かう道中でフランス語しか喋れない6,7歳ぐらいの少年が僕の前を先導し始め、初めは適当について行きましたが、橋を渡るところで”Bye-Bye”と言って一方的に切り捨て。

“Money…”と言ってましたが、案内も殆どされていないので向こうも強く出られず。

で、写真を撮りながら頂上へ。

頂上。

絵に切り取るとどうしても小さく見えるんですが、雄大。
アフリカ大陸だ〜っていう感じ。感動。

そこからは車に向かって来た道を戻る。

だけのはずだったんですが、途中お店の前でカメラのレンズを変えていると絵描きのお兄さんに声を掛けられる。

僕は日本のテレビに出たことがあるんだ、と。
確かに出てる。

すると「どうしたら僕はこの映像を見られるかな?」と言われたので色々考えるも、まず番組名から釈然としないので回答できず。

連絡先を教えてくれれば、頑張って探してまた連絡するよ、と伝えてMessengerで連絡先を交換。

そのあと、サフランを使った絵の”炙り出し”を実演してくれました。

せっかくの思い出なので、その場で炙り出してくれた物を30DHで購入。

この炙り出しの技術は、秘密を文書でやり取りしたい時に使われていたそう。

思い掛けない知識と思い出を手に入れ一路車へ。

子供たちが川で水遊びをしてました。

途中で若干道に迷い、13:00出発と言われていたところを見事13:00ジャストに到着。
ドライバーのムスタフさんに苦笑いされながら車内へ。

ワルザザート

このツアーの冠にもなっているワルザザート。
街はといえば、一瞬止まって歴史的建造物の写真を撮ったのみ。

400年ほど前の建物とか。

昼食 OSCAR HOTEL

ツアー代€67にコミコミだったこの昼食。勝手にサンドイッチか何かだろうなと邪推してたんですが、普通にレベルの高そうなレストランでのランチ。

飲み物はその場で自費払い、レモンソーダ30DH。300円なので良心価格。

料理はたっぷり三本立て。

モロッコサラダ。

タジン。

フルーツ。

タジンは街中でも食べられますが、ドライバー曰く「あれは別の大鍋で調理してるから厳密には「タジン」では無い」と。

こんなに大きなタジン鍋があるんだなとビックリしました。

外で頼んだら100DH(1000円)は下らないボリュームだったので大満足でした。

映画村 アトラススタジオ見学

どうもワルザザートは映画の街らしく、昼食を食べたホテルに隣接された映画村があるのでそこを見学。

どのセットも実際に映画で使われたものらしいですが、あまり知っている映画は無く残念。

007のモロッコ版で使われたという車。

プリズンブレイクの最終章に登場したらしいバス。

チベットのセット。

スターウォーズとかに出て来そうな。

しかし裏は張りぼて。

エジプトのセット。

その入り口のセットは別の場所に。

これは置物を変えて再利用するそうで、オリジナルの入り口装飾はこれだそう。

こんなところで終了。

具体的なイメージが沸かなかったのだけ残念でしたが、映画のセットってこんな感じなんだなぁ〜と知れたので満足。

帰路 マラケシュへ

途中写真スポットで止まりましたが、眠たかったので何処だったのか聞き損ねる。笑

その後1時間ほど走り往路で止まったオイルのお店で休憩。

隣接のカフェでエスプレッソを注入、10DH。

店員の兄ちゃんがひたすら”ガンバオオサカ”を連呼してました。英語が通じなかったのでなぜガンバ大阪なのかは分からず。

なかなかタイミングが無かったのですが、ここで初めてオーストラリア人の男性2人組と会話。一人がリバプールの靴下を履いていたので、そこから。

2人はリバプールファンとチェルシーファンらしく、その点では対立していると。

今は2週間半ほどの旅行中で、モロッコへはイタリアから入り、このあとはオランダ・アムステルダムを観光しメルボルンへ帰ると。

2週間半しか無いんだ〜と言ってましたが、3ヶ国なら十分だね、と言うとまあそうね〜と。

2人の古くのルーツはドイツとフランスとのことで、一人はドイツで半年間スポーツマネジメントを学んでいたらしく。しかし、現在は旅行代理店勤務とのこと。

次はロンドンに行くと伝えると”What takes you to London”と聞かれたのでArctic Monkeysのライブだよ〜と伝えると、やはり”Oh, so nice!”といい反応。

ブリティッシュロックが好きで、Jet(オーストラリアのバンド)も好きだよ!と伝えると喜んでました。

そこから走ること2時間ほど、長い旅路も遂に終了、マラケシュに到着しました。出発地点には20:15頃到着しました。

「ドライバーへのチップは料金に含まれてませんよ〜」とフリもあったので、運転も上手かったしガイドも良かったし楽しかったので100DH(1000円)をチップに。

すると「君が最高額だよ!みんな、12時間も一緒にいたのに大したチップもくれないんだ。もう少しくれるだけで、参加してくれたみんなもハッピーで僕もハッピーで、みんなハッピーなのに」と少し寂しそう。

最後に写真を撮らせてもらい、ツアー終了!

