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日本での常識が粉々になる水の都・アムステルダム(オランダ)<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day4>

〜4日目 Amsterdam/アムステルダム(オランダ) 2016/12/25〜

前日に引き続きオランダはアムステルダム。

前日の記事はこちら↓
フランダースの犬の舞台・アントワープ(ベルギー)を経由しオランダへ移動 アムステルダム観光も!!<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day3>

性が観光材料になっていたり大麻が合法だったりと、「エモいな」という得も言われぬ印象を抱いたアムステルダム。
大そうなタイトルを付けましたが、常識を粉々に打ち砕いて頂いたのは主に前日のお話。
この日は、前もってネット予約をしていた’Heineken Experience/ハイネケン・エクスペリエンス’と’Van Gogh Museun/ゴッホ美術館’を中心に。

Heineken Experience/ハイネケン・エクスペリエンス

実はオランダビールのハイネケン。
ハイネケンの過去のロゴ一覧
かつてはこの場所も醸造所として稼働してたそうですが、規模が小さいので醸造所は移転。博物館のような、それこそハイネケンを’体験’出来る施設に作り変えたとのこと。
中央駅から歩いたら、恐らく45分ぐらいかと。宿からは20分。

当日券はアホみたいに並ぶとの事だったので、ネットで、Canal cruise(運河クルーズ)の付いたチケットを25€(1€=120円→3000円[以下同一レート計算])で購入。
12:30がクルーズ船の出航時間。「2時間前を目安にハイネケン・エクスペリエンスに到着して、館内を見て回って下さいー」との案内だったので、10:30の開館時間に合わせて到着。
ハイネケン・エクスペリエンスの入口
クロークに荷物を預け、チケット売り場をスルーし、入り口入って左の方向へ。
Eチケットを読み込んでもらい、リストバンドを受け取って入場。
見学終了後、このリストバンドと交換で、最上階のバーのようなところでビールがタダ飲みできます。
初めはハイネケンの歴史、受賞歴等の展示。
ビールを輸送した船のレプリカ
ハイネケンの創業者

原材料の説明があって、醸造施設の展示。
ビールの原料に関する展示
ビール醸造のための機械
ビールの運搬に重要な役割を果たしていたという事で馬の展示。
馬の展示
その後は、「ビールになって製造工程を旅する」というコンセプトのちょっとしたアトラクション、試飲コーナー…と言う感じの流れ。
ハイネケン・エクスペリエンスのアトラクション
水が飛んで来るので、カメラマンは若干注意を。笑
アトラクションの映像
試飲コーナー。
試飲のカウンター
ハイネケンのビール
その後は、スポーツ関連の展示やミニゲーム。
マルディーニのユニフォーム
ビールを注ぐゲーム
自分の好みのテキストを入力してオリジナルのハイネケンが作れるコーナーなど。
オリジナルのハイネケンをお土産に出来るコーナー
旅も序盤だったのでオリジナルハイネケンは作りませんでしたが、お土産にはもってこい。

全て見終わった後最上階へエレベーターで上がると、入場時に渡されたリストバンドと交換でハイネケンが一杯飲めます(購入は2.5€(300円))。
空になったハイネケンのグラス

 

Canal cruise/運河クルーズ

ハイネケン・エクスペリエンスの建物のすぐ前から出発します。
運河クルーズ船乗り場
ほんとに目の前なので、5分前までお土産コーナーで時間を潰したりしていても余裕。
アンネの家の横を通り、北上。
ハイネケン・エクスペリエンス専用のクルーズ船
アムステルダムの街並み
運河に浮かぶ家

A’DAM LOOKOUTの麓に着きます。

乗船時間は30分強ほど。
乗員の方が簡単な解説をしながら進んでいきますが、後ろのデッキに居たのでほとんど聞こえず。笑
少し出てきてくれました。
解説のお兄さん
12:30に出発して13:05分頃着いたんですが、「この船は13:30にハイネケン・エクスペリエンスに向けて出発します。お戻りになられる方はその時間までに。戻られない方は、フェリーで中央駅までお戻りください。」との案内が。
25分は短いな〜と思いつつ、A’DAM LOOKOUT最上階へ。
アダム・ルックアウトの建物
展望スペースへのエレベーター

お洒落なレストラン(バー?)がありますが、高過ぎて僕には到底無理な感じ。。
見晴らしはいいです!晴れればもっと良く、綺麗に見えたはず。
屋上からの眺め
屋上にも上がれます。風の吹き上げが凄いです。
屋上から見たアムステルダムの街

