No.41 2018年11月19日 評価★★★★☆ (是非また行きたい)
【温泉名】三朝温泉 「河原風呂」(鳥取県東伯郡三朝町)
三朝温泉について
平安時代末期、1164年に発見されたとされる鳥取・三朝温泉。
泉質は、放射能泉。ラジウム温泉。
高濃度のラドンを含有しているらしいですが、もちろん目には見えませんし、湯から感じることも出来ません。
ただ1992年の調査によれば三朝地区のがん死亡率は全国に比べて1/2とのこと。
それが事実ならば、大変な効能です。
三朝温泉 – Wikipedia
三朝温泉旅館協同組合│宿泊施設&観光情報満載│三朝温泉旅館協同組合
「河原風呂」入浴記
「株湯」を出て帰路につく直前、時間の関係で三朝温泉の名物「河原風呂」に立ち寄ろうか悩ましいところだったんですが、やはり行っておかないと後悔するだろう、ということで。
株湯から倉吉方面へと向かう途中右手に広々した駐車場があり、料金は1時間無料。
さっと車を止め、小雨の降る中徒歩5分ほどにて河原にあります「河原風呂」へ。
温泉街の中心を走る橋のたもとに横たわる温泉・浴場。
もちろん通行する車や歩行者からは丸見えですが、地元のおじ様たちは悠々と入浴しています。
足湯もあり、「さすがにこの開放感の中を入浴するのはちょっと…」と及び腰になりましたが、やはり後悔を残すわけにはいかない、と入浴を決意。
明らかに地元住民のおじ様3名が先客に。
脱衣所(吹きさらしではありますが)に小さな屋根があったので、服を脱ぎ、雨に濡れないよう棚へ。
貴重品ロッカー等はありませんが、浴槽から棚への死角はないので特に問題はなし。
「株湯」と同じく「地元の人の説教を食らった」との口コミがあったので、置いてあった桶を使って身体を流し、恐る恐る湯の中へ。
お湯は熱すぎずぬるすぎずの丁度いい温かさ。株湯のお湯と同様に、肌で泉質を感じることは特に無し。
露天で雨が降っていたこともあり心持ちとしては長湯したいところでした。が、前述の通り時間がなかったので、湯冷めせずに済みそうなラインを見極め、10分も湯に留まること無く外へ。
何か適当な屁理屈で怒られるのではないかと訝っていたこともあり、地元のおじ様たちとの会話もなく。和歌山の河原風呂では周りのおじ様(おっちゃんの方がしっくり来る)たちはとてもフレンドリーだったので、それに比べるとこれも県民性なのかも知れません。
ペットで飼っていると思しきインコを鳥かごに入れて持ってきているおじさんも居たりして、地元の生活に馴染んでいるんだなと実感できました。
僕は特に恥ずかしさは感じませんでしたが、(見る分にも)観光名所ということで観光客の皆さまは橋の上からバシバシ入浴中の写真を撮って行きますので、それが嫌な人は足湯で我慢するのが賢明かと。
女性で入浴記をブログに書いている方がいらっしゃいましたが、物凄い強心臓だなぁと、実際に入浴してみて改めて思わされました。
河原にある温泉には和歌山・川湯温泉で入ったことがありましたが、ここまで開放的な場所は初めてだったのでいい経験になりました。
「河原風呂」の情報
〒682-0123 鳥取県東伯郡三朝町三朝903-1
☎0858-43-0431(三朝温泉旅館協同組合)
アクセス(公共交通):JR倉吉駅より路線バスで20分
駐車場:「多目的駐車場」1時間無料 以降30分100円 最大24時間1000円
公式サイト:三朝温泉旅館協同組合│宿泊施設&観光情報満載│三朝温泉旅館協同組合
総合評価
【泉質(弱放射能温泉)】
★★★★☆ 4.0/5.0
源泉掛け流し。
全国的にも稀なラジウム温泉。
【湯質(掛け流し有無等)】
★★★☆☆ 3.0/5.0
恐らく掛け流し。
野外吹きさらしなので、若干の不純物も。
【温泉設備】
★★★★★ 5.0/5.0
野ざらしの露天湯。唯一無二の存在感。
【施設の雰囲気】
★★★★☆ 4.0/5.0
地元の方がほとんど。
ペットのインコを連れてきているおじさんも。
【総合評価】
★★★★☆ (是非また行きたい)