BABYMETALを観に行って来ました。
レッチリ(Red Hot Chilli Peppers)のツアーゲストとしてUKでの8公演に帯同するBABYMETAL。
ワンマンは行ったこと無いんですが、曲は聴くし、フェスでも3回ほど。
ヨーロッパで日本のアーティストを観るっていうのは一つ目標だったので、
レッチリも観れるなら一石二鳥だ!!ということで。
ロンドンは、O2アリーナ。
O2アリーナの最寄は’North Greenwich’駅。
天文台で有名なグリニッジ(Greenwich)です。中心街からは電車で20分ほど。
駅からは徒歩5分もせず着きます。矢印通り進めばいいので、迷うこともまず無し。
入り口近くのアリーナ入場口。
O2はロンドン最大規模のアリーナで、収容人数は2万人との事。
18:30開場で、開演は19:30。
入場は駅から一番遠いHゲート。
O2の中は、ひたすら寒いです。アリーナの中はあったかいですが、建物内の飲食街は外と変わらない寒さ。
建物の作りが良くわかってなかったんですが、’O2’っていう大きな複合施設があって、その中に飲食街やアミューズメント施設があり、それらと同じようにアリーナがあるって感じです。館内マップ。
物販は駅近の入り口を入ったら左手。入ればわかります。
予定通りの18:30ちょうどに入場開始。簡単なセキュリティーチェックがあります。
一眼は持ち込み禁止だろうな~と思ったので持って行ってなかったんですが、やっぱり持ち込み禁止。
ただ、前に並んでたお兄さんは普通に持ち込んでました。笑
あとは、大きい手荷物も持ち込み禁止です。
これより大きい場合は1つ10£(現在レートで1400円とか)で預けてね、とのこと。
飲食物の持ち込みも禁止なので、入場後に500mlのspriteを。3.2£。いま思うとアホですね、500円近く取られました。売る方も売る方ですが買う方も買う方。笑 館内の規定だとかなんとかで、キャップはその場で破棄されてしまいます。
まだ会場内には入れないよ~との事で扉の前で10分ほど待ちぼうけを食らいながらも、無事入場。
日本にもこのサイズのアリーナはあるので、特に新鮮味はありません。笑
サイズ感や最上座席の高さはさいたまアリーナを思わせますが、座席が青いので横アリっぽさも。
スタンディングフロアにバーがあるのが日本とは違うところ。
お相手がレッチリな上に平日と言うこともあってか、ベビメタ開始時の人入りは多く見ても5割ほど。
海外は厳しいなぁ、と一ファンとして心を痛めながらも公演スタート。
特に際立った演出があったりする訳ではなく、いつも通りの、フェス用セットリスト。持ち時間は40分。
1. BABYMETAL DEATH
2. Awadama Fever
3. Catch me if you can
4. メギツネ
5. ギミチョコ!!
6. KARATE
7. イジメ、ダメ、ゼッタイ
遠目でしたしメンバーどうこうとかは書けないんですが、思ったことを。
①まず、ベビメタの段階で人入らなすぎ!
開演10分前でこれ。
いま見ても信じられないですが、ほぼこのままでのスタートでした。(信じられないのでiphone見返しましたが、やっぱり19:21(開演9分前)の写真) レッチリとベビメタの音楽性やら客層やらが違うとはいえ、こんなにも人が入らないとは思ってませんでした。
日本のライブでこんなんだったら、「レッチリファンは、ゲストに対する尊意とかそういうもんはないんか!!(怒)」となるところですが、仕方のないことなんですかね。
この先のUKツアー、全部こんなだったらメンバーは可哀想だなとひしひしと。。
ベビメタ終演直後でもこんな感じ。特に下手のスタンドはガラガラでした。
②盛り上がらな過ぎ!
