※一曲だけ曲名が出てきますが、ライブレポというよりは「思ったこと」です。一応ネタバレになるので、気になる方はご遠慮ください。
flumpoolの2009年武道館公演にOAとして出演していたWEAVER。flumpoolを見るつもりで買ったDVDに収録されていた演奏に驚きを覚えたのも8年前、当時中学3年生。あまりフェスに出演しないこともあって一度も生でパフォーマンスを観る機会なく8年が過ぎていたんですが、留学中にプチブームになり、このたびはZepp DivercityTOKYOへと足を運びました。
今回の公演はA/Wツアーの初日公演。ですがそれ以前にWEAVERを観るのが初めてだったので、初めて観た感想という視点で思ったことを書こうと思います。
まずはライブについてですが、とても素晴らしかったです。セットリストのバランス感、MCの抜き具合、演奏も安定していました。生で聴いてみるとドラムの音が少しカタいかなとも感じましたが、スタッフ含めメンバーの作り上げている音なので、それはそれということで。
で、素晴らしい演奏・ライブだったという事を前提に書きたいのは、ファンの質の問題。
多くのアーティストが時おり口にするのは「僕たちには良いファンがついてくれた」という言葉。これは、ファンの民度が高いだのそういうことでは無くって、「熱心に応援してくれる」だとか「自分たちのやりたい音楽と同じ方向を向いてくれる」という話。この点でWEAVERについているファンは、「いいファン」とは言い難いなとこのライブを観て感じました。メンバーはtwitter等でもポジティブなコメントをしているのでこういうネガティブなことを書くのもどうかとは思いますが、ただの素人の一意見ですので、書きます。
どのバンドにもそれぞれ色があって、ライブでの楽しみ方もそれぞれです。モッシュ自体を楽しみに来る人が多いようなライブもあれば、座席付きの会場でしっとりと鑑賞するライブも。ですが今回観たWEAVERのライブはといえば、バンドの音楽とファンの盛り上がり方が明らかに乖離していたなという感想です。何というか、お互いがそっぽを向き合ってしまっている感じ。
WEAVERは元々ピアノロックバンドを標榜していて、ついているファンもそれに見合って、「ロキノン!!」と言うよりは、大人しい人だったりが多め。そして年齢層も少し高めかなと言う気がします。ですがバンドが近年取り組んでいるのは、EDMを取り入れたエレクトロな楽曲。ファンはピアノの旋律に惹かれていたのに、バンドが産み出す音楽はその対局ともいえるエレクトロ。楽曲の質自体は非常に高いだけに、不運と言いますか、ファン側もメンバー側も可哀想だなと俯瞰的に視点からは思いました。
あとこれは抽象的な話にはなりますが、メンバーは「音楽」を演奏しているのにファン側は「楽曲」を聴きに来てるのでは?っていうのもライブを観て感じたこと。メンバーとしては「とにかく音に身を任せて楽しんで欲しい。きっと楽しいから安心して!」という心持ちなんだろうと思うんですが、ファンとしては「エレクトロはノリ方がわからないから、とりあえず手拍子をしておこう」とでもいうような振る舞い。
ドイツで観たColdplayの公演がとても印象的なんですけど、観客側は誰も彼もが、周りに構わずビール片手に踊ってるんですよね。音楽の楽しみ方なんて自由なのに、手拍子か、腕を上げて前後にする運動の2つしかライブ鑑賞時に取り得る表現オプションの無いファンがほとんど(会場の90%以上)の現状。
本当に楽曲は素晴らしいと思うので、ピアノ楽曲もエレクトロな楽曲もとても気に入っている身としては、このことはとても残念です。
それに、とてもネガティブな話になりますが、メンバーがこの客層、ライブの盛り上がり方に満足しているのかがいまひとつ不明。例えば『KOKO』の、ブレイクからサビに入る部分。色々な音楽を聴いている人ならば自然と体がうずいて飛び跳ねてしまいそうなところなんですが、この日の観客は、頭が動くことも一切無く、ただただ腕を前後に振るのみ。
「みんなが楽しめるような曲を作りたい」というMCでの言葉を聞く限りはメンバーもいまの客層に満足しているのかなという感じですが、全く盛り上がっていない(というかズレた盛り上がり方をした)客席を見て、メンバーはどういう気持ちなんだろうとどうしても考えてしまいます。
