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世界一美しい広場と小便小僧・ブリュッセル(ベルギー)<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day2>

〜2日目 Brussel/ブリュッセル(ベルギー) 2016/12/23〜

15日間のヨーロッパ周遊旅行。
今回は2日目。前回のフランクフルトに続いては、ベルギーはブリュッセルです。
↓Day1フランクフルト編はこちら
金融と空港の街、フランクフルト(ドイツ)を一日で観光<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day1>
昨年(2016年)3月にブリュッセル中心部で発生したテロでは、35名の犠牲者が出ました。
そんな訳で、危険なのだろうか…という考えも頭に浮かびましたが、行って見てみないことには様子は分からない、という訳で。
では。

 

Frankfurt/フランクフルト(ドイツ)からBrussel/ブリュッセル(ベルギー)へ移動

朝8:16のICEでフランクフルト中央駅からベルギーの首都ブリュッセルへ!!
前日のICEは空席がなかったんですが、この日はフランクフルト始発だったので余裕の着席。
フランクフルト発ブリュッセル行きの列車

Brussel(Bruxelles)-Noord(ブリュッセル北駅)までは3時間ほど。
ICEはBrussel(Bruxelles)-Centralには止まらず、Noord駅の次の停車駅は、中心街から少し外れたBrussel(Bruxelles)-Midi駅になります。
のでブリュッセル北駅で下車するのが恐らくベター。

ブリュッセル駅の看板

下車後は地下鉄の改札らしきところで24h乗り降り自由の切符を購入。7.5€(1€=120円→900円[以下同一レート計算])。
2駅南に下って中心街のど真ん中、’De Brouckere’駅で乗り換え、2駅西へ。
宿の最寄りの’Comte de Flandre’駅で下車。

駅から徒歩10分ほどで宿には到着。
ブリュッセルの地下鉄は、ドイツとは違って改札があります。
ブリュッセルの地下鉄の改札

切符は薄っぺらいですが、機械にタッチをすると扉が開きます。

 

宿 Auberge de Jeunesse Génération Europe Youth Hostel

宿の名前がさっぱり読めませんが、ユースホステルなのはお分り頂けるかと思います。
ユースホステルの外観

一泊19.86€(2383円)。簡単な、セルフ式の朝食付き。
部屋は4人部屋。
こんな感じ。
ドミトリーの室内

シャワーとトイレも部屋内に付いてます。
同部屋が、同じ学年の都内の大学生と、ドイツで学部生をやってるマレーシア出身の青年っていうなかなか面白い組み合わせでした。
チェックイン時間前に到着した場合は、地下のロッカーに荷物を入れられます。大きさは50ℓのバックパックがちょうど収まるぐらい。
デポジットで5€(¥600)取られますが、返却されるので特に問題は無しかと。
夜は、受付兼バーのところでお酒が買えます。
さすがビール大国ベルギー。ビールだけでも12種類のラインナップでした。
2.60€(312円)。
ホステルにあったビール

 

ブリュッセル中心街散策(クリスマスマーケット・Grand Place/グランプラス(昼)・小便小僧)

宿を13:00前に出て街散策へ。
宿の受付の方に「カメラは隠して歩いた方がいいよ」と注意されましたが、カメラを隠してしまうとアイデンティティを失してしまうので、無視(ごめんなさい)。
特に怖い思いもしなかったし、他にもカメラを持って歩いてる人は結構いました。
中心街のど真ん中、地下鉄の’De Brouckere’駅を出て、少し南へ。

まずはトルコの国民食(?)、デュナーで腹ごしらえ。
ブリュッセルのデュナー店
デュナーケバブ

歩行者天国をもう少し行くと、’Bourse de Bruxelles/ブリュッセル証券取引所’を取り囲むようにクリスマスマーケットが開かれてます。

謎のアトラクション、長いシーソー。笑
ブリュッセルのクリスマスマーケットのアトラクション

建物をぐるっと裏に回って東へ。
グランプラス。

「世界一美しい広場ねぇ、ふーん」ぐらいの気持ちで行ったんですが、とても綺麗でした。
昼のグラン・プラス

建物の荘重さと、広場の石畳。
ブリュッセルの荘重な建物

金の装飾をされている建物に360°囲まれるっていう事はなかなか無いので、迫力がありました。夜はもっとすごかったですが、それはまた後ほど。
グランプラスから3分ほど南に行くと小便小僧があります。
小便小僧に集まる人たち
世界3大がっかりなんて言われてますが、「世界3大がっかりの一つをを観に行くんだ!」と思えば逆に随分楽しめるかと思います。
小便小僧と言えばJR浜松町駅ホームのイメージだったので(今もあるのか知りませんが)、結構新鮮でした。