とてもいいおじちゃんでした!
マニュアルでの山道なのにガタ付きはないし、無理して追い越しを試みて怖い思いをすることも無し。
ガイドも上手かったし、冗談言って笑わせてくれるようなところもとても暖かかったです。

夕食 モロッコ料理 ブリワット

前日行こうと思って行かなかったお店の前を帰り道に通ったので、夕食は抜こうと思っていましたが店前のメニューを拝見。

あんまりお腹減ってないんだけどーとお店の人に話すと、これなんかどうだね?と勧められ、モロッコ料理だというので即決。

4階まで登り、テラス席。
猫がいましたが、暗くてピントは合わず。

水があったので、勧められたブリワットだけ注文。

10分ほどで出てきました。イメージは、春巻きのようなパリパリ感。

中身は、動物性タンパクを感じる気もするけど、豆腐っぽさもある?何物かとほうれん草のような感じの植物。

すごく美味しかったです。ちょうどよくお腹も満たされ、退店、宿へ。

お店の写真を撮ろうとすると、店員のお兄さんがおどけて見せてくれました。笑

宿

宿の部屋に戻ると少し太っちょな、親子らしき2人組が。
2人はフロリダに住んでいて、お父さんが「日本は是非とも死ぬまでに行ってみたいんだよ〜」と言ってました。

アメリカ出身ということでAmtrak旅の話をすると、お父さんは「ワシントンDC.は綺麗だよね〜」と。

この話を聞いた時に何となく感じましたが、ワシントンDC.は公園、博物館、戦争関連もの、政治関連ものが集まってる街なので、DC.の好き嫌いでその人の文化的レベル(?)がわかるような気がしました。

Amtrakで一緒だったトラックドライバーのおっちゃんは、「DC.はマジで何にもないぞ〜」って感じの口ぶりだったので。

それに加えて翌日移動するカサブランカの話も少ししてもらい、おやすみなさい。

結構速いテンポの会話が出来たので、少し英語力付いたかな〜と自惚れる。

一日終了です。
最後までお読み頂きありがとうございました。

詳細

6:10 起床
6:50 宿出発
7:00 ワルザザートツアー車両乗車($67)
8:30 休憩
12:00 カスバ(世界遺産)到着
13:00 出発
14:30 ワルザザート着
14:45 昼食@OSCAR HOTEL
15:30 映画スタジオ見学
16:15 スタジオ発
17:30 休憩
20:15 マラケシュ到着
20:30 夕食@Atay Cafe food(ブリワット 45DH)
21:15 帰宿

世界でも珍しい岩塩坑の世界遺産とポーランド旧都の街並み(旅行記Day3/5)

前日はワルシャワからクラクフへと移動し、アウシュビッツの記念館を訪問。
この日は予約していたヴィエリチカ岩塩坑を朝から訪れ、その後は列車の時間までクラクフの街を散策。
その後は4時間かけてワルシャワに移動し、夕食にポーランド料理を。
思いがけず公共交通のストップに見舞われましたが、どうにか宿に帰り着きました。
では。
2017/6/4 クラクフ(ポーランド)

ヴィエリチカ岩塩坑

ポーランドの世界遺産、ヴィエリチカ岩塩坑。
日本には海塩があるので、塩鉱山はあまりメジャーでないように思います。
このヴィエリチカ岩塩坑は、700年ほど前から1996年と比較的最近まで実際に使われていた岩塩坑。
いまでは世界遺産に登録され、すっかり観光地化しています。

ネット予約も可能で、必ずツアーへの参加が必要です。
日本語は無いので9:00スタートの英語のツアーを予約しました。

当日はホステルをチェックアウトして荷物があったので、中央駅でロッカー探し。
結構簡単に見つかりましたが、硬貨がない!という事で困っていると、荷物預け所が。
コインロッカーは8ズロチほどでしたが、こちらのほうが安い。笑
クラクフ中央駅のコインロッカー
支払いは荷物引取時でした。
街側から駅に入ると右手にチケットカウンターがあります。
チケットカウンターを見て左手の方に荷物預け所はありました!

