「音楽のはなし」カテゴリーアーカイブ

Fighting NICO@NHKホールDay2を観ての感想。(ライブレポート風)

こんにちは。
このブログを立ち上げてからというもの、音楽について書く記事は外タレの海外公演のレポートばかり。
思い入れの深いバンドもそこまで多くなかったので書くことが無く困ってた(?)わけですが、この度はNICO Touches the Wallsの2017ツアー、「Fighting NICO@NHKホールDay2」を鑑賞。
ずいぶんと好き勝手な感じにはなりますが、書きたいように書いていこうと思います。

 

1. ドイツ留学中ですが、NICO Touches the Walls

そもそもこのライブを観ることに決めたのは、PUNK SPRING東京公演(3/26)の前日に日本に到着する事が決定し、ドイツへの帰国日はどうしようか、と考えていた段階でのこと。
せっかく日本に帰るならNICOを拝んでからドイツに戻ろう!という事で、日本滞在最終日の4月2日にこの予定を突っ込んだわけです。

そんなわけで、「Fighting NICO@NHKホールDay2」ライブレポート(風)です。
ガチガチのレポートというより、個人的な意見なんかを書いていくので。笑
座席はこんな感じの場所でした。
Fighting NICO チケット
では、ゆるりとご覧下さい。

2. あれよあれよのオープニング〜序盤戦

毎度のごとく「ラーメントッピング煮卵争奪1曲目当てゲーム」を友人と開催してたんですが、1曲目、知らない。。笑
そして、まさかの新曲が頭に来て少しく混乱しているところに2曲目は『チェインリアクション』。
その後の3曲目は、ライブアレンジの『そのTAXI, 160km/h』。
いまオリジナル音源を聴いても、ライブアレンジでの演奏の様子が鮮明に脳裏に浮かびます。
オリジナルで聴きたかった気持ちもライブ直後はありましたが、ライブアレンジが脳内にこびり付く。これがNICOの持っているバンド力!!
シングル曲目当てで来たお客さんは完全に置いてけぼりだったと思いますが、この3曲でこのライブの流れが掴めました。
その後は『バイシクル』『手をたたけ』『Diver』『夢1号』とシングル曲が続き、中盤戦へ。

3. 解散ライブでも観ているかのような中盤戦、もとい「中盤」其の一『GUERNICA』

ライブの構成って序盤戦、中盤戦、終盤戦なんて〇〇戦と呼ばれることが多いですが、ここで取り上げるのは、ズバリ「中盤」。
フォーカスするのは『GUERNICA』『Aurora(Prelude)』『TOKYO Dreamer』の3曲。
『TOKYO Dreamer』はここ2,3年以内のシングル曲ですが、他2つは比較的古いカップリング曲(それぞれ「Broken Youth」のTrack3と「かけら〜総ての想いたちへ〜」のTrack2)。

まずはその1曲目、『GUERNICA』について。
「Fightingなんて言ってるし、10分尺でゲルニカやります〜なんてあるんじゃね?」と友達と話してたのがドンピシャでハマって驚愕だったんですが、そんな事よりも言及すべきはそのパフォーマンスの力強さ。
アルバムにも入ってませんし、なによりオリジナルが9:46もあるトラックなので使いどころが難しいであろうこの『GUERNICA』。
メンバーはこの曲を、セットリストの中盤1曲目に持ってきました。
前奏のギターが鳴った瞬間の感想は、「こんな曲やって、だいじょぶ…?(知名度も低いし、オーディエンスの意識が散漫になるのでは…と言う意味で)」。
ですが結果として、この曲がこのライブの芯、核になったと言っても過言ではない働きをしてました。
メンバーの力強いパフォーマンスと、赤と青を基調にしたライトニング。曲に緩急があるのもあって、10分も尺があるとは思わせない、「圧巻」の二文字が相応しい演奏でした。
この『GUERNICA』の演奏で、オーディエンスとメンバーの距離が縮まったと言うか、会場の空気がぎゅっと密の高いものになったなと感じました。

4. ライブの核「中盤」の真ん中 「中盤」其の二『Aurora(Prelude)』

赤と青の力強い演出だった『GUERNICA』から一転、中盤2曲目は『Aurora(Prelude)』。
照明は暗転し、ボーカルとキーボードのみでの演奏。
『GUERNICA』とのコントラストで、曲の切なさ、そしてその中にある希望や輝きが、より一層引き立っていました。
NICOで一番好きな曲だからと言うのもありますが、とても感動。
前述のように『GUERNICA』『Aurora(Prelude)』とどちらも知名度は低いカップリング曲ですが、楽曲の良さがとても引き立った演出演奏で、この2曲を初めて耳にした人もとても楽しめたんではないかなと思います。
初めて聴く人に楽曲の良さを届ける能力こそアーティストの力だと思ってるので、その点でこの2曲の演奏は本当に素晴らしいパフォーマンスだったなと思います!

