名泉白浜の湯を浜でなく坂上にて|白浜温泉『湯処むろべ』|和歌山県|温泉のすゝめ47

No.47 2019年1月17日 評価★★★☆☆ (また行きたい)
【温泉名】白浜温泉 『湯処むろべ』(和歌山県西牟婁郡白浜)

友人との和歌山旅行の2泊目。

白浜で温泉のある宿に泊まるのは初めてで、リゾートの一部としてでなく温泉そのものを楽しめる宿を探していて見つけたのがこのお宿。

一泊朝食のみ9000円とそこそこのお値段でしたが、期待通りの環境で白浜の温泉に入ることが出来ました。

白浜温泉

関西圏では特にリゾート地・温泉地として知名度が高く、パンダでも有名な白浜。

古くから都に近かったこともあり歴史も深く、奈良時代に天皇の行幸があったと日本書紀に記述があるとも。

しかし温泉一辺倒な自分としては白浜の温泉には今ひとつ中途半端な印象がありました。
と言うのも白浜は白良浜を始めとしてリゾート地・観光地の色がより強く、以前入った「白良湯」の湯も真水に何ら変わり無く感じたためです。
(個人的には、温泉地としてどことなく熱海と同じような色があるなと感じています)

そのため古湯・白浜の温泉を強く感じられる湯に浸かりたく、このお宿に決めました。

『湯処むろべ』の温泉施設

2017年にリニューアルされたとの事で内装はどこを取っても綺麗な『湯処むろべ』。

もちろん浴場もなかなかの仕上がり。

ガラス張りの広々した屋内に浴槽が一つ(43℃前後)、露天の浴槽は循環式で40℃前後と長湯に最適。

源泉の温度は85℃と浴用には到底熱過ぎますが、屋内槽はかなり掛け流しに近しい泉質だったような気がします。

4人ほど入れそうなサウナもありましたが、入室はせず。
シャワーは6機ほどありました。

白浜温泉山側の源泉”甘露の湯”

白浜にやって来て、わざわざ海から遠い山の上にあるこの宿を選んだのは源泉の種類のため。

「崎の湯」に代表される海寄りの温泉に多く引かれているの源泉は”行幸の湯”と呼ばれる塩化物泉なのですが、『湯処むろべ』の温泉はそれとは異なる通称”甘露の湯”。

両者に入ってみた結果匂いや肌触りに大差は無いように感じたのですが、それでも源泉が別なことに違いはありません。

“甘露の湯”で特に感じたのは湯触りの滑らかさ。
そこまで強い匂いも無く無色透明の湯なのでインパクトには欠けますが、単純に”スベスベ”というよりも、滑らかで伸びやかな湯だったなというのが印象です。

内湯はかなり熱かったですが、源泉の持つパワーをたっぷり感じられました。

『湯処むろべ』の情報

〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町1997

アクセス(公共交通):白浜駅からバスで18分、湯崎下車、そこから徒歩10分弱。
☎0739-42-3300(湯処 むろべ)
公式サイト:南紀白浜で宿泊なら露天風呂のある宿|湯処むろべ 公式ホームページ

総合評価

【泉質(ナトリウム-塩化水素塩・塩化物泉)】
★★★★☆ 4.0/5.0
“甘露の湯”。伸びやかでありながら身体の芯まで届く力強い湯。
【湯質(掛け流し有無等)】
★★★★☆ 4.0/5.0
露天では循環式を利用も湯質は良好。
屋内槽は高温のため加水も泉質を十分に感じられる。
【温泉設備】
★★★★☆ 4.0/5.0
屋内槽、露天それぞれにこだわりが感じられた。
サウナも有り。
【施設の雰囲気】
★★★★☆ 4.0/5.0
値が張るだけあって落ち着いた雰囲気。リニューアル後で設備もきれい。
【価格帯】
★★★★☆ (日帰り1000円or素泊まり7000円 以上)
【総合評価】
★★★☆☆ (また行きたい)

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