去年まで留学していたゲッティンゲンでの滞在2日目。
留学中よく会っていた中国人の友人と連絡を取っていたんですが、授業も始まっておらず暇とのことだったので、ゲッティンゲンに居るのも退屈だし他の街に出掛けよう、という事に。
4つほど候補地はあったんですが、ゲッティンゲンからのアクセスも容易で見どころも多そうだったゴスラーへ。
街並みと、世界文化遺産の鉱山がキーポイントです。
2018/10/8
起床~友人と合流~ゴスラー駅
友人との待ち合わせ時間は10:00だったので、その時間を目指して8:30に起床。
朝食を用意してもらって食べ、バスに乗ってゲッティンゲン駅へ。
待ち合わせ時間の15分前には駅に着いていたので、のんびり待機。
ホームにて、一年ぶりぐらいの再会。
中国人の女の子(と呼ぶのは失礼な気もする)で27歳のゲッティンゲン大学の博士課程生。ドイツ語の授業で知り合って留学中は週1でカフェでお喋りをする仲だったんですが、この度婚約をしたとのこと。
彼氏を追ってドイツにやって来ていた時点でゴールは近いんだろうなと前々から思ってはいたものの、なんとなくショック。失恋ではないですが、心に穴が空いたような感じ。
列車に乗り、一度の乗り換えを挟んでゴスラーに。
ゲッティンゲンからは1時間半ほどで、11:16の到着。
ゴスラー散策
ゴスラーに関して詳しいことは全く調べていなかったものの、ゴスラーの街を散策。
まずは街の中心にある観光センターを目指して散策開始。
可愛らしい銅像。
昼食@Wildfang Bier&Wirtshaus
友人が朝食を食べていないとのことだったので駅前のカフェに入ろうとしたんですが、もう11:30で昼食の時間だしということで中心街へ。
カフェっぽい雰囲気もありつつ食事メニューも前面に出ているお店があったので、入店。
メニューのドイツ語を訳しながら10分ほど掛けてメニューを決め注文。
飲み物は、ジャパニーズユズトニックなるものがあったのでそちらを。
食事は、フラムクーヘン(生地の薄いピザ)とOma`sなんちゃら(「おばあちゃんの手作り〇〇」みたいなニュアンス)を。
Oma`sなんちゃらは、手作り感のあるハンバーグでした。”Oma`s”のインパクトが強すぎて食事の名前は失念。
最近の生活やら、日本料理中華料理についてやら、結婚感についてやらを1時間半ほど語らいながら食事をし、再び街歩きに。
ゴスラー街歩き
観光センターでマップを手に入れ、街歩き。
商店の並ぶメイン通り。
中央広場。
「ゴスラーにゲーテが来た際宿泊しました」という説明が書いてあったホテル「ゲーテハウス」。
泊まっただけなんじゃんwと二人爆笑。
小川とお花。
皇帝(?)が住んでいたという建物。
€7.5は高い、ということで中には入らず。
街を少し見下ろせました。
木組みの家が続く町並み。
電源塔。閉館していたので詳しいことは不明。
兵士の銅像。
ここで街はほとんど見終えてしまい、文化遺産の鉱山に向かうことに。
全然歩けるよ、というので3kmほど歩くことに決めかけましたが、正気を取り戻してバスを待ちました。
世界文化遺産 ランメルスベルク鉱山
ドイツでは日曜日は一般的に全てのお店(スーパーとか洋服チェーンとかも)閉まるんですが、観光地ということで美術館や観光名所は日曜日も営業しているらしく、そのしわ寄せが月曜日(訪問日)に。
どの美術館にも入れず困っていたところ、この鉱山は月曜も空いているとのことで訪問してみることに。
1時間に1本のバスに揺られること10分ほど。到着。
受付で入場券を購入しようとすると、「ここには博物館と鉱山があり、鉱山にはツアーでないと入れない」と。
説明のためのパンフレットを渡したかったらしく出身を聞かれ、彼女は中国で僕は日本です、と伝える。初めての経験で何となく面白い。
説明を聞き、博物館だけのつもりで訪問したんですが、せっかくだからということでツアーにも参加することに。
選択肢は2つありましたが、僕の独断と偏見で鉱山をぐるっと1時間15分で巡るツアーに。