建物からせり出すブランコアトラクションがあります。
ブランコアトラクション
ヨーロッパで一番高いブランコ、との事。笑

ブランコの説明書き

20分で少し駆け足めに見て回り、船へ。

A’DAM LOOKOUTのお土産コーナーはそれほど充実してませんでした。
お土産コーナーにあった謎の作品。

帰りの航路は行きとは別。
船員さんによる解説はありませんでした。
曇っていてあまり映えた画が撮れなかったので、睡眠時間に。笑
帰りも30分強。
出発地と同じく、ハイネケン・エクスペリエンス前の船着き場に到着します。

 

Van Gogh Museum/ゴッホ美術館

アムステルダムで一番楽しみだったと言っても過言ではない(他にほとんど調べてなかったので)、ゴッホ美術館。
ゴッホ美術館の外観
ハイネケン・エクスペリエンスから徒歩10分弱の場所に。

当日券は結構並ぶとの話だったので、前もってEチケットを購入。22€(¥2640)。
PDFをダウンロードしておいて、入場時にそのまま画面を見せればOK。(ハイネケン・エクスペリエンスも同様)
クロークに15分ほど並んで上着と荷物を預け、オーディオガイドを4€(¥480)でレンタル。
これがあると無いとでは充実度が全く違うと思います。
日本語版もあるので、レンタル必須(と、借りた身としては思います)。
滞在時間は2時間半ほど。
最後の方は駆け足になってしまったので、オーディオガイドを片手にのんびり回ると3〜3時間半は掛かるかと思います。(レンタル係のお姉さんは、じっくり回るコースが1.5時間半、ハイライト(有名どころ)だけ回るコースが45分って言ってました。)
作品の撮影はほぼ全体で禁止。
撮ってる人はかなり居ましたが、スタッフの目に止まると注意されてました。
音声ガイドの最初に「この美術館を見て回ることは、ゴッホの生涯を辿ること」との案内がありましたが、本当にその通り。
1階の自画像コーナーでの概説から始まり、階を上るごとに(ゴッホが齢を重ねるごとに)、彼の持つ画法が洗練されていくのが手に取るように分かります。
単発でゴッホの作品を観たことはこれまでにもありましたが、こういう形で観て回ることが出来たのはとてもいい経験でした。

 

夕食(店名不明)

18時からは、ブリュッセルの宿で同じ部屋になった日本人の友人と会うことになっていたので、ゴッホ美術館から王宮まで徒歩で。30分強。
駅前通りのお店で、ステーキ。
ステーキ
そこそこお値段しましたが、久々に良いもん食べたなと。笑
ビール込み、サービル料が加わって20.65€(2478円)。
アムステルダムのビール
お店の表に「スペシャルオファー!」ってのがあったんですが、それはただステーキの量が少ないから安いってだけだったようで、なんだか少し騙された感が…
美味しかったんでいいですが。

「観光客だから高めに金とってやろう。」って感じの雰囲気のお店が多いような雰囲気だったので、食事処は前もって調べていったほうが安心かもしれません。
 

その後は帰宅して、翌朝早かったので即就寝。
アムステルダム、終了です。

 

おわりに

アムステルダム、エモかったです。
性的なものにしろ、大麻にしろ、それを観光材料にする!?って言うものが全面に出てて、凄く面白かった。
オランダは特有の食事が無いと言うことでそれが少し残念でしたが、とにかく街に熱量を感じました。
上記したもの以外に加えて美術館やビール博物館などがあるのも、やっぱり面白い街だなと。
僕が沈没(バックパッカーが一か所に長期に滞在してしまう現象のことを言うらしい)するならここだなと思いました。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

↓Day5に続きます。↓
言わずもがなの大都会とクラシック音楽・ベルリン(ドイツ)<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day5>

フランダースの犬の舞台・アントワープ(ベルギー)を経由しオランダへ移動 アムステルダム観光も!!<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day3>

〜3日目 Antwerp/アントワープ(ベルギー)・Amsterdam/アムステルダム(オランダ) 2016/12/24〜

クリスマスイブ。
ぼっちでも、動き回ってれば寂しくないぞ!!と自分に言い聞かせつつ、ベルギーからオランダに向けて移動。

アントワープではフランダースの犬の舞台になった教会を訪れました。
アムステルダムでは、セ◯クスミュージアムや大麻店などディープ(?)な場所を観光しました。
では、ご覧ください。

《移動》Brussel/ブリュッセルからAntwarp/アントワープへ

ブリュッセルからアムステルダムへ向かう道中にある街アントワープ。

現地語表記はAntwerpen(アントウェルペン)で、アントワープの呼び名は英語に由来するとのこと。
日本語って地名が現地語読み(フィレンツェ、ミュンヘン、プラハ等々。どれも英語ではフローレンス、ミュニック、プラクと発音するので、日本語のまま発声すると伝わらない) のことが多いので、英語の”Antwerp/アントワープ”がしっくり来るのは少し不思議な感じがします。
美術系の学校が有名だったりするそうで、ゴッホもアントワープの美術学校に通ったそう。前日のゴッホ美術館で得た知識。
ブリュッセルからはIC(インターシティ)で1時間弱。予約は不要。
IC