これも、レッチリファンの趣向がメタルには向いてないはずなんでどうしようも無いんですけど、とは言っても、うーん、、、って感じ。
手を上げて盛り上がったりしてたのは、スタンディングは前方1割ほど。恐らくベビメタファン。 スタンド席はと言えば、みんな座って駄弁りつつ観覧。少し前にいたベビメタファンのお兄さんだけ異様に盛り上がってました。すごく有難かったし、心の支えになりました。(レッチリは観ずに帰ってましたw)
Twitterを観てたら「ベビメタ盛り上がってました~」みたいなレポートが上がってましたが、後ろから俯瞰していた分だと、幻想と言うか、前にいたからそう感じたのでは?って言うのが正直な感想。
そのあとのレッチリのパフォーマンスと比べたら、とてもじゃないけど「盛り上がってた」とは恥ずかしくて言えないです。
先にも書きましたが、まずファン層が違う。その上、いかんせんガラガラなので、盛り上がったり声を出したりするのが恥ずかしいような空気がありました。
メンバー入場から立ち上がって大声を張り上げていた先に挙げたお兄さんを、嘲笑するような目で見る周りの雰囲気があったのも事実です。
後ろに座ってたおじさんは、明らかに意図的にこのお兄さん越しに動画撮ってたし。
ベビメタに対するいい意味での印象の変化も含め、周りの見る目が次第に変わっていったのがせめてもの救いでした。
とは言えただ悲観するなかれで、曲終わりの拍手や声援は、盛り上がりの小ささに反してすごく大きかったです。
もちろんレッチリのぐわぁぁぁぁぁぁぁっていう歓声には到底及ばないんですが、このどアウェーの中でも受け入れて貰えてるんだなっていうのを感じられてすごく安心しました。
あの声援が、どれぐらいメンバーの耳に届いているか。。。
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ともかくも、このツアー、僕が思ってしまったのは、表現は悪くなりますが、ある意味での「レッチリのベビメタいじめ」です。
キャリア30年の伝説のバンドの「ゲスト」として登場する弱冠10代の少女3人。
会場は半分ほどしか埋まらない中パフォーマンスをし、その後は伝説のバンドの、会場全体が、それこそ湧き上がるようなパフォーマンスを魅せつけられる。 これを8本って、骨が折れるなとすごく感じました。
なかなか厳しいツアーになると思いますが、このツアーで一回り大きくなったBABYMETALを、また日本で観られるのを楽しみにしてます。
こんなこと言うのもアレですが、頑張れBABYMETAL!
最後までご覧いただきありがとうございました!
~さくっと追記~ 2016/12/09
「レッチリのベビメタいじめ」って言うのは違うんでは?という意見を幾らか頂いたので。
僕がこの表現を使ったのは、ベビメタとレッチリとの間に、会場の沸き方、キャリア、ライブ環境(客入り・客層・モニター有無・照明演出有無)といった全ての部分であまりにも大きなギャップを感じたからです。
アーティストとしてお互いにリスペクトがあった上でのツアーなことは理解してますが、このギャップは、ベビメタ側が何をどうあがいても埋めようのないものに感じました。
レッチリにその気(イジメてやろう!みたいな)が無いのは当然ながらに明らかですが、圧倒的に歯が立たない条件をぶつけて来ている点で、一方的、暴力的(ベビメタ側に抵抗の余地が無いという意味で)だと感じてしまったので、こういう表現になりました。なんせキャリア30年のバンドなので、その圧倒的立ち場があるという部分も踏まえて。
この、レッチリ側が与えてくれた、言うならば「試練(初めからこの言葉を使えばよかった)」を乗り越えて、BABYMETALがより大きなアーティストになることを願うばかりです。
上手い言葉で伝えきれず、失礼しました。。
素直な感想ありがとうございます。大本営の発表とは違うこういう記事ってとっても大事だと思います。あ、私もBABYMETALの大ファンです。
率直なご報告ありがとうございました。
地蔵が当たり前の環境で、それでも徐々に曲後の拍手や歓声が大きくなってきたと書いてくれていることにほっとしています。
レッチリ、1日目にベビメタのことに冒頭のほうで触れてくれたり、2日目にはTシャツや狐面を着けてくれたりと、前座に対してのこのフォローって普通ないだろうになぁ。びっくり。
これからも観客をあっためる役どころをしっかりと成し遂げていくことでしょうね。
真実のレポをありがとうございました。
参考になりました。
自分もベビメタ初見ではあっけにとられて棒立ち・地蔵かましたクチなので、レッチリ客の反応もむしろ既定路線でしょう。
レッチリ、終わったバンドだと思ってたんですが、意外とまだ人気があるのですねw
自分もこんどガンズに行くので、ベビメタやマンウィズを使っても全く売れない今のガンズの真実を、スッカスカの京セラドームからメタラー共にレポしまーす!!ww
海外人気詐欺商法というフレーズしか言えない人生寂しい人がいるんですね。今年は現地行った人間ですが、いやあ盛り上がりましたよ。こんなグループ今までそういないですからね。さあ、ガンズはどうでしょう。楽しみです。
モニターを使えず、ダンスとkawaiiを封じられ、しかも「神バンドの価値」すら分からん様なレッチリファンに、音楽のユニークさと、SUの声だけで、あそこまで引き付けたんだから凄いよん。現在のレッチリなんか聴いてられるファンの大半は、ノリの良さや気取っててイカした歌詞が好きなんでしょ?奴らは神バンドの馬鹿テクとか、どーでもいいし必要ないし。まだメタラーのヘイターとかのがマシだよね。少なくとも「神バンドは凄い」って認識だけはできるんだから(笑 残念だけどレッチリのファンにはそれすら望めないよ。まあ、中には好きになってくれる人もいるけどさ….