そして7:40にクラクフ駅を出る列車に乗り、8:00過ぎには塩鉱の最寄り駅へ到着。
クラクフの鉄道
ヴィエリチカ岩塩坑の最寄り駅
駅から塩鉱までは徒歩5分なので、予約は9:00でしたが8:00過ぎには着いてしまいました。

入り口で予約番号を見せて入場券と引き換え。坑内で写真を撮りたければ追加料金が必要なので、10ズロチ(1ズロチ=¥30→¥300[以下同一レート])支払ってシールを貰います。
実際のところはこの制度は有名無実化しているようですが、気持ちよく撮影がしたければ支払い必須です。
荷物は預けた方が楽だと思ったので、歩いて1分のところにある荷物預かり所へ。
ヴィエリチカ岩塩坑の荷物預け所

9:00前にツアー開始の集合場所に行き、ツアー開始!
ツアーの集合場所
まずは階段をひたすら下ります。
地下へと続く狭い道
階段
そして、地下60mほどの踊り場へ。
地下60m
地下の小さな広場の様子

ガイドさんは地味な雰囲気でしたが、見かけによらずでジョークも面白かったです。 2時間退屈しませんでした笑
暗闇で自己紹介をするガイドさん。。
ヴィエリチカ岩塩坑のガイドさん

鉱山っていうと泥臭いイメージがあるかと思うんですが、この塩鉱が凄いのは、地下深くに教会があること。
この教会では、結婚式もあげられるそうです。
ヴィエリチカ岩塩坑内の教会
ヴィエリチカ岩塩坑
シャンデリアももちろん岩塩。
岩塩のシャンデリア
最後の晩餐の模作。
岩塩坑内にある最後の晩餐

そして坑内で面白いなと思ったのは、思ったより木がたくさん使われていること。
塩鉱においては木の持ちが良く、300年ぐらいは使い続けられるそうです。
坑内で使われている木材
坑内にあった巨大な木組み
木

それと、塩湖も3,4か所ほどありました!
こちらは水深6mとのこと。とても水が綺麗でした。
ヴィエリチカ岩塩坑内の塩湖

構内は自然のダンジョン(人工物ではありますが)のようで、とても楽しかったです!!
ヴィエリチカ岩塩坑内の階段
ヴィエリチカ岩塩坑

入場料は60ズロチ(¥1800)ほどですが、クラクフからも30分ほどでアクセスしやすいですし、訪れる価値ありです!!
ツアーの所要時間はちょうど2時間ほど、その後はショップやレストランで自由に過ごせるので、トータル滞在時間は3時間を見ておけば十分かと思います。

あとは、お昼ご飯も地下にあるレストランで食べました。
これで20ズロチ(¥600)。ポーランド料理のようでした!
ポーランド料理

 

クラクフ市街地散策

クラクフの街に戻ったのは13:00過ぎ。
ワルシャワ行きの列車は15:20の予約だったので、少し散策。

旧市街が公園に囲まれているので、観光は容易。
クラクフ旧市街地の地図
日曜日な上にお祭りがあったようで人が多く、あまりのんびりとは観光できませんでした。
クラクフ市街のお祭りの様子
クラクフ市街のお祭りの様子

ですが街並みはとても綺麗。
クラクフ旧市街の街並み
取り立ててこの建物が!というのは無いんですが、散策して公園でのんびりするにはとてもいい場所だなと感じました。
写真で紹介。

旧市街の最も南に位置するヴァヴェル城。
クラクフのヴァヴェル城

旧市街のシンボルとも言える、教会。
日曜日だったのと、入り口にPrayers onlyと書いてあったので入場は避けました。
クラクフの聖マリア聖堂

中央広場の真ん中にある建物。中は土産店が軒を連ねるマーケット。
中央広場にあるマーケット

お土産店でポーランド代表のユニフォームも購入しました!クオリティーはそこそこですが、3000円ほど。
レヴァンドフスキのポーランド代表ユニフォーム表
レヴァンドフスキのポーランド代表ユニフォーム裏
ナイキの公式のものが買いたい方は、中央広場からヴァヴェル城に抜ける道にユニフォーム店がありました!!大抵はレヴァンドフスキのユニフォームでした。笑

↓クラクフの旧市街の地図

 

《移動》Kraków główny/クラクフ中央駅→Warszawa Centralna/ワルシャワ中央駅

昨日同様4時間の移動!!
クラクフ→ワルシャワ間のIC
往路ではWi-Fiに接続出来なかったんですが、今回はしっかり無料Wi-Fiを利用できました。
コンセントも席ごとについているので、バッチリ。