8:15分ごろの電車に乗って、9:00少し過ぎの到着でした。
‘Bruxelles Noord’駅のホーム下通路を歩いていたらホームから奇声が聞こえて、「テロ!?死ぬ!?」と思い急いで奇声の出どころと違うホームに駆け上がったところ、隣のホームでタンクトップ姿の男性が警察官に拘束されてました。いかんせんテロのあったブリュッセルなので、少し冷やっとしました。。
アントワープ中央駅。

立派な作りでした。
アントワープ駅構内
外観

駅舎自体も立派でしたが、ホームの立体構造も日本では見られらない面白い様式!
立体構造のアントワープ駅

荷物を4€(1€=¥120→¥480[以下同レート計算])でロッカーに預け、街へ。

 

Antwerp/アントワープ 街中散策

散策というか、聖堂への道中が中心街なので。。
ショッピング通りを真っ直ぐに。
そこまで大きい街だと思ってなかったので、ユニクロがあってびっくり。
海外、ベルギー・アントワープユニクロの外観
アントワープのユニクロ

ブリュッセルでワッフルを食べ損ねたので、途中のスタンドで。
街中のワッフルスタンド
ホイップクリーム付きで、2.5€(1€=120円→300円)。

ホイップクリーム付きのワッフル

スタバのアメリカンワッフルしか食べたことなかったんですけど、ワッフルってこんな美味しいんですね笑
店員のおじさんも優しくて、きっといい街なんだろうなと感じました。
ワッフル店の店員のおじさん
 

Cathedral of Our Lady Antwerp(聖母大聖堂)

中央駅から徒歩20分強で、大聖堂に。

アントワープはフランダースの犬の舞台らしく、この聖堂は、ネロとパトラッシュが亡くなるシーンに登場する場所とのこと。
との情報を前日に得たので勢いでアントワープに寄ったわけなんですが、この教会がすごく良かったです。
アントワープの教会の外観
教会前には、記念碑が。

フランダースの犬の記念碑

入館料は4€(¥480)。
日本人観光客が多いようで、絵画やなんかの展示も全て日本語対応してます。
日本語での解説内容
「荘厳」と言うよりは「絢爛」の言葉が似合う造り。
アントワープ、聖母大聖堂の内装
ケルンの大聖堂も凄かったですが、それよりも、こちらの聖堂の方が個人的に好みでした。
白基調なのが、居心地が良い。それに、人も少なめ。
謎の銅像。
教会内にあった人の像

この絵がアニメの関係で有名らしく、天皇皇后両陛下も「この絵の鑑賞に熱心だった」とか。(上画像の解説文参照)
教会内の絵画

 

昼食 Fritkot Max

フライドポテトはベルギー発祥ということで、これまた前日に食べ損ねていたので駆け足で。
ベルギーの、フリット店の外観

大聖堂から3分ほどの場所にあるお店。Fritkot Max。

セットメニューを注文。5.49€(658円)+コーラ1.8€(216円)。
セット
正直「これが発祥の地の味か!さすが!」って言うのは全くなかったですが、まあ美味しかったです。
話によると、2度揚げをするのが特徴のようです。
この大量のストックを、注文が入ると揚げなおしてくれます。
フリットを揚げる機械
確かに、食感がマクドナルドとは違ったような、違わなかったような…笑

 

《移動》Antwarp/アントワープからAmsterdam/アムステルダム(オランダ)へ

ベルギーからオランダへ移動する高速鉄道は乗車には座席予約が必要とのことで、予約をしようと試みたんですが、いかんせんクリスマスイブ。満席とのことだったので、予約不要なICで移動。
アムステルダム行きの列車

12:45の電車に乗るのに、かなり時間が厳しかったので、地下鉄移動(切符を買う間も無く、タダ乗り)。
アントワープの地下鉄
アントワープ滞在時間は3時間無いぐらい。
なかなかタイトにはなりましたが、立ち寄ってみて良かったです。
乗り換えを1本挟み、2時間弱でアムステルダム中央駅に到着!
アムステルダム駅ホーム、構内

 

《宿》 Stayokay Stadsdoelen

今回のお宿。

朝食付き2泊で47.14€(5656円)。12人部屋。
受付や朝食の雰囲気は良かったですが、引いた部屋が悪かった。
24時を過ぎても、ひたすら咳を撒き散らしながらキャッキャ言ってる中国人カップルやら、ブラックミュージックを流しつつ大麻(オランダ国内では合法)を吸ってるうるさい若者集団やらが部屋内に。
12人部屋ってのが悪かったのかも知れないですけど、もう二度とこの宿に泊まる事はないと思います。
シャワー室も寒かったですし。

駅と南部の中心地(博物館やなんかがある)の丁度中間ほどで、立地は悪くなかったと思います。

体勢を整えた後は、街の散策に!

