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劇場政治

タイトルの通り、言わずもがな、森喜朗先生の退任に関連して。

いつも、政界のお偉方の炎上を傍から見ていて思うのは、「なんで、こんなにも徹底して、ボロクソに叩かれなければいけないんだろうか」ということ。

この歳になって、ようやく、彼らの発言の重さ、というものが薄らながらも分かってきたような気がしています。

我々一般人と全く同じきイチ人間でありながら、彼らの持つ影響力、彼らにのしかかっている責任の大きさというものは桁外れです。

それでは一体全体、紙面ワイドショーSNSまで、自らの手で首を落とすまで止むことのない罵詈雑言に晒されるのは、重大な責任を持つイチ会長として、はたまたイチ人間として、適当なことなのか。私には、そのどちらにおいても疑問符がつきます。

我々民衆は、手の届かない政治の世界に居る「人間」は何かとボロクソにされる責任を負っており、その責任を取らせる責任(権利?)が自らの手にあると暗に思い込んでいるように思われます。

なぜならば、政治の舞台を演劇の舞台のように考え、選挙民、すなわちプロデューサーとして、彼らを選んでいるという自負(のようなもの)があるから。

世間から浴びせられる鉄槌に耐えられないような人間は、政治家として矢面に立つことは、平時であれそもそもできないだろうと思います。ですから、殲滅戦を思わせる罵詈雑言を受けても、政治家が「人間」として死ぬことはまず無いでしょう。

「それじゃあ『政治家』として死ぬまで叩き潰してやろう」

と言えども「人間」としては異常なほどの耐久性が政治家には備わっていますから、簡単には「政治家」としても殺すことはできない。

しかして巻き起こる殲滅戦。

それに手を貸す民衆にとってみれば、自ら選出に携わった役者を葬ることは自分の持つ権利であり責任なわけですから、その行為は正当化される。

構図として政治家叩きがエスカレートすることは仕様のないことなのかも知れませんが、民衆側にありながら政治に片足を突っこんでいる身としては、傍から眺めていると非常に面映ゆくあります。

無投票選挙の蔓延は国民主権を脅かす一大危機である

今回の2019年統一地方選挙、道府県議選では定数2277人のうち26.9%の612人が無投票で当選。政令市議選も、定数1012人のうち34人が無投票で当選を決めました。

巷でよく聞かれる「政治に興味はない」「誰がなったって同じ」。実際のところ僕も、たとえ議員の構成員が一人変わったとて、道府県議会に関しては与野党がひっくり返ったとて、国民の日常生活にはほとんど影響は無いのではないかと訝(いぶか)っています。
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国会議員秘書インターン生の仕事

思いがけず国会議員秘書のインターン生になって5ヶ月ほど。
現在僕は与党衆議院議員の東京事務所でインターン生をしています。
なんとなく秘書インターン生としての仕事も安定してきたので、一体インターン生はどんな仕事を任されるのかを紹介しようと思います。
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