バンドとしてはファンが求めている曲を作りたい気持ちももちろんあるでしょうが、自分たちが今作りたい曲を胸を張って作っていきたいという想いも強いはず。本当ならファンがバンドの変化を追いかけていくのがベストなんですが、このライブの様子を観ている限りではその望みは薄そう。
そこでライブ中にずっと考えていたのは、メンバーは一度イギリス留学に行ってることですし、ヨーロッパで武者修行のようなことをやったら良いのではないかな、ということ。ヨーロッパには楽曲やアーティストに縛られず、音楽自体を楽しむ文化があります。なので、WEAVERの楽曲は質が高いので、日本語詞のままでも通用する可能性は十分あると思います。そして何よりの強みは、ピアノやエレクトロサウンドを取り入れながらも、あくまでJ-POPの影響を強く受けているということ。J-POPのメロディー、歌い回しは欧米では珍しいはずなので、押し方次第では武器になります。
武者修行は例えば、昼は路上ライブを2,3本やって宣伝をし、夜はどこかのライブハウスに飛び込みで演奏、といったようなもの。13本もツアーをやっているバンドなのでパフォーマンス力は既に十分にあると思います。ですがこの日のパフォーマンスを観たところ、メンバーは3人の出す音を凄く大切にしてるなと感じました。ですのでビートルズのハンブルク時代のような「武者修行」をすれば、より一層バンド力も上がると思います。
そこからは、それを契機に例えばBABYMETALのように海外の大物アーティストのOAに呼んでもらうことを狙ったりだとか。Coldplayの系譜に現在のWEAVERはあると思うので、そういうところのOAに呼んでもらえれば一気に形勢は変わると思います。そしてそこから逆輸入という形で国内ファンを増やせば、いまのWEAVERの音楽についてくることの出来るファンも獲得できるでしょうし。
まあ口で言うのは簡単でそう上手く行くものでは無いでしょうが、このままWEAVERが中途半端な立ち位置に居続けるのはとても残念なので、ある意味博打的な発想です。他に国内で生きていく道を切り開けるのがベストだとは思いますが。
という事で、ずいぶんとまとまりの無い文章になりましたがライブ中に考えていたことをアウトプットしてみました。WEAVER、本当に素晴らしい楽曲を持っているので、もっとたくさんの、色々な人のもとに彼らの音楽が届くようにと願うばかりです。
WEAVERの東京、大阪のライブへ行ったことありますが
大阪より東京の方がすごくノリが悪かったです。
大阪ではノリノリで盛り上がってたので、地域差あるかもしれないです。
一回ライブ見ただけでよくここまで語りつくせるな(笑)
メンバーがファンに対して満足してないんじゃないかとは8年見て来た自分も思うけど引っ張ってくれるようなノリ慣れてるファンを掴むのもWEAVER次第だから
WEAVERが満足できるファンをWEAVERの頑張りで獲得するのをこれからも応援したいと思う。
今すでに付いてるファンの質?を変えるのは不可能だから。
一番最初のマネジメント、宣伝などWEAVERチームがとても良かっただけに今のマネージャーは女性の方だからどうしても女性が喜ぶ企画をしていてアイドル化しているのも ノリ方がわからないファンがついてしまう原因の1つかと。
ズレたノリ方とかとりあえず手拍子とかに違和感を覚えていることには大変共感。でも
(8年前から知ってたとかどうでもいいので)たった一回見ただけで全て分かったような言い方をするなとは思った。
知ったかぶりな感じがうるさいので後半は細かく読んでない。
ファンについて色々思うのは分かったし共感するけれど
せっかく8年越しにWEAVERの素敵な音楽に触れることができたわけで、
もしまた来たいと思ってくれたなら
個人的に次のライブもあなたに来て欲しい。
確かに最初の頃は盛り上げかたのわからないファンが多かった。でも今は違う。てか、ネガティブな内容ばっかりで読んでて疲れる。なぜ、海外と比べるんですか?なぜ、決めつけるんですか?あなたの目にはWEAVERの本当の良さが1つも映っていない。あなたのここに書いた文章はつまらない。たった一回ではなく、ぜひ、今のWEAVER観てください。WEAVERの事を書いてくれるなら、初めから批判する目ではなく、ワクワクして最後まで読みたくなる文章お願いします。