 

アムステルダム中央駅

アムステルダム中央駅、東京駅のモデルになったと言われてます。
アムステルダム中央駅の外観を正面から

けど、観光材料ってほど立派では無かったかなと。。
翌日撮った写真ですが、裏側(北側)はすぐ運河になってます。

裏から見たアムステルダム中央駅の外観

 

Red Light/風俗店街

観たいものだけネット予約して、特に深く調べずにアムステルダムに到着したんですが、地図を見てみると、観光地化された風俗街があるとのこと。。
どうせ暇なので、行ってみることに。
Red Lightの由来は即ち、こういう事。
レッドライトの外観

この写真は全てカーテン閉まってますが、接客中()以外はカーテンが開いていて、風俗嬢の皆々様が下着姿で男性達を誘います。
で、いい人が居れば、その場で値段交渉をして…というシステムのよう。
ただ、言うてしまえば観光スポット化してるので、このRed Lightを(外から見て)巡るツアーもあったりするそう。
観光地化しているレッドライト

ピンボケしてますが、女性の驚く様子。笑

観光客のカップル
すごく自然に街中にあるのが日本人としては驚きでした。

 

Sex Museum/セ◯クスミュージアム

文字通りな展示のある、セ◯ックスミュージアム。入館料は4€(¥480)。

カメラを向けるのが憚られるような、モザイクものの展示が大量にあります。
カップルや女子グループが意外と多かったんですが、日本人女子2人組がいたので、その2人からは極力離れて回りました。笑
写真はほとんど載せられませんが(自主規制)、なんか、凄まじいです。
これほど堂々と、あからさまに展示するのか!って言うのが感想。
かろうじて載せられるのは、ワンコインでポルノ画像が見られる、昔の器械ぐらい。
セックスミュージアムの展示
中央駅前のメイン通りにあるっていうのがまた驚きです。
セックスミュージアムの外観

 

夕食 Bon Appétit

セ◯ックスミュージアムの並びのお店で。

メニューを見ていたら声をかけられたので、「アムステルダムの有名な料理は!?」と尋ねると、「オランダはいろんな国の良いものを取り入れてるから、パスタとかーステーキとかー」と。
クレープも勧められたので、食事にクレープを食べた経験がなかったので試してみることに。10€(1200円)。
クレープで夕食

勧められただけあって、美味しかったです。
生地が少し甘いのと、チーズの塩味、トマトの酸味なんかが相まって、とても充足感。
クレープの中身の具

ビールは5€(600円)。
グラスビール
店員さんがすごく親切で、「注文はお済みですか?」「お味はいかがですか?」と度々聞きにきました。
カードで支払って、チップ箱に1€(¥120)入れて、退店。

 

Magic Mashroom Shop/大麻ショップ

オランダは大麻が合法で、街中にも販売店がちらほらあります。
大麻販売店の外観
30秒ぐらい入って見たものの、なんか怖かったのですぐに出ました。笑
店の前にはこんな張り紙とかが。
大麻の効能を説明する表

 

ファストフード店 FEBO

結構街中に点在しているファストフード店。
その特徴はこれ。
アムステルダムにある、ファストフードの自動販売機
ファストフード自動販売機!
機械の中は温かいので、商品も温かいです。
クロケットバーガーを。2.4€(¥288)。
クロケットバーガー
まあふつうに美味しい!
イメージ的には、コロッケの中身の大半をマッシュポテトに変えたような感じ。
揚げ物でしたが、商品がヘタってる事もなかったです。

これにて3日目が終了です。

 

おわりに

ブリュッセルの感想は4日目に回すとして、アントワープについて。
アントワープに行くことに決めたのは、ブリュッセル出発前日の夕方。詳しいストーリーは知りませんが、’フランダースの犬’に惹かれたのがアントワープ途中下車を決めた一番の理由。
そこまで「観光地!!」っていう感じがなかったのが、逆に好印象でした。クリスマスマーケットもやってましたが、地元の方々が多そうな雰囲気。
大聖堂も、閑散とまでは行かないものの、人は少なかったのでのんびり観られました。
全くノーマークのところに良さを見つける、旅の醍醐味の一つを味わえたかなと思います。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

Day4もよろしければご覧ください!
日本での常識が粉々になる水の都・アムステルダム(オランダ)<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day4>

世界一美しい広場と小便小僧・ブリュッセル(ベルギー)<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day2>

