「掛け流し」タグアーカイブ

上質な掛け流し都市湯|銭湯・霧島温泉(鹿児島)|温泉のすゝめ57

風貌はなんてことのない”町銭湯”。

ただ、そこに注ぐ湯が掛け流しの温泉であると、ただそれだけ。

鹿児島が誇る温泉地、霧島の名を冠した公共浴場「霧島温泉」。

鹿児島で一番の繁華街、天文館から徒歩10分ほど。片道二車線の通りに佇む姿は、都会の建物群に囲まれ、どこかいじらしい。

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西郷隆盛の愛した湯|日当山温泉(鹿児島)|温泉のすゝめ56

歴史は、称揚されずとも失われることなく、たとえ忘れられてしまえどもそこに在り続ける。

陽をあてずともそれを是とする者はどこからともなく惹きつけられ、その地を訪れ湯に身を浸す。

目次

◆1. 霧島と日当山
◆2. 日常と化した歴史
◆3. 西郷どん湯

◆霧島と日当山◆

薩摩の豪傑西郷隆盛の愛した温泉、日当山(ひなたやま)。

後日お世話になったマッサージ店の30余歳と思しき男性が、鹿児島市出身とのことだったので「温泉といえば」と尋ねてみた。

回答は、「指宿か霧島」。

この日当山も、”霧島”に含まれると言えば、確かにそうかもしれない。

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古湯にして名湯|道後温泉(愛媛)|温泉のすゝめ55

言わずと知れた古湯、松山・道後。

聖徳太子も当地を訪れ、道後に湧く湯と政治とを重ね合わせた言葉を残しています。

6泊松山に滞在し、5度道後の湯に浸かりました。

コロナ禍で到底日常とは呼べない様相だった物と思いますが、のんびり松山の街も含めて道後を味わうことが出来ましたので、所感を。

書こうと思えば幾らでも話を膨らませられてしまう気がするので、自重気味に。

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山奥に沸く塩泉、秘湯|鷹ノ巣温泉(新潟)|温泉のすゝめ54

コロナ禍、賛否両論あることは重々の承知のもと、新潟県は鷹ノ巣温泉へ。

友人は低評価の口コミを気に掛けていたものの、その多くは「虫が出た」だの何だの。
彼/彼女らの秘湯に対する期待値がズレてるだけで、それを宿の評価に結びつけるとは厚顔無恥にも程がある。

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