No.39 2018年11月18日 評価★★☆☆☆ (これで満足)
【温泉名】湯田温泉 『ホテル 喜良久』(山口県山口市)
九州からの帰り道。
友人とはこの日の19:00過ぎに大分空港で分かれ、そこから東京へ向けては一人ドライブ。
当日中に走れるだけ東へ走ってしまいたかったので、大分空港から3時間ほどと丁度いい位置にあった湯田温泉を再訪。
一人だったこともあり、シングルルームで安く泊まれる宿を探してこの『ホテル 喜良久』に。
湯田温泉の歴史とあれこれ
山口県内で宿泊地を探していたところたまたま発見した湯田温泉。知名度はと言えば、他の有名な温泉地に比べると、全国区とは到底言えないかなとは思います。
ただその歴史は古く、湯の起こりは500年ほど前の室町時代にまで遡るとのこと。
それにところは、かつて長州藩の置かれた山口県。江戸末期から明治期に活躍した長州志士たちも藩随一のこの湯田温泉に集まり酒を酌み交わし、疲れを癒やしたとのこと。
そんな歴史ある湯田温泉ですが、先にも述べたように知名度はイマイチ。大都市からの距離が微妙なことや有名な温泉地が九州に多いことなどが主な理由ではありますが、大型の旅館・ホテルが市街地内に集まる温泉地で、いわゆる「温泉風情」が無いのも事実。
それに、自家源泉を所有していない旅館ホテルも多く、そのような施設では中央管理式の消毒臭を感じる湯が提供されていることも、温泉好きの足を遠のかせている遠因かと思います。
『ホテル 喜良久』とその温泉
湯田温泉の源泉ほど近くにあるお宿、『ホテル 喜良久』。
せっかくだからいい湯に入りたい気持ちもありましたが、予算の関係で4000円ほどで泊まれたこちらのお宿に。
温泉地にありながら雰囲気はビジネスホテル。
部屋に新しさは感じられないないものの、清掃は行き届いていました。
アメニティが付いていないプランでの宿泊のはずが浴衣や歯ブラシが用意されていたのが、ラッキー。
いわゆるザ・ホテルの大浴場で、大きめの脱衣所には鍵付きロッカーが。
滞在中他の滞在者の気配をほとんど感じませんでしたが、浴場に入ると先客のおじさんが一人。
浴槽は大きく、ふわっと泳げてしまいそうな広さでした。
提供されている泉質は…
しかし提供されている温泉はといえば、循環式の、消毒臭の強いお湯。
もちろん湯田の温泉ではありますが、浴槽の外枠に沿って強い水流が走っていたりと、幾らか不可解な点があったりもしました。
ただ、前回宿泊した『梅乃屋』のお湯よりも肌に感じるすべすべ感は大きく、「温泉に入ってるんだ~」感は強かったかも知れません。
目を閉じて心を休めようとすると消毒の塩素臭が鼻についてしまうのが少し残念ではありました。
嫌な思いをしたりはしませんでしたが、お金に余裕があるならば次は他のお宿に泊まりたいなと思います。
総合評価
【泉質(アルカリ性単純温泉)】
★★★☆☆ 3.0/5.0
肌にスベスベを感じる美肌の湯。
【湯質(掛け流し有無)】
★★☆☆☆ 2.0/5.0
温泉地全体での共同管理で、循環式。
若干の塩素臭あり。
【温泉設備】
★☆☆☆☆ 1.0/5.0
大浴槽とシャワーのみ。
【施設の雰囲気】
★☆☆☆☆ 1.0/5.0
よくあるホテルの大浴場。
【総合評価】
★★☆☆☆ (これで満足)