〜2日目 Brussel/ブリュッセル(ベルギー) 2016/12/23〜

15日間のヨーロッパ周遊旅行。
今回は2日目。前回のフランクフルトに続いては、ベルギーはブリュッセルです。
↓Day1フランクフルト編はこちら
金融と空港の街、フランクフルト(ドイツ)を一日で観光<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day1>
昨年(2016年)3月にブリュッセル中心部で発生したテロでは、35名の犠牲者が出ました。
そんな訳で、危険なのだろうか…という考えも頭に浮かびましたが、行って見てみないことには様子は分からない、という訳で。
では。

 

Frankfurt/フランクフルト(ドイツ)からBrussel/ブリュッセル(ベルギー)へ移動

朝8:16のICEでフランクフルト中央駅からベルギーの首都ブリュッセルへ!!
前日のICEは空席がなかったんですが、この日はフランクフルト始発だったので余裕の着席。
フランクフルト発ブリュッセル行きの列車

Brussel(Bruxelles)-Noord(ブリュッセル北駅)までは3時間ほど。
ICEはBrussel(Bruxelles)-Centralには止まらず、Noord駅の次の停車駅は、中心街から少し外れたBrussel(Bruxelles)-Midi駅になります。
のでブリュッセル北駅で下車するのが恐らくベター。

ブリュッセル駅の看板

下車後は地下鉄の改札らしきところで24h乗り降り自由の切符を購入。7.5€(1€=120円→900円[以下同一レート計算])。
2駅南に下って中心街のど真ん中、’De Brouckere’駅で乗り換え、2駅西へ。
宿の最寄りの’Comte de Flandre’駅で下車。

駅から徒歩10分ほどで宿には到着。
ブリュッセルの地下鉄は、ドイツとは違って改札があります。
ブリュッセルの地下鉄の改札

切符は薄っぺらいですが、機械にタッチをすると扉が開きます。

 

宿 Auberge de Jeunesse Génération Europe Youth Hostel

宿の名前がさっぱり読めませんが、ユースホステルなのはお分り頂けるかと思います。
ユースホステルの外観

一泊19.86€(2383円)。簡単な、セルフ式の朝食付き。
部屋は4人部屋。
こんな感じ。
ドミトリーの室内

シャワーとトイレも部屋内に付いてます。
同部屋が、同じ学年の都内の大学生と、ドイツで学部生をやってるマレーシア出身の青年っていうなかなか面白い組み合わせでした。
チェックイン時間前に到着した場合は、地下のロッカーに荷物を入れられます。大きさは50ℓのバックパックがちょうど収まるぐらい。
デポジットで5€(¥600)取られますが、返却されるので特に問題は無しかと。
夜は、受付兼バーのところでお酒が買えます。
さすがビール大国ベルギー。ビールだけでも12種類のラインナップでした。
2.60€(312円)。
ホステルにあったビール

 

ブリュッセル中心街散策(クリスマスマーケット・Grand Place/グランプラス(昼)・小便小僧)

宿を13:00前に出て街散策へ。
宿の受付の方に「カメラは隠して歩いた方がいいよ」と注意されましたが、カメラを隠してしまうとアイデンティティを失してしまうので、無視(ごめんなさい)。
特に怖い思いもしなかったし、他にもカメラを持って歩いてる人は結構いました。
中心街のど真ん中、地下鉄の’De Brouckere’駅を出て、少し南へ。

まずはトルコの国民食(?)、デュナーで腹ごしらえ。
ブリュッセルのデュナー店
デュナーケバブ

歩行者天国をもう少し行くと、’Bourse de Bruxelles/ブリュッセル証券取引所’を取り囲むようにクリスマスマーケットが開かれてます。

謎のアトラクション、長いシーソー。笑
ブリュッセルのクリスマスマーケットのアトラクション

建物をぐるっと裏に回って東へ。
グランプラス。

「世界一美しい広場ねぇ、ふーん」ぐらいの気持ちで行ったんですが、とても綺麗でした。
昼のグラン・プラス

建物の荘重さと、広場の石畳。
ブリュッセルの荘重な建物

金の装飾をされている建物に360°囲まれるっていう事はなかなか無いので、迫力がありました。夜はもっとすごかったですが、それはまた後ほど。
グランプラスから3分ほど南に行くと小便小僧があります。
小便小僧に集まる人たち
世界3大がっかりなんて言われてますが、「世界3大がっかりの一つをを観に行くんだ!」と思えば逆に随分楽しめるかと思います。
小便小僧と言えばJR浜松町駅ホームのイメージだったので(今もあるのか知りませんが)、結構新鮮でした。

小便小僧

そこからは街を徒歩で東へ。楽器博物館に向かいます。

道の途中には壁画アートがいくつかありました。これを見て回るのも結構楽しめそうです。
小便小僧の壁画
ブリュッセルの壁画

 