12月6日
DA @DA_chang
by the wayでは立ち上がって踊ってたくせに、give it awayの途中で帰るカップルにイギリスの20代を見た。
12月6日
DA @DA_chang
前に並んでたドイツ人ガチメタラーが、「ベビメタ観たら帰る。レッチリなんて1時間も観てらんない」だって。
xonmetal @xonmetal
実はこの傾向はレッチリまで続いていて、
レッチリでもスタンディングの最初の入りは
6~7割(シートは大体埋まっていた)で、
ほぼ埋まったのは中盤以降だった
#BABYMETAL #RedHotChiliPeppers #TheO2
レッチリのライブなんだから、前座のベビメタよりレッチリで客が圧倒的に盛り上がるのは当たり前の話じゃないですか。
「圧倒的に歯が立たない条件をぶつけて来ている点で、一方的、暴力的(ベビメタ側に抵抗の余地が無いという意味で)だと感じてしまったので、こういう表現になりました」
と仰いますけどね、今回より圧倒的な差があったガガの前座で
「ガガによるベビメタいじめ」なんてアホなことを言うガガファンは居ないと思いますよ。
それだけ「前座にも無意味なマウントして勝ち誇らなきゃ安心できないんだろうか?レッチリファンは?」というのが読んだ素朴な感想です。
ベビメタファンを装って客観的な批評のように書かれてますが、ベビメタを下げることでレッチリを上げる意図が無意識に働いているのではありますまいか。
いじめってコトバに過剰反応するのもどうかと思うよ。
要はいじめと受け取られても仕方ないくらい厳しい状況ってことでしょ。
そこで戦ってる3人を応援したらいいじゃん。
厳しい戦いだけど得るものは大きいはず!
でも、海外てBABYMETALを知らない人が、こう言うバンドもあるんだ!
と、関心を持ってくれた人が何人かはいるはず。
大げさな報道とかもあるかもしれませんが、三人が海外で頑張っているのは事実。
楽しんでやっているように見えるから、1ファンとしてはそれだけで嬉しいし、それを見てファンが増えていくじゃないかな?
語彙の少ないブログ主ってだけだろう
そう怒るな
レポありがとうございます。
スペシャルゲストといえどサポートアクトですからね。普通こんなもんだし盛り上がった方だと思います。ベビメタファンはベビメタ目線で見てしまうからかわいそうに見えてしまいますが、個人的にはこのアウェーの中でメタってるメンバーを見てすごく感動?しましたし誇らしかったです。すごいですよ。いじめとかそういう風に捉えてあげないでほしい…です。汗。レッチリは本当レジェンドなんで、そのレジェンドらの目にとまったこと自体がすごいですよ。彼らから多くのことを吸収してより一層大きくなって帰ってきてほしいですね。長々失礼しました。
ブログ主さんやメインのレッチリを叩いても状況は変わらないよ。
前座の扱いなんてこれが現実。むしろ7曲もやらせてくれた事に感謝すべき。
しかしセトリは相変わらず1st中心なんだね。
一応2ndからは泡とカラテも入っているけどリリース前の先行曲だし、
これでは2ndはライブに使えない駄作アルバムとしか言いようがないな。
最終日を観てて下さい。
> 僕がこの表現を使ったのは、ベビメタとレッチリとの間に、会場の沸き方、キャリア、ライブ環境(客入り・客層・モニター有無・照明演出有無)といった全ての部分であまりにも大きなギャップを感じたからです
申し訳ないけど少しはプロのBIGBANDの責任が自分たちが完璧なパフォーマンスを提供することに尽きるってことを認識してほしいです。
> 客入りや客層
レッチリのLiveなんだから当然というかレッチリがどうこうできるものでもありません。
> モニター有無・照明演出
今のLiveは全てコンピューターにより精緻に管理されているので
前座に使ってしまうと1時間以内には始まるレッチリのLiveを考えると使わせるはずがありません。
コンピューターウィルス、電源、機器の相性等による不具合を未然に防ぐことが最重要事項です。
万が一不具合でレッチリLiveに支障が出たら賠償問題、客への返金はもちろん、暴動に繋がりかねません。
今年のパリでのDownloadフェスでBABYMETALが開演して直ぐに電源が落ちて中断、持ち時間と曲数が大幅減になったことを知ってますか?