小便小僧

そこからは街を徒歩で東へ。楽器博物館に向かいます。

道の途中には壁画アートがいくつかありました。これを見て回るのも結構楽しめそうです。
小便小僧の壁画
ブリュッセルの壁画

 

Musée des Instruments de Musique/楽器博物館

Googleマップを見ていたら目にとまった楽器博物館。

音楽は好きなので、近くの王立博物館にも行きたかったですが、時間がなかったのでこちらだけ訪問。
グランプラスからは徒歩15分ほど。
なんだか厳かな建物。
楽器博物館の外観
入館料は学生6€(¥720)。無料のオーディオガイドが借りられるんですが、これが凄い!!
3フロアに渡って(建物自体は10階建て)大量の楽器が展示してあるんですが、楽器によっては足元に数字が示されてるものがあります。
音声ガイドの案内表示
で、その数字をガイドに打ち込むと、楽器の実際の音色が聴けるんです!凄い!!
音源の数は、恐らく200以上あったと思います。
世界各国の古典楽器から、エレクトロニカまで。
部族の楽器
吹き出し口がたくさんある管楽器
ピアノ
2段ある鍵盤楽器
エレクトロニカ

6€で大満足!
音楽や楽器に興味があるならすごく楽しめると思います!僕は、ニタニタしながら歩き回ってました。笑
所要時間は、のんびりしっかり見て回ったので2時間半近く。
音楽好きの方にはとてもにオススメです。

バグパイプだけでも何十個と展示があったり、ほんと、面白いです。
バグパイプの展示
最上階にはレストランがあったんですが、学生に似つかわしい感じではなかったので、食事はしませんでした。
眺めは良好。
楽器博物館最上階のレストラン

 

小便少女

ブリュッセルで有名なのは小便小僧ですが、小便少女もあります。
「ほんとにここにあるの?」な路地を入っていくとあります。
像のある小道の様子
完全ロックアウト。人の影はゼロ。
柵で覆われた小便少女
寄りの写真
「リアル過ぎて笑えない」との評判が、とは聞いてましたが、まあ、納得。
小便少女
中心街にあるからせっかくだし行くか〜程度でいいかと思います。

 

夕食 Nuits Saint-Georges

小便少女の近くを歩いてたら客引きされ、そこそこ安いし、おじさんいい人そうだし〜と思い入店。

一応、「ブリュッセルの代表料理は?」と尋ねると、ムール貝のワイン蒸しかパエリアとの事。
パエリアを注文。10€(¥1200)。
ブリュッセルのパエリア
このお店はムール貝のワイン蒸しが9€(¥1080)だったんですが、他のお店は大抵20€(¥2400)近くとかしてました。
パエリアも値段相応の味だったのかもしれませんが、学生旅としては十分満足、美味しかったです。なんせ初めてパエリアを食べたので、あれが良かったのか悪かったのかは分かりません。笑
ビールも3€(¥360)と案外安かったです。
ビール
チップ文化があるのか知りませんが、お釣りはいらないよ〜と14€(¥1680)払って退店。
客引きのおじさんとお店。

ブリュッセルのレストラン

 

Grand Place/グランプラス(夜)

ビール屋さんがポツポツあるので、中を覗いたりしながら街を散策。最後はグランプラスへ。
瓶がかさ張ってしまうので購入は自粛。
ビール店の店内
夜のグランプラス。
夜のグラン・プラスのライトアップ
たまたま18:00に通りかかったんですが、15分ほどのプロジェクトマッピング(的なの)がありました。

360°プロジェクトマッピング
360°使った演出。

綺麗どうこうというより、360°音と光に囲まれて、迫力が凄かったです。
赤のライトアップ
クリスマスだけなのやら18:00からだけなのかやら情報はさっぱり有りませんが、一見の価値ありです!!
その後は宿に帰り、半日だけの散策でしたが、ブリュッセル観光が終了。
本当は王立博物館にも行きたかったので、丸1日あったら良かったな〜と言うのが感想。
サーっと見て回るぶんには、2日間は要らないと思います。

 

