東海道三大難所の一つを越え一息|島田~磐田(43.47km)|お伊勢参り路踏破の旅DAY7

40km以上をよく歩き通したなと自分でも感心の7日目。

ワークマンで買ったレッグウォーマーの効きが良いのか、それほど膝に痛みも感じず。(もちろん坂道階段は辛いですが)

大井川を越え、東海道三大難所の一つの峠を越え、途中でもちを食べたりもしつつ。
とにかく、長い一日でした。

ブログ用の写真を転送したら150枚にもなったので、記事自体もかなり長くなると思います。

歩行ルートは以下の通り。(2019/1/4)

島田宿(23/島田市)・大井川・金谷宿(24/島田市)

前日のチェックインが18:55で、12時間パックで申し込んでいたので7:00には出発。

冬の朝、って感じ。

泊まっていたのは島田のお隣六合駅だったので、まずは島田宿を目指します。

昭和天皇の巡察記念碑。

島田宿も入り口は桝形。

とはいえ、実際にはかなーり緩い段差。

宿内の一里塚。

歩き始めて30分ほどで島田駅前あたりに。

少し趣のある通り。

8:00前に島田宿を出ます。

そして大井川越え。

橋が、端が見えないほどに長い。

河原のランニングコース。

やはり川自体は細く。

10分ほど歩いてようやく西端に。

やはり長ーい橋。

朝で空気が澄んでいたこともありますが、とても好みの気持ちの良い空気感でした。

川越しの様子。

川渡しが廃止され職を失った1200人の人足を救うべく働いた人。

川越地区。

SLで有名な大井川鉄道。

消防団の建物が多かったなーという漠然とした印象。

地味な坂道が続きます。

特急便の飛脚は6日間で東京大阪を結んだとのこと。

金谷宿の一里塚跡。

そしてこの先は峠越えです。

その前に金谷駅を眺めつつ小休憩を。

金谷石畳・小夜の中山(峠)

9:00頃リスタートし坂を上ると、石畳入り口に。

しかし、そこからも少し上り。

石畳に。

この石畳は地元の方たちの手で復元されたものなんだそう。

休憩できる茶屋もあり。

かなりの急坂ですが、コンクリよりも歩きやすいです。

10分ほどかけてどうにか踏破。

茶畑を眺めながらフラットな道を5分ほど行くと、下りに。

遠くには「茶」の文字が。

江戸時代の石畳も残ってはいますが状態は悪いです。

そして菊川宿に。9:40。

金谷宿と同じく、本格的な宿場でなく、難所の前後に設けられた休憩専門の宿場。

特に何を見るでもなく進み、ここからも急坂を上ります。

見晴らしのいい、茶畑に囲まれた路。

金谷駅でのリスタートから1時間、一つの峠を越え、急坂を上りきり、延久寺に。

ここのお寺には「小夜の泣石伝説」の石が安置されています。

ここから少し歩いたところには、石が元置かれていた跡地も。

ここでトイレを使うなど小休憩し、ここからは下り。

なんとも平和な。

ここで軒先でおしゃべりしていたお爺さんお婆さんと少しお喋り。
相変わらず、「立派だねえ」と言われます。

その先で挨拶をした元気なおばあちゃん(と芝犬)。

一里塚。

歌碑もたくさんある地区でした。
一番響いたのはこの句。

芭蕉の歌碑も。

五十三次にも急坂が描かれています。

次の日坂宿近くで、農作業をしていたおじさんとも一言会話を。
「いやあ、何も無い静かな正月だね。歩くには暑いんじゃない?」と声を掛けられました。

9:00に金谷宿を出てから2時間。
難所の小夜の中山峠を無事に越え、10:55に25番目の宿場、日坂宿に到着しました。

日坂宿(25/掛川市)・道の駅掛川(昼食)

