お伊勢参りの旅12日目。
前日の休息(カラオケに8時間篭り56曲を歌唱)で身体のコンディションを整え、この日は愛知県を抜けて三重県の桑名宿まで。
宮宿(名古屋の南)から桑名宿までは「七里の渡し」と呼ばれる渡し船があったのでいわゆる「旧東海道」は存在しておらず、ひたすら国道1号線を西へ南へ。
腱の痛みは休養のおかげですっかり引いたものの、左膝裏の筋肉がピキッとなるなどトラブルもありました。
が、どうにか30kmを踏破。
ロードサイドの味ある定食店での思い出と、渡しや治水関連の記述が面白かったです。
歩行ルートは以下の通り。(2019/1/10)
今池(名古屋)〜宮宿(41/名古屋市熱田区)
この日の立ち上がりは遅めの11:00。
ウェルビーのチェックアウトが12:00までだったのと、この日のお宿のナイトパックの開始が21:00と遅めだったので。
まずは今池・名古屋中心街から5kmほど南の宮宿(熱田神宮)を目指します。
前日を休養にしたおかげで、若干股関節周りの筋肉痛は残りましたが、アキレス腱の腫れ、痛みが無くなりずいぶん楽に歩けるようになりました。
昨年初め、握手会で名古屋に来た際に訪れた山ちゃん金山総本店。
熱田神宮の近く。
国道19号線は、東海道から分岐して、名古屋の中心地を抜けて岐阜へと抜ける道。
特に記述はありませんでしたが、旧岐阜街道の一部ではないかと。
江戸時代には、東海道はここから三重県へと陸路で無く海路で繋がっていました。
ここで少し休憩し、再び先へと。
宮宿〜国道1号線〜桑名宿
ここからはずっと国道1号線を歩きます。
初めは車線の多い活気のある道中。
七里の渡しで小休憩は取っていたんですが、あまりにも冷えが酷く、ちょうど良さげな雰囲気の食事処があったので中へ。
チェーン店がひしめくロードサイドでしたが、雰囲気のいいお店がこじんまりと。
わらじカツを食べたかったですが、注文は一番安かったみそかつ定食。
それでも名古屋らしい味噌カツを食べられ満足でした。
おじいさんとおばあさんが二人で切り盛りしているお店のようで、
「場所柄もあって君みたいな旅人がよく来るんだよ~」と。
大学名を聞かれたので答えると、
「というのもね、徒歩で東海道を歩くような人は大抵そういう大学の人なんだよ」
「それでね、大抵就職もいい」
「あと、自転車で走る人は体育会系だね」と。
おばあさんは、
「みんな、徒歩が一番楽って言うわよ。なんて言ったって辛くなったらどこでもやめられるでしょう」
とも言っていました。
書いていって!名刺みたいなものだから!と差し出されたメモ帳にかじかむ手で一筆書き入れ退店。
またタイミングがあったら立ち寄ってみたいです。
40分ほど滞在し、13:50に出発。
左膝の裏を痛めたので休憩を入れつつ、16:40頃ココイチにて夕食。
大井川や天竜川も大きな川でしたが、この3つの川に掛かる橋もなかなかの長さでした。
桑名宿(42/三重県桑名市)
揖斐川・長良川を越えれば桑名宿に。
先述のように当時は橋もありませんでしたから、渡の跡地へと橋から南へと下ります。
江戸時代にはここまで渡ってきた3河川が何度も氾濫を繰り返していたとのこと。
式年遷宮ごとに移設されているという伊勢神宮の一の鳥居。
立派な鳥居だったのであとから調べなおすと、神宮の鳥居とのことでした。
鳥居の移築に馴染みがないのでなかなかの驚き。
宿内の曲がりが少し複雑なんですが、ゆるーい案内がありました。
旧東海道から外れてマクドナルドで休憩を。
そこから45分程でお宿に。
21:30前に到着し、一日が終了しました。
マクドナルドから宿へ向かう途中にいた柴が可愛らしかったです。
総評
出発が遅かったこともありかなり長く感じられた一日。
足の疲れはリセットされていたはずですが、やはり30km歩くと疲労が来るなぁと改めて感じさせられました。
旧東海道をほとんど歩かず国道1号ばかりだったのも初めてだったのですが、道が広がったり狭まったり、それぞれの土地で空気感も違いそれを感じられたのも楽しかったです。
行程詳細
6:30 起床
11:00 出発
12:40 [休憩]宮宿 七里の渡し
13:10 [昼食] しなの(味噌カツ定食950円)
13:50 出発
15:30 [休憩] ローソン蟹江宝2丁目店
16:30 [夕食] CoCo壱番屋 弥富国一店(927円)
18:10 [休憩] セブンイレブン桑名長島町又木店
19:50 [夕食] マクドナルド桑名並木通り店
20:50 出発
21:15 金太郎(2200円)
24:15 就寝
歩行データ
歩行距離(万歩計):37.37km
歩数:51,909歩
歩行時間:7h22m
歩行速度:66m/分