おわりに

全くイメージのなかった、未知の街ブリュッセル。
ドイツ人にこの周遊旅行の話をすると、「プラハめちゃいいよ!ウィーン最高だよ!!」みたいな話ばかりで、ベルギーについて触れられる事は皆無でした。
そんなわけで全く期待してなかったからというのもありますが、すごくいい街でした。小さい街ですし、それほど観光スポットも多くは無いですけれども。
テロの影響でベルギーを敬遠する傾向があるんだとは思いますが、近隣国に旅行するのであれば、足を延ばす価値ありです。
まあ、また行きたいか?と問われれば、ヨーロッパの他の都市を回りたいかな〜と言うのが正直なところです笑
一度は行く価値ありますよ!ということで。(特にビール好きの方は)

最後までご覧頂きありがとうございました。
↓翌日は、アントワープを経由してアムステルダムへ移動です!
フランダースの犬の舞台・アントワープ(ベルギー)を経由しオランダへ移動 アムステルダム観光も!!<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day3>

金融と空港の街、フランクフルト(ドイツ)を一日で観光<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day1>

〜1日目 Frankfurt/フランクフルト(ドイツ)2016/12/22〜

2016年12月22日から2017年1月5日に掛けて、ヨーロッパ周遊をしてきました。

ルートは、ドイツで生活しているからこそのチョイスと言ったところ。

フランクフルト(ドイツ)→ブリュッセル(ベルギー)→アントワープ(ベルギー)→アムステルダム(オランダ)→ベルリン(ドイツ)→プラハ(チェコ)→ブダペスト(ハンガリー)→ウィーン(オーストリア)→ザルツブルク(オーストリア)→ミュンヘン(ドイツ)→ハイデルベルク(ドイツ)

の、6カ国11都市です。

地図に落とすとこんな感じのルート。
ヨーロッパ周遊のルート

有効期限15日間のEUrail passを使って、全行程列車での旅。

15日間ヨーロッパ圏内の列車に乗り放題で、プロモーション価格307€(1€=¥120→¥36,840[以下同レート計算])でした。

そんな訳で初日は、住まいと同じくドイツはフランクフルトへ。。

Göttingen/ゲッティンゲンからFrankfurt/フランクフルトへ移動

国際空港のある街フランクフルト。初めは立ち寄る予定じゃなかったんですが、ブリュッセルへの通り道だったので、宿も安いし泊まってしまえと。

初日。早速、駅の窓口にベルリンテロの指名手配票が。不穏。
ベルリンテロの指名手配表

ホテルのチェックインが14:00からだったので、それに合わせて、12:00頃ゲッティンゲンを出るICE(新幹線)に乗車。
ICEの電光掲示板表示

ICEはユーレイルパス(EUrail pass)があれば座席予約は不要なので勢いで乗り込んだんですが、クリスマス帰省ラッシュ(12月22日木曜)なのを考慮しておらず、座れる座席が見つからず。。

仕方ないので、通路に座っての2時間の旅。
ICEの通路

人が通ったりトイレの前だったり色々ありましたが、2時間ぐらいならどうにでもなります。

座席の予約料は10€(¥1200)ほどとなってたので、お金が浮いたと言うことで笑

この先の旅行中、一度も座席予約はせず、全て自由席で乗り切りました。この旅最初の列車。
ICEの車両

 

宿 United Hostel Frankfurt City Center

前日にBooking.comで予約。

フランクフルト中央駅から徒歩5分。

8人の相部屋で19€(¥2280)。朝食は別料金4.5€(¥540)。ホテルでは食べず、駅に行く途中のパン屋を利用しました。
入り口が異様に怪しいですが、普通のホステル。
フランクフルト、ユナイテッドホステルの入口
部屋はすごく綺麗。シーツも初めから敷いてあります。
相部屋ホステルの室内
Wi-Fiは、3時間までは無料との表示がありましたが、3時間以上無料で使えてたかと思います。
シャワーの作りがよく分からなくて、シャワールームの中に、シャワーボックスが5,6個。荷物を置く場所もないし、脱いだ衣服は、男性はまだ良いものの、女性はどこに置くのやら?って感じでした。
8人部屋でしたが、宿泊者は3人のみ。

 

Goethe House(ゲーテハウス)

ドイツで最も著名な文豪、Johann Wolfgang von Goethe/ヨハン・ヴォルフガング・フガング・フォン・ゲーテ。その生家は、フランクフルトにあります。