Musée des Instruments de Musique/楽器博物館

Googleマップを見ていたら目にとまった楽器博物館。

音楽は好きなので、近くの王立博物館にも行きたかったですが、時間がなかったのでこちらだけ訪問。
グランプラスからは徒歩15分ほど。
なんだか厳かな建物。
楽器博物館の外観
入館料は学生6€(¥720)。無料のオーディオガイドが借りられるんですが、これが凄い!!
3フロアに渡って(建物自体は10階建て)大量の楽器が展示してあるんですが、楽器によっては足元に数字が示されてるものがあります。
音声ガイドの案内表示
で、その数字をガイドに打ち込むと、楽器の実際の音色が聴けるんです!凄い!!
音源の数は、恐らく200以上あったと思います。
世界各国の古典楽器から、エレクトロニカまで。
部族の楽器
吹き出し口がたくさんある管楽器
ピアノ
2段ある鍵盤楽器
エレクトロニカ

6€で大満足!
音楽や楽器に興味があるならすごく楽しめると思います!僕は、ニタニタしながら歩き回ってました。笑
所要時間は、のんびりしっかり見て回ったので2時間半近く。
音楽好きの方にはとてもにオススメです。

バグパイプだけでも何十個と展示があったり、ほんと、面白いです。
バグパイプの展示
最上階にはレストランがあったんですが、学生に似つかわしい感じではなかったので、食事はしませんでした。
眺めは良好。
楽器博物館最上階のレストラン

 

小便少女

ブリュッセルで有名なのは小便小僧ですが、小便少女もあります。
「ほんとにここにあるの?」な路地を入っていくとあります。
像のある小道の様子
完全ロックアウト。人の影はゼロ。
柵で覆われた小便少女
寄りの写真
「リアル過ぎて笑えない」との評判が、とは聞いてましたが、まあ、納得。
小便少女
中心街にあるからせっかくだし行くか〜程度でいいかと思います。

 

夕食 Nuits Saint-Georges

小便少女の近くを歩いてたら客引きされ、そこそこ安いし、おじさんいい人そうだし〜と思い入店。

一応、「ブリュッセルの代表料理は?」と尋ねると、ムール貝のワイン蒸しかパエリアとの事。
パエリアを注文。10€(¥1200)。
ブリュッセルのパエリア
このお店はムール貝のワイン蒸しが9€(¥1080)だったんですが、他のお店は大抵20€(¥2400)近くとかしてました。
パエリアも値段相応の味だったのかもしれませんが、学生旅としては十分満足、美味しかったです。なんせ初めてパエリアを食べたので、あれが良かったのか悪かったのかは分かりません。笑
ビールも3€(¥360)と案外安かったです。
ビール
チップ文化があるのか知りませんが、お釣りはいらないよ〜と14€(¥1680)払って退店。
客引きのおじさんとお店。

ブリュッセルのレストラン

 

Grand Place/グランプラス(夜)

ビール屋さんがポツポツあるので、中を覗いたりしながら街を散策。最後はグランプラスへ。
瓶がかさ張ってしまうので購入は自粛。
ビール店の店内
夜のグランプラス。
夜のグラン・プラスのライトアップ
たまたま18:00に通りかかったんですが、15分ほどのプロジェクトマッピング(的なの)がありました。

360°プロジェクトマッピング
360°使った演出。

綺麗どうこうというより、360°音と光に囲まれて、迫力が凄かったです。
赤のライトアップ
クリスマスだけなのやら18:00からだけなのかやら情報はさっぱり有りませんが、一見の価値ありです!!
その後は宿に帰り、半日だけの散策でしたが、ブリュッセル観光が終了。
本当は王立博物館にも行きたかったので、丸1日あったら良かったな〜と言うのが感想。
サーっと見て回るぶんには、2日間は要らないと思います。

 

おわりに

全くイメージのなかった、未知の街ブリュッセル。
ドイツ人にこの周遊旅行の話をすると、「プラハめちゃいいよ!ウィーン最高だよ!!」みたいな話ばかりで、ベルギーについて触れられる事は皆無でした。
そんなわけで全く期待してなかったからというのもありますが、すごくいい街でした。小さい街ですし、それほど観光スポットも多くは無いですけれども。
テロの影響でベルギーを敬遠する傾向があるんだとは思いますが、近隣国に旅行するのであれば、足を延ばす価値ありです。
まあ、また行きたいか?と問われれば、ヨーロッパの他の都市を回りたいかな〜と言うのが正直なところです笑
一度は行く価値ありますよ!ということで。(特にビール好きの方は)