往路同様、学生チケットを買ってしまっていたので追加で料金を払いました。
今回は、新しい券を購入して払い戻しーではなく、差額分を払ってね!のタイプ。27ズロチ(¥810)ほど追加で支払い。

5分ほどの遅延のみで、19:00過ぎに無事ワルシャワに戻ってきました。

 

《宿》Noclegi Krokodyl

宿は、2日前と同じくの場所。
ワルシャワ、クロコダイルホステルの外観

宿については2日目の記事を。

ワルシャワ中央駅から表に出ると空模様が怪しかったので、旧市街で夕食を食べてからと思ってましたが宿へと直行しました。
このことがトラブルに巻き込まれる原因に。。

 

夕食 Zapiecek

2日前にも夕飯を食べたお店の別店舗。
ワルシャワにあるチェーン店で、5店舗ぐらいあるような様子でした。
この日は、幹線道路沿いのお店に。宿からは9番のトラムで10分ほど。
ワルシャワの幹線道路沿いにあるZapiecek

3組ほど前に並んでいましたが、15分も待たずに入れました。

店内はそこまで広くないですが、2日前に行った店舗よりも雰囲気が良かったです。
あと、ウェイトレスさんたちの年齢層も低めでした。(恐らく18〜23歳ぐらい)
Zapiecekの店内の様子

注文はPolish traditional sousage。
ポーランドの伝統的なソーセージってなんぞ?ということで。
ソーセージに、ザワークラウト、パン、2種類のソースが付いて26ズロチ(¥780)。
ポーランド料理のソーセージ
ソーセージは、皮が硬めで中は柔らか。
お肉が粗めで、なるほど確かに食べたことのないタイプのソーセージでした!
ボリュームもあるし栄養バランスもいいので(笑)、かなりオススメです。
あとは、まだポーランドでビールを飲んでいなかったので、大きくメニューに出ていたものを注文。ポーランドのビール
口当たりが柔らかく、透明感のある飲み口。
美味しかったですし、ソーセージにもぴったりでした。

2日前の記事にも書きましたが、このお店は観光客も多いものの現地の人も多く、ポーランド料理を食べるにはうってつけのお店だと思います!店舗数が多いので探すのも楽ですし、オススメです!!

 

帰宿・就寝

そしてここからが問題。
21:00過ぎにお店を出たんですが、トラムを待っていても一向に来ない。
幹線道路沿いを走るトラムだったんですが、その幹線道路をサッカーファンがぞろぞろと横断。
地元チームがポーランドリーグで優勝したようで、たくさん人が溢れていたようです。
そのせいで1時間ほど車両も含め幹線道路が封鎖。ワルシャワの喧騒
封鎖が解けた後も、ダイヤがボロボロになったトラムは走る気配なし。
30分ほど待ってもさっぱりだったので、仕方なく徒歩でホステルに戻ることに。
とは言えトラムで15分の場所なので、歩いたら恐らく1時間強。
それはやってられないと言うことで、短パンにスポーツスニーカーだった事もあり、走りました。
走ったり歩いたりを繰り返しながら、40分ほどで宿へ到着。
思いがけず災難に遭いましたが、運動できたので良しとします笑

 

おわりに

朝から岩塩坑内を歩き回り、しまいに夜にはランニングというとても長い一日でした。
岩塩坑はなかなか面白かったですし、ポーランド料理も2食食べられたのでかなり充実した一日だったとは思います!
翌日はベルリンへ飛行機で移動。ラーメンを食べて、クラシック鑑賞です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
翌日はワルシャワからベルリンに戻り、ラーメンを食してクラシックコンサートを鑑賞します!
ドイツの首都ベルリンで楽しむラーメンとクラシック音楽(旅行記Day4/5)

丸々1日リスボン観光。水族館にスイーツに世界遺産に…!!(南欧周遊記Day17/18)

翌日のドイツへの移動を残し、長かった南欧旅行もついに最終日。
前日同様スコールに打たれたりしながらも、リスボンをまるっと観光しました。
水族館に始まり、教会、お城とリスボン市街の観光スポットを攻め、ポルトガルで食べてみたかったイワシの塩焼きで〆。
ではでは。
2017/3/23 リスボン(ポルトガル)

