ミールクーポン配布の様子

【搭乗記】ルフトハンザ便欠航でANA便に搭乗出来なかったものの、誰も助けてくれずフランクフルト空港に一泊した話

マルタでのんびりダイビングをした後、フランクフルト経由で日本へと帰国予定でした。
まあ特に何の問題もなく帰れるだろうとは思っていたんですが、そうも上手くいかず。2フライトのチケットが別々での購入だったことも仇となり、ずいぶん痛い目を見ました。では。
2017/8/9

搭乗ルート

今回搭乗したのは、ルフトハンザ航空LH1313便6:30マルタ国際空港発8:30フランクフルト国際空港着、となるはずでしたが、機材トラブルでフライトがキャンセルとなり、17:20発のLH1311便に振り替えられました。飛行ルートはこんな感じでした。
マルタ→フランクフルト便の航路

 

機材 A321-231(D-AISX)

ヨーロッパ圏内中短距離便の定番A321。今回もいつもと同じく、3×3シートでした。
ルフトハンザのA321

Lufthansa D-AISX (Airbus A321 – MSN 4073) | Airfleets aviation

 

マルタ国際空港

首都のバレッタや宿のあったスリーマ地区からは、路線バスで1時間ほどの場所にあるマルタ国際空港。朝6:30の便でバスの運行がなかったので、ホテルのフロントに頼んで5:00にタクシーで宿を出発。スリーマから空港まではタクシーで20分強で25€固定(1€=¥130→¥3250[以下同一レート])。
オンラインチェックイン済みだったので、荷物を預けて保安検査を通過。

保安区域はそれほど広くないです。免税店、ブランド店が3,4店。食事できるお店が3店ほど。
売店で切手を買い、ポストも保安区域内にあるのでエアメールを投函。きっと届いてくれると思いますが、どうなったやら。。

そしてここからが悪夢の始まり。
6:30発の便だったのですが出発が遅延。次の情報は6:30です、7:30です、8:30です、9:30ですとどんどんと出発が繰り延べ。9:00になったあたりでミールクーポンの配布が始まり、これは面倒な事になりそうだなと。
ミールクーポン配布の様子
フランクフルトからは12:20発のANA便に乗る予定だったんですが、恐らくこれは間に合わないなと思ったものの、ルフトハンザとANAはアライアンスが一緒だしどうにかしてくれるだろうとひとまずは何も手を打たずに待機(これが甘かった)。
結局フライトは機体トラブルで欠航になり、せっかくのタクシー代25€はふいに。一旦預け手荷物を受け取り、ルフトハンザのカウンターでマルタ→フランクフルト便を再予約。結局、夕方17:00頃出発の便に振り替え。振り替え手続きの際にフランクフルト→羽田のANA便もどうにかして欲しいんだがと伝えると、チケットの予約が別々なので、ルフトハンザの我々ではどうしようもない、フランクフルトでANAに直接手続きを取ってくれ、と。
というのも、ANAのチケットは留学からの帰国用に取ってあったオープンチケットで、アライアンス内とは言えフランクフルト←→マルタ便とは全くの別物。
ルフトハンザのデスクで電話を借り、ANAのサービスカウンターに電話。すると、もう出発をしてしまった(電話を掛けたのは13:00頃)ので一切変更は受け付けられないと。それに当社の過失ではない為一切の補償も出来ませんとのこと。念のためと思い翌日の安いチケットは幾らかと聞くと、4000€(50万円とか)ですね〜と飄々と言ってのける。アホか、そんな高いもん買えるわけないだろ、とさすがに腹を立たせつつ、ベンチに座ってフランクフルト行きのチェックイン開始待ち。
チェックインを終え、保安検査を通過。30分ほど遅延しましたが、無事に振り替えのLH1311便に搭乗。

 

搭乗記

搭乗ゲートを抜けるとバスに3分ほど乗り、タラップにて搭乗。いつも飛行機に乗る際にはカメラを出すんですが、その気力は無かったので写真は全てケータイから。。
搭乗すると、遅延申し訳ありませんのアナウンスが入り、タキシング開始。
マルタ空港でのタキシング中の様子
離陸は南側ランウェイ から。
テイクオフのルート
右手に、ターミナルと、機材トラブルに遭った当該A321を見下ろしながらテイクオフ。
マルタ空港からのテイクオフ
マルタ空港からのテイクオフ
最後のルフトハンザということでトマトジュースを飲み、20:30頃フランクフルト空港にひとまず無事到着。
ルフトハンザの機内食
フランクフルト空港へのランディング
フランクフルト空港の駐機場

 

フランクフルト国際空港

とっくに日本へ向かう機内にいたはずの時間ですが、21:00近くにようやくフランクフルト空港に到着。
ひとまずルフトハンザのデスクでチケットについて交渉しようということで訪問してみるも、やはり、「このチケットは別々だから私には何もしてあげられないの本当に申し訳ないのだけれど」と。
たまたまANAの地上職員の人がいたので話を聞いてみるも、「私には回答できないのでこちらに電話してみてください」と謎の番号を手渡され、それ以上の対応は無し(時間が時間だったので仕方ないですが)。
公衆電話から掛けてみると、実態の分からぬ電話交換手センターみたいなところに繋がり、「こりゃ幾ら取られるか分からん」と電話での交渉は断念。
仕方ないので、ネットで最安値となっていたキャセイパシフィック航空の翌日のフランクフルト→香港→羽田便を7万円ほどで予約。
10万円を超えなかったのでまだ良かったものの、こんな悲惨な目に遭わされるとは思ってませんでした。

ホテル代を払うのも馬鹿馬鹿しいので空港内に泊まろうーと歩き回っていると、お姉さんが一人で締め作業をしているカフェが。カフェの前のソファーで寝ても大丈夫か聞くと、「多分大丈夫だと思うよ〜朝番の人もきっと理解してくれるでしょ〜」と軽い感じで。
この日の寝床。
フランクフルト空港での寝床
22:00頃には床(?)につき、小さなソファーに体を丸めて朝まで眠りました。翌朝5:00過ぎに朝番の人がやって来て、ほら!起きなさい!と罵声を。(よくよく考えれば当たり前のことですけど笑)
よく眠れたので、良かったです。

 

おわりに

災難な一日でした。これ以上無いぐらい、酷い目に遭ったなという一日。どうにか翌日帰国する目処は立ちましたが、まさか10万円近くする日本へのチケットをドブに捨てる事になるとは思っていませんでした。
もちろんこちらの動きが遅かったのもありますが、にしても、アライアンスは一緒なんだからどうにか対応してくれよという感想。ということで、別々の航空券での乗り継ぎには注意です。
では、最後までご覧頂きありがとうございました。

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