月曜で観光客が少なかったこともあってかツアーはドイツ語のみ。一応2人ともドイツ語は少しは分かるので快諾。
10分ほど経ってツアー開始。
鉱夫感満載のお兄さんがガイド(この服さえ着れば誰でもそれっぽくなりそうではありますが)。
鉱山の3Dマップ。
鉱山の入り口に。
鉱山の中を行く。
結果的には、鉱山についての説明ということで単語も難しく、お兄さんの説明は10%も理解できませんでした。
ので、何が何やらもよく分からずただただ画に映えるものを写真に。
水車で水を掻き出していたというのは理解できました。
階段を下る。
通路の脇にあった水路。
階段を登り、地上階へ。
線路。
1時間20分ほどでツアーは終了。
乗車予定のバスまで15分ほどあったので、駆け足で博物館も見学。
2時間ほど滞在し、バスにて鉱山をあとにしました。
何も期待しなかったのもありますが、思ったよりも冒険感を味わえて楽しかったね、というのが感想でした。
鉱山といえばポーランドで塩鉱にも行ったことがあるんですが、こちらの炭鉱は1980年頃まで採掘が行われていたということで、観光地化されていると言うよりもより鉱山の生々しさ(水たまりとか)を強く感じられたように思います。
ゴスラー~ゲッティンゲン
バスに乗り市街地へ向かい、そこから歩いて駅へーと思っていましたが、友人が疲れたとのことだったので直接駅へ。
駅前のカフェで30分ほど時間を潰し、
ゴスラーをあとに。
1時間半ほどの列車旅を経て、19:00頃ゲッティンゲンに到着。
夕食@ベトナム料理店/ゲッティンゲン歩き
イタリア料理店で夕食を食べようという話になったんですが満席だったので、以前2人で行ったことのあったベトナム料理店に。
前に来たときの懐かし話をしつつ、混雑していたため20分ほど料理の到着待ち。
僕は炒めものwithジャスミンライス、彼女は麺の炒めたものを注文。
美味しく頂きました。
食後はバスに乗るつもりで歩き始めたんですが、僕がため息をつくと「疲れたの?」と聞かれたので
「もう二度とゲッティンゲンに来ることもないかもと思うとなんだか寂しくてねぇ」と答えると、「じゃあ家まで歩こうよ!」と。名案。彼女も疲れていたでしょうに、有り難し。
トイレに行きたかったので、辛い思い出のたくさん詰まった大学の中央図書館に。
その後は校舎を抜け、彼女の寮と宿泊していた友人宅のある方面へ。
いつもお世話になっていたREWE。
10分ほど歩いたところで彼女とはお別れ。
またどこかで会う機会はあると思うので、そこまで寂しさは感じず。ただ、親しい友達から婚約者が出るのは初めてだったこともあり、得も言われぬ喪失感がありました。
そこから更に10分ほど歩いて友人宅に帰着。
星が綺麗だったので家の前の芝生に音楽を聴きながら寝転んで30分ほどぼーっとし、家の中へ。
一日のおわり
家に入ってからはなんてことなく、翌日の予定を友人と友人の彼女とすり合わせ、少しブログを書いて24:00過ぎに就寝。
ただほんとに友人の結婚がなんとも衝撃的で、10年近く付き合った彼氏を追ってドイツに来たという話は前々から聞いていたのでその点で驚きはしなかったんですが、それでも何だか心にズンと来るものが。
一日歩き回って疲れてはいたので、すっと眠りにつきました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
行程詳細
8:30 起床
8:45 朝食
9:45 ゲッティンゲン駅
10:09 RE81722
11:16 ゴスラー駅着
11:45 昼食(€13)
13:15 街歩き
14:40 世界遺産(€11)
16:45 バスにて駅へ
17:00 休憩@カフェ(€4)
17:36 RB14130
19:00 ゲッティンゲン駅着
19:15 買い物@SATURN, dm, tegut(€15ぐらい)
20:00 夕食@ベトナム料理(€12)
22:15 家着
24:10 就寝