1. Oceanário de Lisboa/リスボン水族館

トリップアドバイザーで世界2位を取った事があるという口コミに惹かれて一気に優先順位が急上昇したこの水族館。
宿からは、地下鉄を使ってLisboa Oriente駅まで30分ほど。そこから徒歩5分。
結果から言うと、「なんなら八景島水族館の方がレベル高い」が感想ですが、外観の小ささの割にはのんびり楽しめました。
外の様子。
水族館の外観
リスボン水族館の入口看板
ネットでチケットは購入してあったので、ロッカーに荷物を預け、そのまま中へ。
ワンフロア上がって別棟に移ると、チケットチェックがあります。
初めは大水槽をぐるっと回るように、2階フロアを一周。
大水槽を泳ぐエイ
大水槽をマンボウが泳いでました。なかなか珍しいです。
大水槽を泳ぐマンボウ
大水槽を周る途中途中には温室があって、熱帯域だったりペンギンが居たりラッコが居たり、それぞれに小さな展示が4ヶ所ほど。
ペンギンに餌をあげる飼育員
ラッコ。可愛かったです。
リスボン水族館のラッコ
リスボン水族館のラッコ
リスボン水族館のラッコ
温室とサンゴ。
インド洋の展示の説明
サンゴの展示を上から
温室の展示
社会見学(?)のちびっこが沢山いました。
リスボン水族館にいた社会見学の子どもたち
その後は1階フロアへと下り、大水槽を囲うようにして小さな水槽がぽつぽつと。
大水槽にいたクエ
水族館にいたコウイカの展示
薄いカエル
躍動感のあるペンギン
タカアシガニ
南国の魚たち
これでメインの展示塔は終了。
随分とあっさり書きましたが、所要時間は1時間ほどでした。
その後はメイン塔に戻り、3階の特別展に。
日本人の水景クリエイター天野尚さんが手掛けたというこの水槽。
淡水の特別展の入口
ワンフロアの三面を覆う淡水水槽があり、音楽も含め、雰囲気づくりがされてます。
淡水の三面水槽
淡水なのでそこまでの迫力はないんですが、空気感が良くて、ずっと座って水槽を眺めていられそうな雰囲気でした。
なかなか無い展示手法なので、見ることができてよかったです。
リスボン水族館特別展の様子
水族館のトータルでの所要時間は1時間半ほど。

その後はメトロと地域鉄道を使って2件の世界遺産があるBelém地区へと向かいました。
立ち寄ったスーパーでは、サメが売られてました。笑
リスボンのスーパーで売られるサメ

 

2. 昼食・スイーツ Pasteis de Belem

Belém地区へは、メトロでCais do Sodré駅に出て、そこから地域鉄道で10分ほど。
ブログで紹介されていて外観だけはなんとなく覚えていたお店だったんですが、人だかりが出来ていたので即発見。
ベレム地区の人気カフェの外観
スイーツが有名なお店で、持ち帰り用に1つ購入。1.1€。
ただ、豪雨が降ったり止んだりの不安定な天気だったので、店内奥に入って腰を据えることに。
店内の様子
待機列に10分ほど並んで、着席。
メニューを貰って、ミルクティーと一番安かったサンドイッチを注文。
3点トータルで4.15€(¥498)。
カフェで食べたサンドイッチ
とにかく昼ごはんが安く上がってありがたかったのと、スイーツの美味しさ!
リスボンの地スイーツ
購入から1時間近くして食べたので冷めてはいましたが、それでも外サクサク中フワッとで味もよし。とても美味しかったです!
リスボンに行ったら是非、なお店です!オススメ!

 

3. Padrão dos Descobrimentos/発見のモニュメント

お店から海へ向かうとあるモニュメント。
Padrão dos Descobrimentos
あまり取り上げているサイトはありませんでしたが、結構迫力があります。
船首を象ったようなモニュメントで、海に向かって舳先が伸びてます。

中にも入れるような様子でしたが、入りませんでした。

 

4. Torre de Belém/ベレンの塔

ベレム地区の世界遺産2つ目。
海辺に佇むお城。
ベレム城の外観
世界遺産だからと行って意気込んで行くと、それほどの迫力はありません。笑
入場料を払うのもちょっとなぁ…という話になり、外観だけ見て退散しました。。
川辺にこういう形で佇むお城は珍しいと思うので、お城好きの方は、是非。

 

5. Igreja de São Roque/サン・ロッケ教会

ベレム地区からリスボンの中心へと電車で戻り、Cais do Sodré駅から徒歩で坂道を登ること10分ほど。
サン・ロッケ教会の外観
外観はなんてことない教会なんですが、内部にはたくさんの宗教画が展示されていて、すごい迫力。
サン・ロッケ教会の内部
天井にも絵が描かれてます。
サン・ロッケ教会の天井の絵画
併設の美術館は有料ですが、教会はもちろん入場無料です。