5. 破壊と希望と未来 「中盤」其の三『TOKYO Dreamer』

中盤3曲目は、『TOKYO Dreamer』。
このセクションのタイトルにしたように、中盤の3曲『GUERNICA』『Aurora(Prelude)』『TOKYO Dreamer』を一言で(僕が)表すとすればそれぞれ、破壊、希望、未来。
ライブコンセプト等まで詳しく知らないのでハッキリとは分からないんですが、”Fighting”というタイトルはこの3曲に掛かっている部分があるように思えました。

『TOKYO Dreamer』は、その曲名の通り「東京」と「夢」がテーマ。
『GUERNICA』で破壊、『Aurora(Prelude)』で希望を唄ったことで、この『TOKYO Dreamer』のテーマが一層引き立ったように感じます。
『TOKYO Dreamer』もシングルの中では比較的知名度の低い楽曲かとは思いますが、この3曲がライブのハイライトと言っても過言でない、その後のライブ終盤戦をより強固なものにする素晴らしい働きをしていました。

6. シングル曲中心でも軸はブレない終盤戦

このライブ自体は中盤戦がミソだったと思うので書きたいことはほぼ書き切ってしまったんですが、NICO Touches the Wallsの素晴らしさというか、バンド力(?)の高さを感じさせたのはこの終盤戦。
セットリスト全体としてはシングル曲が多めだったんですが、それでいて、「シングル曲は散々聴いたからもういいよ〜」な古いファンも満足してしまうようなパフォーマンス。
比較的シングルの中でも新しい曲が多かったのもあるとは思うんですが、シングル曲と言えど浮つかないというか、「シングル曲ですよ!」感が無いんですよね。
新曲やマイナー曲で始まり、中盤もマイナー楽曲中心。そうなると終盤のシングル曲固めがどうしても浮いてしまうかと思うんですが、あくまでライブ全体の流れは崩れませんでした。
序盤と中盤のあいだにもシングルセクションがあったからかも知れないんですが、なんだか不思議です。
聴き古されたシングル曲をアレンジで新しいものにし、ライブ全体の流れを作り上げる。これもやはり、バンドとしてのレベルの高さだなと感じました。
そんな訳で、ライブレポート(風)はひとまず終了です。
この先は2件ほど、ライブ演出と機材に関する言及を。

7. 舞台演出 背後幕の意味するところは一体

ライブに行った方は分かるでしょうが、行ってない人はさっぱりだと思います。
舞台の背景に掛かっていたデザイン画。
絵心がないので絵に描けないのが残念ですが、ざっと説明すると、高層ビルに手が付いていてその指先にはタバコ。
そのビルの後ろには脳が象られていたり、国旗が掲げられていたり…と言った感じ。。
デザインの上部には平和の象徴ハトがずらっと。

僕がこのデザイン画から感じたのは、「Fighting」というのとは少しズレる気がしますが、世の混沌と戦争の予兆。
途中ビルが開いてミサイルが飛び出す演出があったりしたのもあるんですが、どうも世の流れから戦争だなんだという方に考えが流れてしまって。。
掲げられていた国旗は、グルジアのものと、ノルウェーの配色をスコットランドの型にはめたようなもの。
メンバーの意思が演出にどれほど反映されているのかは分かりませんが、なんだかうーんと唸ってしまうような背景幕でした。

8. 古村大介テレキャス回帰の巻

NICOのギターはストラトテレキャス!ってイメージがずっとあったんですが、僕の受験開け、2014年の夏あたりから、古くんのメインギターはレスポールになってました。
「なんとなく違和感はあるけど、まあそのうち慣れるでしょ」とは思ってたんですが、全く慣れることなくむしろ「やっぱりNICOのギターはテレキャスでジャキジャキしてないと!」という思いが膨らむばかり。
古くんが良いと思ってレスポールを使っていたはずなのでそれを否定するのは違うなと文句は言ってなかったんですが、ついにメインギターがテレキャスターに戻りました!
ぼくが前にNICOを観たのはでんぱ組 inc.とのツーマン(2016年8月)だったので、それ以降どこかで変わっていたのかもしれませんが、ぼくからすると遂に…!!と言う感じ。
『Broken Youth』ではレスポールを使っていたりしてそれも良かったんですが、やっぱり『THE BUNGY』はテレキャスターじゃないと!笑
個人的な欲求が満たされてとても良かったです。