中央駅から歩いたら、20分ほど。

途中には欧州銀行の本店があったりします。
欧州銀行本店

ゲーテハウスは、ゲーテの生家と、ゲーテにゆかりのある美術品から成る美術館との2部構成。
ゲーテハウスの外観

入場料は学生3€(360円)。日本語のオーディオガイドを3€(360円)で借りられます。
ゲーテハウスのオーディオガイド

ゲーテハウス内には文字書きの解説が少ないので、このオーディオガイドを借りないと、何が何やらよく分からず終わってしまうかと思います。

個人的に目を引いたのはこの天文時計。
ゲーテハウスの天文時計

時間月日に加えて、月の満ち欠けやなんかも表示出来たとの事です。
上部の拡大
所要時間は1時間ほど。
それほど高くもないですし、時間があれば行く価値はあると思います。

 

昼食 スーパーカトウ

ゲーテハウスが見つからずにさまよっていた時に見つけたお店。


スーパーカトウの外観

日本人らしき(日系人に対してもドイツ語しか喋ってなかったので)女将さんと、日本人の板さんがいる日系スーパー兼お寿司屋さん。寿司バー

ちょうど昼食を求めてたので、比較的リーズナブルだった巻物を。
かっぱ1.6€(192円)と鉄火3.0€(360円)。それと、がり小0.2€(24円)。
かっぱ巻きと鉄火巻
美味しかったです!お米は立ってるし、きゅうりもシャキシャキ。鉄火のわさびもいい塩梅でした。
値段もそれほど高くないので、オススメです。

 

Weihnahats Markt(ヴァイナハツマルクト/クリスマスマーケット)

せっかくやってるから行こうという事で、クリスマスマーケット。
フランクフルトのクリスマスマーケット

フランクフルトの数少ない観光名所、Römer Platz/レーマー広場で開かれてました。

ゲッティンゲン、ケルン、ニュルンベルク、ローデンブルグとクリスマスマーケットには4軒行きましたが、ここが一番好きだったかもしれないです。
まず、Glühwein(グリューヴァイン)が美味しい。
フランクフルトのワインカップ
リンゴの甘みが味の中心で、癖のない飲みやすい味でした。
あとは、ここまでで見たなかで一番大きなメリーゴーランド。
移動式仮設メリーゴーランド
仮設とは思えない大きさ、速さ。
もちろん乗ってはいないですが、これがあるだけで随分気分は盛り上がります。
そして、お肉屋さんの美味しい生ハム。
お肉屋さんの出店散々ソーセージは食べて来たので違うものが食べたいな〜と思ってたんですが、お肉屋さんのSchinkenbrötchen/シンケンブレートヒェン(生ハムパン)が美味しかったです。2.5€(300円)。
シンケンブレートヒェン
会場近くには地下鉄駅もありますが、フランクフルト中央駅から徒歩でも30分ほどです。
クリスマスマーケットの様子

 

夕食 Ramen Jun/ラーメン 潤

夕飯は、せっかくなのでラーメンを。

Ramen Jun。評判は結構良さげ。
フランクフルトラーメン潤の外観
フランクフルト中央駅からU-Bahnで1駅’Festhalle/Messe(フェストハレ/メッセ)’駅から徒歩2分。

中央駅から歩いても15分ほどだと思います。

お店に入ると、「カウンター席ならすぐに入れますけど、20:00から予約が入っているので…」(入店は19:15ぐらい)との事でしたが、特に気にせずカウンター席へ。
お店の中は、酒麺亭を謳うだけあってバーのような雰囲気もあり。
お店の看板
一介の若造学生が入っていいものなのか…?とも思いましたが、そこは気にせず。笑
注文は、水、白米、ラーメン。
ラーメンは黒と赤(焦がし香油or辛み?)もありましたが、ノーマルのラーメンを。
らーめん(9€=1180円)。
とんこつラーメン
横浜に「たまがった」っていう九州ラーメンのお店があるんですが、そこのラーメンにすごく似た味!!
ネギ、きくらげ、紅ショウガ、スープのとろみ。どれも、たまがったを彷彿とさせる風味。
麺の、細くて芯の残った堅い感じも何処となく似てました。
ともかくも美味しかったです!
日本にあって適正価格なら定期的に行こうかなっていう味!
完飲後のラーメン丼ぶり
お店を出るときに「短い時間でしたがありがとうございました〜」って声を掛けて頂いたのも好印象でした。
カウンター席の様子
あと、店員さんは全員日本人の女性でした。
日本でも全員女性のラーメン屋ってそんなに無いですけど、よくフランクフルトでこれだけ女性店員を揃えられたなと。笑
また3月に行くつもりなので楽しみです。

 