 

6. Castello de S.Jorge/サン・ジョルジェ城

この日二度目のスコールに見舞われましたが、いつ止むか分からないので観光を強行することに。
本当はお城まで歩くつもりだったんですがあまりにも雨が酷かったので、トラムの発着場所に当たりをつけて出発。
お城へと向かう17Eのトラムに乗車し、15分ほど。
Google Mapを見ながら、お城の近くの停留所で下車。
リスボン城近くの階段
雨は一時的に上がっていたので、入城。入場料は5€(¥600)。
入城後すぐにリスボン市街が開けて見える場所に出るんですが、スコールの様子が見えて、すごく良かったです。興奮。
スコールに遭うリスボンの街の様子
スコールに遭うリスボンの街の様子
するとまた土砂降りになったんですが、雨宿りができる場所もないので、駆け足で場内巡り。
サン・ジョルジェ城
サン・ジョルジェ城
その後も雲の動きを見て、30分ぐらいリスボンの街を見下ろしてました。
お城にある大砲とリスボンの街並み
リスボンの街に射し込む光
スコール後の晴れ間
敷地はなかなか広くて、学生5ユーロ(¥600)の元は余裕で取れます。
そんなに興味がないと元々言っていた友人も、入ってよかったと言ってました。
サン・ジョルジェ城の展望スペース

 

7. 夕食 Restaurante Cesteiro

お城の周辺でも少しレストランを探したんですが、まあ市街地の方がいい店は多いだろうということで街へ。
スコール後のリスボンの街並み
日本語のメニューも出ていたこのお店に入りました。
リスボンのレストラン
表でメニューを見ていると爽やかなお兄さんに声をかけられ、あれやこれやメニューの解説をしてくれました。
値段もそこそこで、何より良い人そうだったので、お店の中へ。
立派なレストラン感は無く、どちらかというと食堂のような雰囲気。
店内の様子
ウェルカムドリンクで、ポルトワインをタダで出してくれました。
ポルトワイン
家族経営との事で、店員さんのやり取りもフレンドリーな感じ。
ポルトガルの料理との事だったのでキャベツ(?)のスープと、前から食べたかったイワシの塩焼きを注文。
キャベツを使ったポルトガル料理のスープ
後からグリーンワイン(白のスパークリングをそう呼ぶようです)と、スープにつけるパンを注文。
ポルトガルの、グリーンワイン
パンとスープでも十分満足感がありましたが、イワシの塩焼きのプレート。
4尾はなかなかボリュームがありました。
ポルトガル料理、イワシの塩焼き
ナイフとスプーンで、ワインを片手に焼き魚だなんてなかなか無い経験。
味も美味しかったです!!
久しぶりの焼き魚だったので、なんだかとても感動しました笑
イワシを完食
たっぷり飲み食いして、チップも少し渡して20€(¥2400)。とても良いお店でした。日本語のメニューもあって分かりやすいので、とてもオススメです!

 

8. 帰宿・就寝

宿への帰り道でワイナリーに寄り、レストランでも出してもらったポルトワインをお土産に。
ポルトワインはポルトガルの名産で、ワインをより濃く甘くしたような味。
ショットで飲むのが定番のようでした。

かなり若いものも店頭には出ていましたが、お店のおじさんは10年ぐらいからのものをオススメすると言ってました。
戦前産のものもありました。
ポルトガルのワイン店
宿に戻ったあとは、ファンレターやら親戚への手紙をしたため、帰路につく用意をして就寝しました。

 

9. おわりに

とても充実した最終日でした。
雨にも随分打たれましたが、それはそれで楽しかったのと、雨と太陽とのコントラストでとても美しい景色が見られたので大満足。
夕飯も、たくさん飲み食いしたので20€(¥2400)になりましたが、かなりリーズナブルに美味しいものが食べられました!
総じて、ポルトガル最高でした。また機会があれば行きたいです!
では、最後までご覧頂きありがとうございました。
翌日は最終日、ドイツへと帰ります。

世界遺産ポルトガル・シントラを巡るユーラシア大陸最西端の旅!リスボンから日帰りで行ける非日常空間(南欧周遊記Day16/18)

この日は朝早くに寝台特急でリスボンへと到着。
ホテルに荷物を置き、当日翌日の天気を見て、ユーラシア大陸最西端のシントラへと向かうことにしました。
シントラで世界遺産群を見て回り、昼はポルトガル料理、夜はケバブを食べて一日終了です。
景色がとても良く、この周遊旅行の中で一番の感動でした。
では、ごゆっくりどうぞ。
2017/3/22 リスボン・シントラ(ポルトガル)