最後に一言
海外の音楽ファンは日本のように優しくありません、気に入らなければ拍手もしないどころか
さっさとバーで一杯やったりロビーに出て行きます。
初めて見るBABYMETALで反応が薄い、スタジアムが満杯にならないのは当然です。
ましてやレッチリはメタルではないのだからファンが知らなくても反応薄くてもまた当然。
違うジャンルのファンに知ってもらって、あるいは最初は反感持ってもらって
自宅に帰ってから何となく気になってyoutubeで調べてもらう、これは典型的なBABYMETALに嵌るファンが通ってきた道のりです。
妙な先入観でレッチリやそのファンの悪者のように書いてしまえば、ある程度の悪い反響を呼んでも仕方ないかと思います。
今回のレッチリとそのファンの一部が好反応してくれたのは間違いありませんよ。
ライブ動画を見ると初日は半分しか入ってなかったね。
二日目は盛り上がってるように見えたけど心配。
貴重な情報ありがとう。
モニターはベビメタフラッグの後ろにありましたね、ベビメタとしてはロゴをデカデカと見せられたのでよかったのでは。
ライトは、例えばガガの時はガガのライトを当然ガガのスタッフが操作していたようでその演出は本当に見るも無惨なめちゃくちゃなライティングでした。本当にいやがらせかと思うほどでした。それを見ていたKobaはいたたまれなかったと思います。それが今回のようにたとえ小規模であっても意図通りの演出ができる自前のライトの持ち込みに繋がったのだと思います。
つまり使わせてもらえないではなく自前にこだわったということですね。
貴重なレボとは思いますが、老婆心ながらアンチの方々に利用されまくりですよ。
文末にwがついたコメはなんか必死感を感じて苦手です。
ブログ読みました。ベビメタの記事を書いた後のコメントの反応に驚いたと思います。私も2chの反応からリンクされたこのブログへと訪問しました。ブログ主さんの客観的な意見やそれまでのベビメタの知識、フェス経験などからベビメタ単体のライブ経験は無いと理解できました。
今回レッチリのライブに参加されての率直な感想を述べただけなの、「なんでコメントで批判を受けるの?」と困惑されていると思います。それは、ブログ主さんの書かれた記事が悪用されて2chが荒れています。
今回のベビメタはオープニングアクト(以下前座)で帯同ですが、前座という特殊な環境はどのアーティストも経験する過酷な現場なのです。そして認知度を高めて新しいファンとの交流を得るチャンスの場なのです。来場されたお客様の圧倒的な大多数はベビメタを知らないのです。ましてファン層の違うイギリスでは過酷過ぎます。
ブログ主さんの言葉で言うなら「このどアウェーの中でも受け入れて貰えてるんだなっていうのを感じられてすごく安心しました」これが感想であって伝えたい気持ちだったと思います。ですが前座という知識不足から、「盛り上がらな過ぎ!」「まずファン層が違う。その上、いかんせんガラガラなので、盛り上がったり声を出したりするのが恥ずかしいような空気がありました」
と完全アウェーの中での感想を述べたことによって(写真付き)2chのベビメタ以外のファンに燃料を投下してしまったのです。
こんなつもりは無いとブログ主さんも思われていると感じますがこれが記事を書く上で注意することなのです。これも経験ですが良い勉強になったと思います。これに懲りずに今度はベビメタの単独ライブがあるときに是非参加してください。
50過ぎのおやじより