就寝〜出発

帰宅前にREWE(イトーヨーカドーみたいな)で1ℓのお水と瓶ビールを買い宿へ。
翌朝は8:16の電車だったので、24:00前に寝て7:00起き。
チェックアウトした後は、駅前通りにあるbackWERK(ドイツ全国にあるパン・サンドイッチのチェーン)で朝食を摂り中央駅へ。
 
12月23日と言う事で駅前できよしこの夜を吹いてるクラリネット奏者がいましたが、そもそも下手だったのが少し残念でした。笑
1日目、終了です。

 

おわりに

フランクフルト。

正直、わざわざ観光の為に立ち寄る場所では無いな~というのが感想です。

ラーメン店の店員さんにも、「フランクフルト全然観るところ無いですよね~」と言われました。笑

ですが、ゲーテハウスは一見の価値ありだと(僕は)思うので、飛行機の乗り継ぎ等、時間がある際には訪れてみると良いかもしれないです。ただ、少なくとも、2泊以上は不要。笑
では、最後までご覧頂きありがとうございました。

Part2のブリュッセル(ベルギー)編はこちらをご覧ください。
世界一美しい広場と小便小僧・ブリュッセル(ベルギー)<年末年始ヨーロッパ周遊の旅Day2>

これぞヨーロッパ!な街並み、ローデンブルクを巡る。

【場所】ローテンブルグ/Rothenburg(ドイツ)
【期間】2016/12/18
【目的】クリスマスマーケット・観光
【同行者】日本で同じ語学学校に通ってた方々と

ニュルンベルク渡航の続きです。

日本人に大人気(すごく日本人が多いし、カタコト日本語を使える店員さんも多い)のローデンブルグ。
ドイツにある日本語
ニュルンベルクからの日帰りという形になりましたが、行って来ました。
全く何があるのか知らずに行ったんですが、ぜひとも1泊して来たかった充実ぶりでした。

ローデンブルク市街地を散策

午前中はニュルンベルクのお城を見て回っていたので、出発は12時半ほどの列車。
30分、乗り換え、30分、乗り換え、20分、で1.5h弱。’Rothenburg ob der Tauber’中央駅に到着です。
駅から旧市街の城門までは5分強。
ここを入ると、’これぞ異国、これぞドイツ’な景色が。
ローデンブルクの入口
石畳、カラフルな住宅、洒落たお店たち。
ローデンブルクの街並み

お天気に恵まれなかったのが悔やまれますが、’USJみたい”ハリポタみたい'(我々の感想)で、心の踊る街並みです。
ヨーロッパの小道
シャボン玉を吹く器械

すごく小ぢんまりした街。
市庁舎の塔に登ろうという事になったんですが、丁度14:00〜14:30のおやすみの時間だったので街中を散策。
ローデンブルクの市庁舎

 

St JakobsKirche/セントヤコブ教会

‘St JakobsKirche(セントヤコブ教会)’。

内装がすごく綺麗でした。
教会の内部
教会内の展示

 

ローデンブルク市庁舎

市庁舎の塔は、一見別の建物に見えるクリスマスマーケットの広場にある入り口から。
市庁舎の塔の入口

登頂料2€(240円)。
かなり道のりは険しいです。ハシゴを登っていくような感じ。
塔の階段

頂上も、すごく狭いので、一度にに登れるのは20人という制限付き。
頂上にある鐘

景色はお察し(天気が)。
ローデンブルクの市庁舎から見下ろした街並み
ローデンブルクの市庁舎前広場を見下ろす
写真のように、眺め自体はよかったです!!

 

Deutsches Weihnachtsmuseum/ドイツクリスマス博物館

下山後、’Deutsches Weihnachtsmuseum(ドイツクリスマス博物館)’に。

クリスマス博物館の入口
館内撮影禁止だったので写真は’ほとんどありません’が(3枚だけ撮った)、凄い。
クリスマスツリー
主に、オーナメントだとか、クリスマスの装飾が大量に展示されてます。
クリスマス飾り

展示の後にはショップがあって、これまたオーナメントやらクリスマス関連グッズが大量に売ってます。
そんなにクリスマス飾りに思い入れはありませんが、凄く楽しかったです。
飾り物とか好きな人が行ったら、2,3時間は普通に潰れてしまいそうなボリュームです。
入口の人形

 