最後までご覧頂きありがとうございました。
↓翌日は、アントワープを経由してアムステルダムへ移動です!
フランダースの犬の舞台・アントワープ(ベルギー)を経由しオランダへ移動 アムステルダム観光も!!<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day3>

金融と空港の街、フランクフルト(ドイツ)を一日で観光<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day1>

〜1日目 Frankfurt/フランクフルト(ドイツ)2016/12/22〜

2016年12月22日から2017年1月5日に掛けて、ヨーロッパ周遊をしてきました。

ルートは、ドイツで生活しているからこそのチョイスと言ったところ。

フランクフルト(ドイツ)→ブリュッセル(ベルギー)→アントワープ(ベルギー)→アムステルダム(オランダ)→ベルリン(ドイツ)→プラハ(チェコ)→ブダペスト(ハンガリー)→ウィーン(オーストリア)→ザルツブルク(オーストリア)→ミュンヘン(ドイツ)→ハイデルベルク(ドイツ)

の、6カ国11都市です。

地図に落とすとこんな感じのルート。
ヨーロッパ周遊のルート

有効期限15日間のEUrail passを使って、全行程列車での旅。

15日間ヨーロッパ圏内の列車に乗り放題で、プロモーション価格307€(1€=¥120→¥36,840[以下同レート計算])でした。

そんな訳で初日は、住まいと同じくドイツはフランクフルトへ。。

Göttingen/ゲッティンゲンからFrankfurt/フランクフルトへ移動

国際空港のある街フランクフルト。初めは立ち寄る予定じゃなかったんですが、ブリュッセルへの通り道だったので、宿も安いし泊まってしまえと。

初日。早速、駅の窓口にベルリンテロの指名手配票が。不穏。
ベルリンテロの指名手配表

ホテルのチェックインが14:00からだったので、それに合わせて、12:00頃ゲッティンゲンを出るICE(新幹線)に乗車。
ICEの電光掲示板表示

ICEはユーレイルパス(EUrail pass)があれば座席予約は不要なので勢いで乗り込んだんですが、クリスマス帰省ラッシュ(12月22日木曜)なのを考慮しておらず、座れる座席が見つからず。。

仕方ないので、通路に座っての2時間の旅。
ICEの通路

人が通ったりトイレの前だったり色々ありましたが、2時間ぐらいならどうにでもなります。

座席の予約料は10€(¥1200)ほどとなってたので、お金が浮いたと言うことで笑

この先の旅行中、一度も座席予約はせず、全て自由席で乗り切りました。この旅最初の列車。
ICEの車両

 

宿 United Hostel Frankfurt City Center

前日にBooking.comで予約。

フランクフルト中央駅から徒歩5分。

8人の相部屋で19€(¥2280)。朝食は別料金4.5€(¥540)。ホテルでは食べず、駅に行く途中のパン屋を利用しました。
入り口が異様に怪しいですが、普通のホステル。
フランクフルト、ユナイテッドホステルの入口
部屋はすごく綺麗。シーツも初めから敷いてあります。
相部屋ホステルの室内
Wi-Fiは、3時間までは無料との表示がありましたが、3時間以上無料で使えてたかと思います。
シャワーの作りがよく分からなくて、シャワールームの中に、シャワーボックスが5,6個。荷物を置く場所もないし、脱いだ衣服は、男性はまだ良いものの、女性はどこに置くのやら?って感じでした。
8人部屋でしたが、宿泊者は3人のみ。

 

Goethe House(ゲーテハウス)

ドイツで最も著名な文豪、Johann Wolfgang von Goethe/ヨハン・ヴォルフガング・フガング・フォン・ゲーテ。その生家は、フランクフルトにあります。

中央駅から歩いたら、20分ほど。

途中には欧州銀行の本店があったりします。
欧州銀行本店

ゲーテハウスは、ゲーテの生家と、ゲーテにゆかりのある美術品から成る美術館との2部構成。
ゲーテハウスの外観

入場料は学生3€(360円)。日本語のオーディオガイドを3€(360円)で借りられます。
ゲーテハウスのオーディオガイド

ゲーテハウス内には文字書きの解説が少ないので、このオーディオガイドを借りないと、何が何やらよく分からず終わってしまうかと思います。

個人的に目を引いたのはこの天文時計。
ゲーテハウスの天文時計

時間月日に加えて、月の満ち欠けやなんかも表示出来たとの事です。
上部の拡大
所要時間は1時間ほど。
それほど高くもないですし、時間があれば行く価値はあると思います。

 