《移動》Madrid Chamartin/マドリード・チャマルティン駅→Lisboa Santa Apolónia駅(寝台特急)

リスボンへの移動は、人生初の寝台列車!
朝7:30にリスボン・サンタアポロナ駅に到着しました。
サンタアポロナ駅の外観
詳しい乗車録は別記事に書いてます。

《宿》Largo da Se Guest House

リスボンでは2連泊。
立地が良さそうで値段が安いところをという事で、このシェアハウスをBooking.comで予約。
2泊一部屋76.04€(1€=¥120→¥9124[以下同一レート])で朝食付き。一人一泊19.01€(¥2281)という格安。
その上リスボンの主要3駅がどこも徒歩15分圏内。
シャワーとトイレは共用ですが、清潔感があって綺麗だったので、この値段の安さを考えれば全然ありでした。
朝食も値段の割にしっかりしていて、トータルで見て、この宿にしてよかったです。
宿に到着したのは朝の8:00頃だったんですが朝食も食べさせてくれたりしたのも好印象でした。

《移動》Rossio/ロシオ駅→Sintra/シントラ駅

宿に着いて荷物を置いた後は、当日翌日の天気の様子を鑑みて、一路ユーラシア大陸最西端の町シントラへ。
Sintra方面への電車が発着するLisbon Rossioへは、宿から徒歩10分。
シントラ駅行きの列車の電光掲示板
ユーレイルパスを使って乗車。9:01発の列車に乗り、9:41にSintra駅へ無事到着しました。
リスボンの地域鉄道

Quinta de Regaleira/レガレイラ宮殿

シントラ駅に到着後は、バスセンターでシントラ周遊の1Dayバス乗り放題券を12.5€(¥1500)で購入。
まずは345のバスに乗り、レガレイラ宮殿へ。
シントラ駅のバスのりば
シントラ世界遺産の一角な訳ですが、訪問者は少なめ。バスを降りたのも僕らのみ。
入場料は6€(¥720)。
特に詳しくは調べずに行ったんですが、想像以上に広いこの王宮庭園。
レガレイラ宮殿を外から
しかも、着くと同時に豪雨が。
豪雨に負けず散策。
レがレイラ宮殿庭園の内部
水辺
何ものかはさっぱりわかってないですが、庭園のあちこちにある石造りの建物。
宮殿庭園内の建物
石造りの螺旋階段もあったりして、これを下ると地下道に。
宮殿庭園内の階段
レがレイラ宮殿庭園の地下道
歩くところ歩くところ、ダンジョン感があって楽しかったです。世界遺産であって、そういう部分を楽しむためのものでは無いですが。笑
宮殿にいた猫
なかなか広くて楽しいので、これで6€(¥720)は安かったなというのが印象です。
人も他の遺産に比べて少なめなので、のんびりしたい方には特にオススメです。

昼食 Restaurante Alcobaça

この先2ヶ所回るに当たって、飯を食わねばエネルギーが無くなるだろうという事で。
スペインでは散々マクドナルドを食べましたが、ポルトガル料理は前々から楽しみにしていたので、シントラ村にあるレストランに。
お店の前に立っていたお兄さんが頑張って日本語を使ってくれたのと、値段がそこまでしなかった事。あとは、「他のところは、地の料理っていうより、観光客向けの料理って感じよ」って感じのことを言ってたのを決め手に。
シントラのレストランの外観
店内の様子。
シントラのレストランの内装
9€(¥1180)ほどと比較的安かったので、鱈と海鮮のスープをパン容器で食べるものを。
これもポルトガルの伝統料理ということだったので注文。
パンを使ったポルトガル料理のスープ
鱈はほとんど感じず海鮮がたくさん入ってました。
ポルトガル料理
パンも含めるとなかなか量はあったのでお腹いっぱいに。
Tripadviserのシールも貼ってありましたし、比較的安心して入れるお店だと思います!(Googleマップでの評価が異様に低いですが)

Castelo dos Mouros/ムーア城壁

ご飯を食べたあとは、Sintra Villeのバス停から434の周遊バスに乗りまずはムーア城壁へ。
一度小さいバス停でバスを待っていたら、人が一杯だから〜といった素振りで乗車拒否されたので歩いての登頂も考えましたが、無理です。
Ville等の大きめなバス停に戻ると乗れます。
Sintra Villeのバス停から、険しい山道を揺られること15分ほど。ムーア城壁入り口前に到着です。
入場料は、後に見るペーナ宮殿と共通になっているものが17.1€(¥2052)。
この二つの観光地は半ばセットみたいなところもあるので、共通を購入で間違い無いと思います。
入場口から歩くこと10分ほどすると、チケットの検札があります。
そして城壁!
ムーア城壁の様子
レガレイラ宮殿同じく、規模がすごいです。
長く伸びる城壁
上り
思ったより階段が急なので、かなり息があがりました。
そして景色もよいです!
ムーア城壁からの景色
ムーア城壁から観たお城
所要時間は、1時間掛からないほどだったかと思います。