ローデンブルクのクリスマスマーケット・帰路

その後は、クリスマスマーケットを散策。
ローデンブルクのクリスマスマーケット

ドイツに温かいビールがあるという噂は聞いていたんですが、ついに遭遇!!
Glühbier!!(Pfand込みで5€(600円))
グリュービア。ホットビール
ビール感は全くなく、味はほとんどチェリージュースでした。想像とは違いましたが、めちゃ美味しい。
その後も、’これぞローデンブルグ!’なスポットに行ったりして、
ローデンブルクの観光スポット
18:06の電車でローデンブルグをあとに。ニュルンベルクへと戻ります。
行きも帰りも乗り継ぎが4,5分しか無かったりしましたが、ほとんどの乗客が同じように乗り換えるので、特に問題はありませんでした。
遅延があったらどうなるのやら感はありますが。笑
ニュルンベルク中央駅に着いたら、コインロッカーに預けていた荷物を回収して、解散。
僕は一人バスの旅です。一度乗り換えのある便で、16€(1920円)。

21:00Nürnberg Haupt Bus Station(中央駅から徒歩3分)発のN61Amsterdam行きバスで1街移動。Würzburg(ヴュルツブルク)のマック(am1:00までの営業時間)で2.5hの乗り継ぎ時間を潰し、N24Hamburg行きバスに1:00に乗車。4:05にゲッティンゲンに到着し、2泊3日のニュルンベルクの旅、終了です。

 

おわりに

ドイツの観光スポットを大して調べずにこちらに来たので圧倒的情報不足なんですが、ローデンブルクって日本で人気あるんですかね?
回ってみた感想としては、それも納得。
ドイツ国内は7都市目でしたが、これまで見てきた中で一番街並みが綺麗で、雰囲気が良かったです。
暖かくなったら、天気がいい日を狙って再訪しようと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

サンタさん。
サンタコスチュームの路上パフォーマー

ニュルンベルクで”世界一有名なクリスマスマーケット”を訪ねた2泊3日

【場所】ニュルンベルク/Nürnberg(ドイツ)
【期間】2016/12/16〜2016/12/18
【目的】観光・クリスマスマーケット
【同行者】日本で同じ語学学校に通ってた方々と

 

ニュルンベルクに行ってきました。


ミュンヘンからだと電車で1~2時間ほどですが、ぼくの住むゲッティンゲンからは高速バスで5時間ほど。電車でどれほど掛かるのかは、知りません。笑
日本で同じ語学学校のクラスで勉強していた方々と、せっかくこっちに居るんだから会おうーという事でこの度はニュルンベルクに。

ミュンヘンにいる院生2人と同じ宿で2泊、ニュルンベルクに留学している学部生1人と合流して4人でぐるぐるーって感じでした。
到着日の金曜日はさーっとクリスマスマーケット。土曜日はナチスやWWⅡ関連の施設と、DB(Deutsch Bahn/ドイツ鉄道(国鉄))博物館。日曜日はニュルンベルクのお城を見てからローデンブルグ(電車で1.5h)に移動し観光。っていうスケジュールでした。では。

1. 《移動》ゲッティンゲン→ニュルンベルク(Flixbus)・宿

直通のバスが一番安かったので、12:00ゲッティンゲン発のFlixbusに。17€(1€=120円→2040円[以下同レート計算])。
出発前はゲッティンゲン駅のバーガーキングに。Wi-Fi完備。
ドイツのバーガーキングのセット

到着は17:15予定でしたが、10分ほど遅れて17:25頃。
お二方と合流し、Booking.comで予約した宿に。
Sultania Homeshareling。場所はここ。

普通のホステルかなんかかと思って予約したんですが、ホームシェアリング(Airbnbみたいな?)でした。
3ベッドの部屋で、水洗は共用。2泊トータル180€で、一人一泊30€(3600円)でした。
値段の割に、部屋はすごく綺麗。水周りも綺麗でした。
一つのフロアに3部屋ほどあって、それぞれに宿泊グループが居るような感じ。
キッチンには、綺麗で大きい冷蔵庫と、食器も綺麗なものが完備。(写真は撮り忘れました)
メッセージの対応もしっかりしてたので、オーナーさんの丁寧さやら心遣いやらがよく現れてたなと思います。

チェックアウト時間は過ぎていたので、お隣のケバブ屋さんで鍵を受け取り、部屋へ。

 

2. ニュルンベルクのクリスマスマーケット

少し休んだら、クリスマスマーケット!!
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは、「世界一有名なクリスマスマーケット」として知られています。
初開催は1628年。ニュルンベルクのクリスマスマーケットは、他地域のように’Weihnachtsmarkt(ヴァイナハツマルクト)’でなく、’Christkindlesmarkt(クリストキントレスマルクト)’と呼ばれます。
180の出店が並び、年間来場者は200万人。ドイツ最大のクリスマスマーケットです。(ここまで全てwikipedia.deより)

