先日「ユニセフ外国コイン募金」とやらをしてきました。
あくまで使い道の無い外国硬貨を「処分する」ために取った手段で慈善の心が全く無いのが「なんだか薄情だなあ」と自分でも思います。
が、ともかくも大量の東欧、モロッコ、エジプト、トルコの硬貨を手元から離せたので結果はオーライ。
ユニセフ外国コイン募金について
この募金の概要は以下のようなもの。
ユニセフ外国コイン募金(外貨のご寄付)| 日本ユニセフ協会
特筆すべき事項は無く、ただただ「ユニセフ募金を外貨で出来ますよ」というそれだけの事。
家の少ない収納スペースを占有していた大量の硬貨が無くなり、それと共に募金もできるわけですから、一石二鳥とはこのことです。
なぜ外国硬貨処分に募金を選んだか
部屋を掃除していたらこの2,3年の旅行で溜まった外国硬貨がたくさん(300gほど)出てきまして、保存しておいても問題はないものの、
「二度と使わないコインの方が多いよなぁ」
と思い、その処分方法を検討。
硬貨の日本円への両替が出来ない(硬貨はあくまで貨幣(紙幣)の補助通貨ですので)ことは分かっていたので、それ以外の方法をネットで検索。
出てきた主なものは
①お土産として配る(→外国の硬貨を貰っても普通はやり場に困って迷惑でしょう)
②オークションで売る(→そんな価値の高い硬貨は手元に無い)
③ポケットチェンジ(羽田にあるらしい)とやらを使う(→主要通貨しか対応してない)
と、東欧諸国やモロッコ、エジプトなんかの硬貨を捌くには不適なものばかり。
その中で唯一①どこの国の貨幣かも分からない②大量の硬貨を③楽に一気に 処理できる方法だったのがこの「ユニセフ外国コイン募金」。
三井住友銀行やらJTBやらに募金箱があったりするらしいんですが、持ち込んでじゃらじゃらと硬貨を入れるのもなんだか恥ずかしい。
ということで、手元に置いていても仕方のない雑魚硬貨たちの重量を計ると248g。
250g以内ならば250円で郵送出来そうだったので封筒に入れて郵便局に持ち込むことに。
いざ募金
地元の郵便局の郵便窓口に出向き「普通郵便でお願いします」と告げると、受付の方「中身って何ですか?」と。
貨幣は普通郵便で送れないので、突っこみを入れられると面倒だなあと思ってはいたんですが、案の定。
職位の高そうなおじさんにスイッチして、パソコンをいじること数秒。
「外国硬貨だと、貴重品扱いになるので普通郵便だと送れないんですよね~。書留になっちゃいます」とのこと。
書留だと600円以上掛かってしまうので、計算はしていませんが封筒に入っている貨幣価値よりも高くなる気もしたので、いったん退散することにしました。
他の用事があったので、横浜駅近くの少し大きな郵便局に。
ダメもとで「普通郵便で」としれっと伝えると、
「あのー、書いてあるから聞いちゃうんですけど」
「(あー、やっぱり普通郵便は無理かー)」
「(宛先を指さしながら)こんなの(ユニセフ外国コイン募金)あるんですね。知らなかったなぁ」
「そうなんですよ。硬貨がたくさんあって困ってたので」
「えーじゃあ、色んな国行ってきたんですか?」
「まあ、そうですね笑」
「おー。何となくですけど、そういう雰囲気ありますよねお兄さん」
「いやいやそんなことないですよ」
と、無事に通過。
「スマートレターならば180円で送れるんですけど…」と安い送付手段も勧められました。
スマートレター – 日本郵便
【結論】普通郵便でユニセフ外国コイン募金は出来るのか?
結論として、「グレーゾーン」なんだと思われます。
ユニセフのサイトにも
「しっかりと梱包し、内容物を明記する際は「メタル」とお書きください。 」
との表記がなされており、「あくまで「通貨」ではなく「メタル」ですよ」という体裁を取れば現金書留を用いずとも郵便での送付が可能なものと思われます。
外国で使い切ることが出来なかった端数の小銭はかき集めても大した金額にはなりませんから、こちらとしても「確実に届くこと」よりも「安く送付出来ること」が重要です。
実際に募金をしてみた体感として、
①たとえ送り先に確実に届かなくても問題は無いこと
②重さはあるが価値はそれほど無いこと(具体的に「300円も無い」等)
を伝えれば、郵便局員の方も承知して送付の手続きを取ってくれるのでは無いかなと感じました。
ただグレーゾーンなことに変わりはなく、郵便局員の方とのやり取りが面倒だという方は、「お近くの三井住友銀行、JTBグループ、日本航空、毎日新聞社」に足を運ぶのが確実かとは思います。
やはり「募金をした」よりも「不要な硬貨が処分できた」の気が大きいですが、ともかくも、無事にユニセフへとコインたちが届いていることを願います。