Palácio da Pena/ペーナ宮殿

シントラのシンボル的存在のペーナ宮殿。
とにかくカラフルでハイカラな雰囲気の漂う建物が目を引きます。
ペーナ宮殿のお城
入り口で検札をしてからは、バスでも宮殿まで登れますが、徒歩だと10分強。
宮殿内のバス
徒歩用のルートがあったのにバスのルートを歩いてしまったので、少し遠回りしました。
宮殿を見上げる。
逆光のペーナ宮殿
宮殿の周りはぐるっと一周できます。
裏側からは、海のある西側の平原を眺められます。
ペーナ宮殿からの眺め
なかなか風が強いのに柵が低く、迫力があります。
前もって調べていると内部にも入れるような事が書いてありましたが、それほど時間もなかったので外観だけ見て退散。
見晴らしの良さげなレストランもあったりしました。
ディズニーを彷彿とさせるようなお城
ペーナ宮殿から見下ろしたムーア城壁。
ペーナ宮殿から観たムーア城壁

Cabo da Roca/ロカ岬(ユーラシア大陸最西端)

ペーナ宮殿からはバスで一気にSintra駅まで下り、403のバスに乗り換え。
出発10分ほど前に着くと人が並んでましたが、結局はちらほら空席がある状態で出発。
ロカ岬行きのバスの列
片道チケットは4€(¥480)ほどなようなので、往復するなら前述した一日券を買ってしまった方が楽だし安上がりだと思われます。
当然のごとく渋滞はなく、田舎道を走ること40分ほど。ロカ岬に到着!
観光バスが多く、ローカルバスの閑散具合からするとびっくりするぐらい人が多かったです。
とは言えユーラシア大陸は最西端。
ロカ岬、ユーラシア大陸最西端の様子
この旅の最終目的地にして個人的には最大の目的地だったのでテンションは高まり。
記念碑があって、道もある程度は舗装されてます。
ロカ岬の記念碑
ロカ岬の舗装路
西日が差し込んでいて、風が強く波が高かったこともあり、これまでに見てきたどの海よりも綺麗で力強かったです。
最西端の海
ロカ岬の灯台
ユーラシア大陸最西端という割には都心部からのアクセスが容易なので、リスボンに行く際は、ここに行かないのは本当に勿体無いと思います。ぜひ。
有料ではありますが、最西端踏破の証明証がもらえます。
ロカ岬到達の証明証
値段は11€で選択肢は2つ。
ロカ岬証明証A
ロカ岬証明証B
裏には日本語も書いてあります。
ユーラシア大陸最西端制覇証明証の裏の日本語での説明
内側には、その場で名前や日付を書いてくれます。
証明証の内部

《移動》→Lisboa Rossio/ロシオ駅

ロカ岬からシントラ駅へと出るバスは30分おきが基本で、終バスは20:00~21:00ぐらいの時間でした(2017年3月時点)。
40分ほどでシントラ駅に到着。
19:00頃の列車でLisboa Rossio駅へと戻りました。
ロカ岬行きバスの時刻表(2017/3現在)

夕食 Snack&Chips Belgium

昼にしっかりしたものを食べたので、夜は軽くデュナーケバブを。
ベルギーチップスを謳うお店にデュナーもあったので、チップスとドリンクのセットを。5€(¥600)。
ケバブのセット
取り立てて変わった点は無かったですが、美味しかったです。
食事代を浮かせたい学生旅にはぴったりの、相変わらずのケバブでした。
デュナーケバブ・デュルム
これでイタリアフランススペインポルトガルのケバブを制覇。笑

帰宿・就寝

朝一から活動してなかなかに疲れていたので、宿に戻って即就寝でした。

おわりに

長い1日でしたが、とても充実してました。
リスボンもシントラも天気は悪めの予報で、宿のおじさんも「リスボンとシントラじゃ天気は全然違うからなぁ〜」と言っていただったので、基本晴れに恵まれて本当に良かったです。
何よりも、ロカ岬が晴れてくれて万々歳でした。
翌日はリスボン観光です。
最後までご覧いただきありがとうございました。