「哲学」タグアーカイブ

自由と幸福と散髪と

いつもの美容室に髪を切りに行ったんですが、僕の「美容師さんって定年の概念は持ってるんですか?」という質問から、「美容師はロボットに置き換わるのか」という話題になり、最終的には散髪文化の興りと、自由・幸福と散髪の関係の話に。

どういうことかと言えば、

・前提として、選択肢が多い(自由である)ことこそが幸福の根源
・散髪は食事や睡眠に比べれば、生きる上では副次的なものに過ぎない
・いつか、散髪することが”必需品”でなく”贅沢品”の一つになる日が来るだろう
・つまり、散髪は”必需品”でなくあくまで「幸福を支える”自由(選択肢の多さ)”を担保するもの」という立ち位置になるのでは無いか

という話でした。
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完璧主義は身を滅ぼす

完璧主義は生きる上で素晴らしい考え方、イデオロギーだと思います。

人間みな100%を目指すことで完璧に近づき、より磨きのかかった姿に到達することができます。

ただ問題は、「完璧にならない限り納得できない」と0%を1%にする努力さえも憚(はばか)られてしまうこと、100%にたどり着くには途方もない時間が掛かること、の2点です。
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物(モノ)に支配され主体を失った生活

なるべくリズムやモチベーションに波のない生活を送ろうと心掛けてはいますが、それでもどうしても気力の落ちる時期がやってきます。

やる気に満ち満ちた時期とネガティブ真っ盛りの時期のあいだにある差(というか精神を刺激する作用)は一体何ものかと探ってはいますが、道半ば。

昨日今日とやる気が出ず集中力も続かずと辟易していたんですが、どうやら、物事を決した(行動を起こした)原因を主体としての自分自身の中でなく外の世界にこじ付けてしまうような事態になると、日常の活動に身が入らなくなるようです。
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