知名度随一の天然砂むし温泉|指宿温泉「砂蒸し会館 砂楽」|鹿児島県|温泉のすゝめ32

No.32 2018年11月16日
評価★★★★★ (絶対また行きたい)
【温泉名】指宿温泉 「砂蒸し会館 砂楽」(鹿児島県指宿市)
国内で一番のお気に入り温泉と言っても過言で無い、砂蒸し。
別府・竹瓦温泉とここ砂むし会館しか経験したことはないんですが、施設として洗練されつつスローな空気感もある素晴らしい入浴施設。
何より、何の邪念もなくぼーっとすることが出来るので砂蒸しは大好きです。

指宿温泉の天然砂蒸し

九州に多い砂蒸し温泉ですが、一番知名度が高いのがここ指宿砂蒸し会館。

ローカルな雰囲気の漂う伏目温泉(鹿児島)の砂蒸しや別府・竹瓦温泉の屋内砂蒸し等他にも砂蒸し施設はありますが、ここは規模感といい雰囲気といい個人的にはベストです。

「砂蒸し会館 砂楽」を再び訪れて

3度目の訪問になった砂蒸し会館 砂楽。
毎度それほどはのんびりしないんですが、何度も訪れているなりの目線でせっかくなので幾らか。

「砂楽」の施設

干潮時には海岸での砂蒸しが体験でき、雨天時も屋根付きの設備がで砂蒸しが出来る砂楽。
受付を抜け、浴衣オン裸に着替えて外へ出ると砂蒸し。
10分ほど蒸されたら自力で砂から抜け出し、シャワーを浴び、屋内の掛け流し温泉でのんびりまったり。
サウナも付いてますが、砂蒸しされたら十分なような気もします。

外国人対応の充実

久しぶりに訪れて驚いたのは、外国人対応の充実ぶり。
動線が複雑なのもあり、多国語で入浴順が説明されたパンフレット。

砂蒸しから大浴場に戻る途中には、宗教的に公共浴場を利用できない人向けのシャワールームも新設。

海外を回って観光地のあれこれに敏感になったので元々存在したものを新発見したのかも知れませんが、これほど多国籍に対応がなされている観光地もなかなか無いので、とても興味深かったです。

入湯記

訪問したのは11月の、曇の濃い一日。朝方。
3度目ということで僕は受付を済ませスタスタと進んでいきますが、友人は初めてだったので新奇なことが多かったよう。

さっと浴衣に着替え、砂蒸しへ。
ど平日の早朝にも関わらずなかなかの人出でした。

皆さん沢山汗を掻くので、定期的に熱湯消毒。

促されるままに砂に寝転がり、2人掛かりで砂を全身にかけてもらい、友人の持ち込んだスマホにて写真を幾らか。

10分が目安とは言われますが、言われたとおりに上がるのももったいないので15分強砂に蒸され、内湯へ。
かなり汗をかくほど温まりましたが、汗のせいで内湯への帰り道はなかなか寒く。。

内湯に入る前にかけ湯でしっかりと砂を流し、そのまま湯船へざぶんと。
お湯はほど良い熱さ。

源泉掛け流しの塩化物泉で、肌に何か感じるということは無いんですが、どことなくトロッとしたような印象を感じる湯です。

砂楽訪問前には宿で朝風呂、この後も山川温泉を訪れる予定だったので、5分もせずにお湯の外へ。

浴場内の壁に書かれている旅行人の言葉「湯に浸かれば、誰もが心安らぎ、等しい存在になる(というようなニュアンスの言葉)」がとても好きです。
写真を撮れないので、次回行ったときに暗唱でもしようかと思います。

湯から上がり、のんびり出てきた友人を待つこと10分弱。これにて3度目の砂蒸し会館訪問が終了。

湯から出たあとに見つけた、1800年代に行われていた砂蒸しの様子を標した写真。

ぜひとも必ず4度目に。

総合評価

【泉質(塩化物泉)】
★★★★☆ 5.0/5.0
一般的な塩化物泉。
湯あたりは柔らかく、湯上りの保温効果も抜群。
【湯質(掛け流し有無)】
★★★★☆ 4.0/5.0
源泉掛け流しも、施設の性質上非常に若干の砂気。
【温泉設備】
★★★★★ 5.0/5.0
国内でも希少な天然砂蒸し温泉。
内湯にもサウナが完備されていたりと砂蒸し以外の設備も充実。
【施設の雰囲気】
★★☆☆☆
観光地感が強く、雰囲気が特段良いということは無い。特殊な施設なので、仕方なしかとも。
【総合評価】
★★★★★ (絶対また行きたい)

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