朝から晩まで列車に缶詰だった一日。
そういう訳で特筆事項は特に無いので、今回乗車した”Southwest Chief”号について書こうと思います。
2018/8/27
Amtrak-Southwest Chief号
今回乗車したのはAmtrak(大陸横断鉄道)のSouthwest Chief号。
ロサンゼルス〜シカゴを40時間以上掛けて結ぶ便で、毎日1便運行されてます。
車両は10両ぐらいの編成で、気動車×2+Sleeping Class(ベッド車)×3+食堂車+ラウンジ車+Couch Class(座席車)×3といった感じの構成。
僕が乗ったのは座席車の2両目。
座席車は、乗り降りの関係で行き先によって車両が異なります。(シカゴまで行く人は皆2両目でした)
ベッド車には足を踏み入れられませんでしたので、お世話になった車両だけ紹介。
食堂車
高かったので一度も使わず。
3食異なるメニューで提供されてたみたいです。
ラウンジ車
2階部分が大窓のラウンジになっていて、1階部分で軽食や飲み物の購入が可能。
座席にずっといても暇なので、ここと行ったり来たりの生活でした。
座席車
今回利用した等級。
シカゴまで移動+2泊で$152なので、鉄道好きとしては鉄道旅も出来るし値段も安いしで一石二鳥。
足元は広く、深めのリクライニング、フットレスト、座面の拡張が可能。
揺れの中で眠れるかはその人次第でしょうが、うるさかったりする事はなく、規律は守られていました。
とこんな感じ。
同乗者2人と雑談をしたんですが、一人はインディアン病院(政府機関らしい)のお医者さん(女性)で、もう一人は何かの経営をしていると言う恰幅のいい黒人のおっちゃん。
Amtrakはお金のない人とか旅人が使うような移動手段なのかなと思っていたので、普通に生活の足として使われていて少し驚きました。
紹介するのは、こんな所でしょうか。
あとは、今回利用したのは夏ですが、昼は日が射して暖かいものの夜になると気温が下がるので、暖かい服装が必須です。(他の利用者は大抵が毛布を持ち込んでました)
僕は、2日目の夜はヒートテック+半袖シャツ+プレミアムダウンの完全装備でしのぎました。
車窓をぼーっと見てるのが好きならば、アメリカらしい荒野だったり、放牧されている牛だったりが見られて楽しいので、大陸鉄道旅、おすすめです。
青春18切符も無理!って言う人は素直に飛行機を使ってください。
下手するとLCCの方が安いです。
今日の一日
一応今日の旅記も。
朝8:00、隣の席のおばさんが降りるので起床。
さよならをして、そこからはずっと窓際の席は空席。
スーパーで買っておいたパンと水で朝食。
前日夕食を食べなかったので、パンがめちゃくちゃに美味い。
その後はぼーっと過ごしていると、少し長めの停車。
列車から降りてカメラをパシャパシャ。
鉄道利用者向けの露店も出てました。
昼食も朝食と同じ内容。
午後は車内からもカメラをパシャパシャ。
昼寝やらコーヒーブレイクやらしていると、また10分停車。
車両から降りて沈む夕陽に黄昏ていると、先ほどすれ違いざまに”I like the camera”と声を掛けられ上手く反応出来なかったおっちゃんに声を掛けられる。
おっちゃんは経営者らしく、引越しで、家財道具とかも運べて便利なので今回はAmtrakに乗ってるとのこと。
政治を学んでる学生だ、と伝えると、「俺たちの大統領、どう思うよ?」と。
「いやいやそんなバッサリ悪くは言えないよwww」と言うと、おっちゃんも大爆笑。
ひとまずおっちゃんがトランプ嫌いと分かったので、「”Make America Great Again”っていう考えは分かるけれど、世界にとってはいい事じゃないよね」と当たり障りのないコメントをしておきました。
若いんだから、世界中回って、色んな人に会って、色んな話を聞くといいよ、と助言を頂き、お別れ。
短い時間でしたが、こう言うのは地味に楽しい。
夕食は、さすがにタンパク質を摂取したいという事でホットドッグ(レンチン)を $5で食べました。
さすがはアメリカで味付けが良く、身と心に味が染みました。
翌日の朝、7:00前のカンザスシティ駅での長時間停車で降りて見たいので、就寝は早めでした。(結局起きられませんでしたが)
最後までお読み頂きありがとうございました。
行程詳細
8:00 起床
9:00 朝食(パン・水)
9:30 詰将棋やシカゴの観光情報集めをして過ごす
11:30 10分停車
13:00 昼食(パン・水)
14:00 午睡(1時間半)
16:00ラウンジカーでまったり(コーヒー $2)
18:30 夕食(ホットドッグ$5)
19:30 10分停車
22:30 就寝