昼食 スーパーカトウ

ゲーテハウスが見つからずにさまよっていた時に見つけたお店。


スーパーカトウの外観

日本人らしき(日系人に対してもドイツ語しか喋ってなかったので)女将さんと、日本人の板さんがいる日系スーパー兼お寿司屋さん。寿司バー

ちょうど昼食を求めてたので、比較的リーズナブルだった巻物を。
かっぱ1.6€(192円)と鉄火3.0€(360円)。それと、がり小0.2€(24円)。
かっぱ巻きと鉄火巻
美味しかったです!お米は立ってるし、きゅうりもシャキシャキ。鉄火のわさびもいい塩梅でした。
値段もそれほど高くないので、オススメです。

 

Weihnahats Markt(ヴァイナハツマルクト/クリスマスマーケット)

せっかくやってるから行こうという事で、クリスマスマーケット。
フランクフルトのクリスマスマーケット

フランクフルトの数少ない観光名所、Römer Platz/レーマー広場で開かれてました。

ゲッティンゲン、ケルン、ニュルンベルク、ローデンブルグとクリスマスマーケットには4軒行きましたが、ここが一番好きだったかもしれないです。
まず、Glühwein(グリューヴァイン)が美味しい。
フランクフルトのワインカップ
リンゴの甘みが味の中心で、癖のない飲みやすい味でした。
あとは、ここまでで見たなかで一番大きなメリーゴーランド。
移動式仮設メリーゴーランド
仮設とは思えない大きさ、速さ。
もちろん乗ってはいないですが、これがあるだけで随分気分は盛り上がります。
そして、お肉屋さんの美味しい生ハム。
お肉屋さんの出店散々ソーセージは食べて来たので違うものが食べたいな〜と思ってたんですが、お肉屋さんのSchinkenbrötchen/シンケンブレートヒェン(生ハムパン)が美味しかったです。2.5€(300円)。
シンケンブレートヒェン
会場近くには地下鉄駅もありますが、フランクフルト中央駅から徒歩でも30分ほどです。
クリスマスマーケットの様子

 

夕食 Ramen Jun/ラーメン 潤

夕飯は、せっかくなのでラーメンを。

Ramen Jun。評判は結構良さげ。
フランクフルトラーメン潤の外観
フランクフルト中央駅からU-Bahnで1駅’Festhalle/Messe(フェストハレ/メッセ)’駅から徒歩2分。

中央駅から歩いても15分ほどだと思います。

お店に入ると、「カウンター席ならすぐに入れますけど、20:00から予約が入っているので…」(入店は19:15ぐらい)との事でしたが、特に気にせずカウンター席へ。
お店の中は、酒麺亭を謳うだけあってバーのような雰囲気もあり。
お店の看板
一介の若造学生が入っていいものなのか…?とも思いましたが、そこは気にせず。笑
注文は、水、白米、ラーメン。
ラーメンは黒と赤(焦がし香油or辛み?)もありましたが、ノーマルのラーメンを。
らーめん(9€=1180円)。
とんこつラーメン
横浜に「たまがった」っていう九州ラーメンのお店があるんですが、そこのラーメンにすごく似た味!!
ネギ、きくらげ、紅ショウガ、スープのとろみ。どれも、たまがったを彷彿とさせる風味。
麺の、細くて芯の残った堅い感じも何処となく似てました。
ともかくも美味しかったです!
日本にあって適正価格なら定期的に行こうかなっていう味!
完飲後のラーメン丼ぶり
お店を出るときに「短い時間でしたがありがとうございました〜」って声を掛けて頂いたのも好印象でした。
カウンター席の様子
あと、店員さんは全員日本人の女性でした。
日本でも全員女性のラーメン屋ってそんなに無いですけど、よくフランクフルトでこれだけ女性店員を揃えられたなと。笑
また3月に行くつもりなので楽しみです。

 

就寝〜出発

帰宅前にREWE(イトーヨーカドーみたいな)で1ℓのお水と瓶ビールを買い宿へ。
翌朝は8:16の電車だったので、24:00前に寝て7:00起き。
チェックアウトした後は、駅前通りにあるbackWERK(ドイツ全国にあるパン・サンドイッチのチェーン)で朝食を摂り中央駅へ。
 
12月23日と言う事で駅前できよしこの夜を吹いてるクラリネット奏者がいましたが、そもそも下手だったのが少し残念でした。笑
1日目、終了です。

 

おわりに

フランクフルト。

正直、わざわざ観光の為に立ち寄る場所では無いな~というのが感想です。

ラーメン店の店員さんにも、「フランクフルト全然観るところ無いですよね~」と言われました。笑

ですが、ゲーテハウスは一見の価値ありだと(僕は)思うので、飛行機の乗り継ぎ等、時間がある際には訪れてみると良いかもしれないです。ただ、少なくとも、2泊以上は不要。笑
では、最後までご覧頂きありがとうございました。

Part2のブリュッセル(ベルギー)編はこちらをご覧ください。
世界一美しい広場と小便小僧・ブリュッセル(ベルギー)<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day2>