歴史は、称揚されずとも失われることなく、たとえ忘れられてしまえどもそこに在り続ける。
陽をあてずともそれを是とする者はどこからともなく惹きつけられ、その地を訪れ湯に身を浸す。
目次
◆1. 霧島と日当山◆2. 日常と化した歴史
◆3. 西郷どん湯
◆霧島と日当山◆
薩摩の豪傑西郷隆盛の愛した温泉、日当山(ひなたやま)。
後日お世話になったマッサージ店の30余歳と思しき男性が、鹿児島市出身とのことだったので「温泉といえば」と尋ねてみた。
回答は、「指宿か霧島」。
この日当山も、”霧島”に含まれると言えば、確かにそうかもしれない。
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