9. おわりに 〜NICOは何処へと向かうのか〜

ただの一ファンの戯言にここまで付き合っていただき、ありがとうございます。
ここ最近NICOを観ていて思うのは、このバンドはどこに向かうのか、ということ。
MCでも「新しいバンドが出てきて、そういう中で…」とのお話がありましたが、正直なところ、新鋭若手バンドに比べて勢いが無いのは事実。
知名度はあるし、「好きだよ〜」っていうライトなファンは多いように感じますが、それでも大規模ホールは埋まるか埋まらないか。
2014年6月、「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ゼップ」東京公演のMCでの「一生ついてきてください!」っていう言葉を聞いて、「光村さんもこんな言葉を言えるんだなあ。そう言うなら、ついて行こう!」と思った一ファン。
こんなに面白くて実力のあるバンドってなかなかいないとはつくづく思うんですが、思うほど爆発的に売れないなぁ…というのがファンとしての感想。
NICOは楽曲・演奏・パフォーマンスどれを取っても大好きなのでいくらでもついていきますが、どういう方向でどこに向かっていくのか、不安でもあり楽しみでもあります。
「Fighting NICO」の追加公演がメンバーの地元浦安っていうのが少し怖かったりもしますが、どうなるやら。笑
ではでは長々と、最後までご覧いただきありがとうございました。

日本でも人気上昇中のAllTimeLow、2017ロンドン公演を完全レポート!!

All Time LowのUKツアー2017初日、ロンドン公演に行ってきました!
この日のライブは、ライブツアーの年になるとの宣言があった2017年の幕開けを告げるライブであったと言っても過言ではありません。
5月に日本公演もありますが、恐らくセットリストの大幅な変更は無いと思います。
なので、ライブレポートも書きつつ、「初めてATLのライブに行くけど曲があんまり分からなくて…」みたいな人にも使ってもらえるような内容にしました!
僕は日本公演には行けませんが、ATL初の赤坂BLITZ級キャパでの日本ツアー。とても良いものになってくれることを願ってます。
ではでは、下の目次からお好みのパートへとお進み下さい。

All Time Lowについて

について〜とタイトルを付けたものの、内実はウィキペディアの焼き写しです。
アメリカはメリーランド州ボルチモア出身のAllTimeLow。結成はメンバーの高校生時代。
若い頃から「〇〇の再来!!」「ポップパンク界の新星!!」みたいな騒がれ方をしてました。
あまり海外ニュースや芸能記事を追ってないので日本国外での現在の立ち位置はハッキリとは分からないんですが、「ポップパンク界を引っ張っていく存在」として今でも期待されていることには違いありません。
来日公演はフェスも入れれば1〜2年おきで、2016年の頭にはONE OK ROCKと東名阪スプリットツアーを行ったのが記憶に新しいかと思います。
そんなAll Time Low。昨年末に2017年3月からのUKツアーを発表。「来年はたくさんライブをするよ〜」とは言っていたのでドイツや日本公演も来るだろうとは思ってたんですが、実際にUKツアー後はヨーロッパツアー。5月にアジアを回って6月からの全米ツアーという2017年のスケジュールです。

彼らの作る音楽ジャンルは、ひとまとめにすればポップパンク。
初期〜So Wrong, It’s Right(2009)あたりまではパンク色が強いですが、メジャーレーベルへの移籍のタイミングでリリースしたDirty Work(2011)あたりからはポップ色が強まったなと感じます。
ライブでは、比較的新旧を織り交ぜたセットリストが組まれることが多いです。
では、レポートに移ります!
 

会場:Eventim Apollo(開演までの様子と会場内の様子)

今回の会場だったのはEventim Apollo。
キャパシティは恐らく6000〜7000ぐらい。
1階は3000〜5000ほどのスタンディングで、2階席は比較的なだらかな(イメージは東京国際フォーラムAのような感じ)座席。