宿の最寄りの’Aufseßplatz(アオフセスプラッツ)’駅から2駅、’Lorenzkirche(ローレンツキルヒェ)’駅。

‘Lorenz Kirche’という教会の麓にある駅なわけですが、会場はここから徒歩5〜10分ほど。
ニュルンベルクの教会
ニュルンベルク Kinderweihnachtの入口

会場は、広いです。
ニュルンベルクのクリスマスマーケットを上から
この広さだけあって、出店の種類もいままでのクリスマスマーケット(ゲッティンゲン・ケルン)よりも多様でした。
シュトーレン専門店や、おままごとで使うような小さな食器のショップ、エスプレッソバーなどなど。。
シュトーレン専門店の出店
小物屋さん

ステーキが美味しそうだったので3人揃って注文。3.5€(420円)。
ステーキを挟んだパン

Glühwein(グリューワイン)(クリスマスマーケット定番のお酒。香辛料や甘味料が入った温かいワイン)のカップはこんな感じ。
Pfand(カップのデポジット)は3€(360円)で、トータル6.5€(780円)。
ニュルンベルク、グリューワインのカップ

会場が見下ろせる位置にある’Frauen(フラオエン)Kirche’は、3.5€(420円)払うと、それほど高くはないですが、塔に登ることが出来て会場を見下ろすことができます。

フラオエン教会を正面から
フラオエン教会から見下ろしたクリスマスマーケット
翌日もクリスマスマーケットには繰り出したんですが、この日は、出店で小銭ケースやらお土産感のある(自分で飲みますが)お茶を購入。
会場近くの’SanktSebaldus(サンクトセバルデゥス)Kirche’で音楽隊の公開練習(?)もタダで見学しました。
サンクトセバルデゥスの内部

 

3. ニュルンベルクのオススメレストラン(Bratwursthäusle bei St. Sebald)

食事は会場すぐそばのレストランで。

有名なのか、日本人がたくさん居ました。
17:30頃だったので待たずに入れましたが、その後は混雑していました。
注文はビールとソーセージ。パン1つを加えて、15€(1800円)ほど。
グラスでドイツビール
ニュルンベルクのソーセージ
そんな、1日目と2日目のクリスマスマーケットでした。

〜2日目 ニュルンベルク裁判記念館・ナチス党大会会場・DB鉄道博物館〜
・ニュルンベルク裁判所
・ナチス党大会会場
・DB(ドイツ鉄道)博物館
・Kaiserburg Nürnberg(カイザーブルグニュルンベルク)(お城)
の4候補を回ることにし、まずは10時の開場時間に合わせてニュルンベルク裁判記念館へ。

4. ニュルンベルク裁判記念館


第二次世界大戦後、ナチ党の首脳を中心とした戦争犯罪人が裁かれた、ニュルンベルク裁判が開かれた場所。現役で使われてる建物もありますが、別の建物に博物館があります。
最寄りの’Bärenschanze(ベーレンシャンツェ)’駅を出て、徒歩5分。
この角を右へ。
ニュルンベルク裁判記念館の入口

‘Memorium Nürnberger Prozesse'(ニュルンベルク裁判記念館)。
入口の看板
入館料は学生3€(360円)。英語orドイツ語の音声ガイドを受け付けで貸してくれます。
どこの国から来たかを聞いていたので、入場者の出身国データを取ってる様子でした。3階は、裁判や戦争に関係する展示。
じっくり見たらかなり量があります。
ニュルンベルク裁判に関する展示

東京裁判に関する展示も。
東京裁判
展示コーナーは30分ほどで退散。
2階には当時使われた法廷を模した部屋があります。
ニュルンベルク裁判所の再現部屋
トータルの所要時間は1時間ほど。

 

5. ナチ党大会会場

その後は、U-Bahn(地下鉄)でニュルンベルク中央駅へ出たのち、Tram(路面電車)で’Doku Zentrum(ドクツェントルム)’駅へ。目の前がナチ党大会会場とその展示施設です。
ナチ党大会会場入口
戦時中にナチ党の拠点があったニュルンベルク。ヒトラーが建設を目論んだ党大会会場(未完成のまま終戦)の一部が展示場になってます。
ここも入館料は学生3€(360円)。ドイツ語or英語の音声ガイドを貸し出されます。
音声ガイドの機械
展示はナチ党に関連したものが中心。
必然的に、第二次大戦やホロコーストについても触れてます。
ナチ式敬礼の写真
過去の党大会会場
アウシュビッツの犠牲者に関する展示

