美の暴力-肉眼でこそ捉え得たメンバーの輝き-

昨日、東京ドームシティホールで行われたZip春フェスにて乃木坂を観てきました。

感想を一つ述べるとしたら、「これが”美の暴力”か」とただそれだけです。

友人が入手したチケットはスタンディング整理番号600番台。確保できたのは前方2ブロック目の上手側でした。
メンバーまでの距離は15mほどといったところ。過去に欅坂46をZeppの最前ブロックで観た経験もあったんですが、今回の経験は、またそれとは違った全くの別物でした。

圧倒的「美」

分かり切っていたことですが、やはり乃木坂のメンバーは儚く美しいな、というのがまず初めに抱いた感想です。
メンバーそれぞれが一人で立っていても美しいだろうと思うんですが、そんな彼女たちが、自分の目線に限りなく近い高さで束になって踊る姿。
ただの”美”でなく、壁となって迫ってくるような圧倒的な迫力でした。

「なるほどこれが”美の暴力”か」と、すっかり圧倒されてしまいました。今後、あんな経験をできる機会は二度と来ないのでは無いかと思います。

メンバーから溢れ出す自信と余裕

今回のライブはフェスだったので、メンバーが踊り慣れていると思われる表題曲のみで編成されたセットリストでした。
そのためもあってか、メンバーからは所々に余裕の色が。

希望のイントロ(暗転中)ににこっと笑うまなったんや、楽曲の途中で目を合わせて交信しあうメンバーの姿などなど…
MC中も、ワンマン時よりも、マイクを通さずに雑談をしているメンバーが多かったように思います。

節々にみられるこの余裕が、より”美の暴力”を強く感じさせる存在へとメンバーたちを昇華させたように感じました。

3列目こそが燦然(さんぜん)と輝く

肉眼でメンバーをつぶさに見られることの利点は、3列目の端のメンバーまではっきりと表情を確認できること。
何の曲だったかは忘れましたが、3列目の端で踊っていた梅ちゃんの笑顔が素敵で、すっかり引き込まれてしまいました。
キャパが5万人級になった現在肉眼でメンバーの表情を読み取ることは困難を極めますが、「(画面を通さず)生でメンバーを観ないと(ライブの/メンバーの)本当の良さは理解できないな」と強く感じさせられました。

Project ReviewnにてVR映像が若干採用されていますが、より細度の高いVR映像の配信が、「推しカメラ」と相まった形で行われるようになる日が強く待ち望まれます。

おわりに

ともかくも今回のライブは、過去にも未来にもこれ以上ないであろう充実した内容のものでした。
もちろん最前列での鑑賞には適わないのかもしれませんが、それでも、低めのステージで、フルメンバーで、花道もなく初めから終わりまでダンスのみで、という形式はなかなか無いのかなと。
もう、下手に最大キャパのライブには行かなくてもいいかなとさえ思ってしまいました。
といいつつ、神宮のチケットをいかに確保するかが課題。。


(2019/3 Tokyo-Japan)

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