家々に看板が取り付けられていて、当時の町並みが(少し)想像しやすい日坂宿。

江戸末期の大火で一度は宿場の殆どが焼けてしまったそうですが、その後に再建された江戸時代の建築が2つそのままの姿に残されています。

高札場もしっかり再現。


高札場跡の碑はどの宿場にもありがちなんですが、建築として再現されているのは初めてだったのでテンションダダ上がり。

こじんまりした宿場なので、10分ほどで通過。

10分ほど歩いてこの旅初めての道の駅に。

地元の自然薯を使ったとろろ丼を、タンパク質摂取のためからあげセットに。

美味でした。

この日、次の日の策をのんびり練りながら40分ほど滞在。
12:00に再出発です。

掛川宿(26/掛川市)

ここまでが今日の心配の種でしたが、思いの外脚へのダメージも無かったのでこの先はスローにのんびりと。

30分ほど歩くと、伊達方一里塚。
何と無く威厳を感じる出で立ち。

1時間と少し歩くと掛川市街に。

良さげな和菓子店があったので休憩。

名物振袖もち。

そして13:30頃掛川宿に差し掛かります。

敵の侵入を警戒した七曲。

新幹線が何度か見えてテンション高まり。

宿内で掛川城の大手門を取ったつもりでしたが、写真がどこか行きました。笑

30分ほどで宿場を通過。

平将門らの首を洗ったとされる「血洗い川」。

まつのき。

東名をくぐる。
東名との遭遇は3度目。

人気の無い立派な松並木。

ベンチがあったので、由比で買った最後のみかんを食べつつ休憩。

1時間半ほど歩きましたが、掛川宿は見どころ少なめでした。

袋井宿(27/袋井市)

15:15、袋井市内に。

五十三次を始め、袋井が出てくる江戸期の絵の展示が道中に多く散りばめられていました。

松並木。

袋井は27番目の宿場でちょうど「ど真ん中」とのことで、ど真ん中押しが強い。笑

フットサル場に人集りが。

市内に入って1時間ほどしてようやく宿場に。

本陣跡。

ここにあった解説がとても詳細で面白かったです。(よろしければ画像を拡大してご一読を)

高札場っぽさのある解説たち。

こういう東海道の為のスペースが設けられていると、東海道を遠路はるばる歩いてる身としては街に対する好感度が自然と上がります。笑

16:40、宿場も抜け、すっかり夕焼け。

袋井宿〜見付宿(28/磐田市)泊

質素な一里塚だなあと思ったら、

その先に塚が再建されていました。立派。

17:10、磐田市に突入。

綺麗な夕暮れでした。

その先も旧東海道を歩いていたんですが、明かりもなく車通りもない怪しい道に。

途中には場末感の凄いラブホテル。

怪しい地区無事に通過。

17:50頃、磐田地区にあたる見付宿近辺まで。

小さな坂を下ったんですが、しっかり名前に由来が。

18:00にバイパス沿いにあるマクドナルドに到着し、夕食。パティ2倍!!

ドライブスルーの客ばかりでガラガラだったので1時間半以上滞在しブログを書きました。

その後は見付宿を抜けて宿に。

20:15頃アプレシオ磐田店に到着です。40km超え歩行時間9時間超えの長い一日でした。

総評

とても長い一日でした。
随分歩いたものの、不調が出たのは左足小指の水ぶくれが膨らんだぐらい。

何より峠越えが無事に済んだので本当にほっとしました。

歴史ある建物も幾らか見られましたし、松並木も多く楽しかったです。

行程詳細

7:05 快活CLUB島田出発(入会+12時間 2828円)
8:55 [休憩] 金谷駅付近
10:10 [休憩] 久延寺
11:20 [昼食] 道の駅掛川(とろろ丼唐揚げセット 1000円)
12:00 出発
13:15 [休憩] もちや(240円)
15:00 [休憩] 掛川先の松並木
16:50 [休憩] ローソン 袋井川井店
17:55 [夕食]マクドナルド1号線磐田店(720円)
19:45 出発
20:20 アプレシオ磐田店(10時間パック+10分 2,323円)
23:00 就寝

歩行データ

歩行距離(万歩計):43.47km
歩数:60,384歩
歩行時間:9時間06分
歩行速度:76m/分

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です