なんでこんなに政治的にデリケートな問題を大々的に(?)展示できるのか、日本人の感覚としては少し不思議でした。
というのも、日本に同様の施設があったら、国内団体やら国外団体やらからクレームが殺到するだろうなと。この施設は、中立性が守られてるなという印象は当然ありましたが。
展示施設の入り口の左手を建物に沿って進むと、党大会会場の内側に入れます。高さは30mあるとのこと。
党大会会場の内部
完成予想図。
ナチ党大会会場の完成予想図
展示施設内にも、党大会会場を見渡せるポイントはあります。
2階から眺めた会場

 

6. DB鉄道博物館

1時間半ほど滞在した後は、Tramに乗って、’Kohlenhof(コーレンホーフ)’停留所。
徒歩5分強でDB鉄道博物館。
DB鉄道博物館の外観

日本にある鉄道博物館と、同じ様といえば同じような感じです。
ドイツにおける歴史の展示、車両の模型の展示、鉄道の未来とは、ジオラマ。。。
ドイツの過去の鉄道員の制服
ドイツの蒸気機関車
最新のICEの実寸大の模型
近未来の鉄道に関する展示
近未来的な部屋
HOゲージの模型
別館に屋外展示があるんですが、信号機を実際に動かせたりして、楽しかったです。
落書きされたドイツ鉄道
ポイントの切替器
本館3階にシュミレーターがあるそうですが、時間が無かったのでそこまでは回れませんでした。
本当はこの日に’Kaiserburg(お城)’も行きたかったんですが、17時と思っていた閉館時間が16時だったということが判明し、断念。
そのままクリスマスマーケットに繰り出し、帰宅して就寝。
2日目が終了です。

〜3日目 城・ローデンブルグ〜

7. Kaiserburg/カイザーブルク城

2日目に回りきれなかったお城に。

10時会場とのことだったので、10時に。
クリスマスマーケットの最寄りの’LorenzKirche’駅から、クリスマスマーケットを突っ切って、10分強。
外観。
ニュルンベルクのお城の外観
チケットは、塔、井戸、展示施設の3つ込みのものが、学生6€(720円)。
チケット売り場を出てすぐ右手の入り口が展示施設。
歴史の展示や、当時の武具の展示など。
甲冑の展示
大砲

センター試験現代文を思い出しました。(日本刀の鍔やら何やらがどうこうのやつ)
ヨーロッパの中世の剣の鍔

13世紀のサイコロ。
中世のサイコロ
所要時間は30分強。

その後は、塔。
ニュルンベルクのお城の塔
そこまで極端に急傾斜ということも無く、サクッと登れます。(疲れはしますが)
人数制限あり。
入口のゲート
下から。
塔の螺旋階段
天気が天気だったので眺めは微妙。ドイツらしくはありますが。
ニュルンベルク城からの眺め

最後に井戸の展示。
お城の井戸
30分ごとに概説があるそうで、井戸の建物の入り口近くで待ってるとおじさんが出て来て建物内に案内してくれます。
井戸は深さ50mとのこと。
ドイツ語と英語での解説。
水を流し入れたり、蝋燭を下まで下ろしたりしての展示です。
井戸を見下ろす
井戸の所要時間は5分ちょっと。笑

 

8. ローデンブルグへ移動

その後はU-Bahnの’Friedrich-Ebert-Platz(フリートリヒエバートプラッツ)’駅からニュルンベルク中央駅へ。
昼食を摂り、ニュルンベルクを後に。
昼食に食べた中華料理
ローデンブルグへ向かいます。電車を3本乗り継ぎ1.5h掛からないぐらい。
ローデンブルグは思ったよりも(失礼)充実してたので下の別記事です。
これぞヨーロッパ!な街並み、ローデンブルクを巡る。

 

9. おわりに

ニュルンベルク、クリスマスマーケットシーズンなこともあって、日本人がとても多いのが印象的でした(記念館ではほとんど見かけませんでしたが)。
今回は、ドイツでは初めての、分かりやすい城下町への訪問。日本にいるときも思ってましたが、城のある街、水のある街は雰囲気がとても良いなと改めて感じました。
鉄道博物館があったりするのも、少年の心をくすぐられてとても楽しかったです。秋葉原の鉄道博物館でジオラマにかじり付いていた少年時代を思い出しました。笑
では、最後までご覧頂きありがとうございました!!

DB博物館にて、Nゲージの展示。
Nゲージの展示