場所はHammerstith駅の目の前なのでまず迷うことはありません。

ライブのチケットに記載があったのは、開場19:00の情報のみ。
all time low ロンドン公演チケット
ゲストバンドが2組との情報も出てましたが、早く行くに越したことは無いということで現地には16:30頃到着。
2階席だったので関係ありませんでしたが、1階スタンディングの入場は早い者勝ちなので、すでに大量のファンが。
ロンドン公演開場前の様子
開演まで時間を潰そうと思いましたが、Hammersmith駅内のマクドナルドが改装中だったので、(ジュースが飲みたかったので)マクドナルドを求め徒歩で北へ。
途中で見つけた中華料理屋で夕飯も食べました。
18:00過ぎに再び会場に戻るもまだ暇ということでHammersmith駅内のCOSTA coffeeで19:00まで暇つぶし。
19:00に会場へ!
夜の会場の様子
入場はスタンディングも2階座席も同じ列だったので、とても長い列が側道まで。
入場できたのは19:25頃。
グッズに並んでいると1組目のGUEST ACTがスタートしました。
物販はこんな感じ。
オールタイムロウ物販の様子
ヨーロッパツアーTシャツ、ロンT、トートバッグを購入し、座席へ。
座席は通路のすぐ後ろ、正面は下座席への階段と言うとてもいい席でした。
左はもう既に出来上がってる女子4人組。右は1人参戦の女性でした。
ロンドンなんだから当然ではありますがお客はほとんどが白人さん。アジア人らしき影は、男子4人組の中国人を見かけたぐらいでした。
公演自体は、
19:30〜1st ACT
20:30〜2nd ACT
21:30〜 ALL TIME LOW のタイムテーブルで進行しました。
ではレポートに。まずはネタバレ有りから書きますので、セットリストが見たくない方はこちらからネタバレ無しレポートに飛んで頂ければと思います。
とその前に、僕とATLの馴れ初めを導入に。。

僕がATLを知ったのは2009〜2010年あたり。初めて買ったWALKMANのプリセットに入っていたBreak Out! Break Out! (Put Up Or Shut Up: 2)を聴いて衝撃を受け、CDを買い集めて行ったわけです。
初めてのライブは、高校1年生だった2011年。Dirty WorkツアーでのYokohama BAYHALLでした。
その後はPUNK SPRINGやSUMMER SONIC、去年のスプリットツアーなんかでライブは観ていたものの、6年半ぶりの単独公演でした。
ではでは、行きます。
 

ネタバレ有りレポート・日本公演2017予習の方はこちらに!

先に書いたように日本公演もこれに類似したセットリストで来る可能性が高いかと思います。
新旧織り交ぜたキラーチューン連発のセットリストなので、これから予習して…という方でも取っつきやすいかと思います。このパートの一番下にセットリストと収録CDの一覧は記載しましたので、そちらも参考にして下さい!!では。

会場BGMの雰囲気が21:30近くになると変わり、その曲が終わるとともに暗転。簡単なSEと共にメンバー入場。
メンバーが入場
1曲目はKick & Screaming。1,2,3,4の掛け声と共に爽やかにUKツアが幕開け。
最新アルバムの中でもとりわけ疾走感のある、1曲目に相応しい選曲でした!
2曲目は置きに来るかな〜と思っていたら、早速のWeightless!!Dear. Mariaを抑えて一番観客の歌声が大きかったです。
ライブ中の様子
僕自身もATLを知った当初から好きな曲だったので、熱唱。笑 それに2曲目に来るとは思ってなかったので、テンションも一気にアップ!
この後は、Somewhere in Neverland→Six Feet Under The Starsとアルバムのリードトラックを惜しげも無く投下。Somewhere in Neverlandは特に歌詞が好きなので(学生向けの歌詞では無いですが笑)楽しかったです。
そして1本目のMC。ロンドンはもちろんだけど、世界中から来てくれたみんなありがとう!という内容。 日本国旗用意していこうかと思ってチキったんですが、すごく見晴らしのいい席だったのでやっぱり持って行けばよかったなと後悔。。
5,6曲目は比較的マイナーどころ、7曲目の前には「みんなの顔を見せて!」と肩車を煽り、Something’s Gotta Give→Kids In The Darkと最新アルバムのリードトラックを2連投。
その後のMCでは6月にニューアルバムを出す事を告知して、リードトラックのDirty Laundryを披露。
その次10曲目は、この日唯一のDirty Work(2011)から、Gutsを披露。
Dirty Workは何やかんやで好きなアルバムなので、もっとやって欲しかった思いもありつつ、好きな曲が聴けてとても満足。
そしてMC。
英語が堪能でないのではっきりしたニュアンスは分からなかったんですが、「キャリア最大」と言う話を。このツアーの事なのか、この日の会場のキャパの事なのかは分かりませんでした。。
ここでAlex(ボーカル)以外のメンバーはハケて、Therapy→Jack(ギター)抜きでのMissing You。
その後のMCでは、Alexが床をちょんちょんと触って自分の顔に塗り、Jack:「それは何?ラメ?それともガソリンか何か?」みたいな、よく分からないMC(英語力の問題)。
13,14曲目はA Love Like War→Backseat Serenadeと続き、「このライブはDVDを撮ってるんだ、次の曲はみんなの声が必要だからMake some noise~~~」みたいなよくあるくだり(?)があってTake Cover!
すごく好きな曲なんですけど、恐らくDVDに付属のCDにしか入ってないので、調達は困難かもしれないです。。
そんなこんなであっさりと本編が終了。これだけ?とも思いましたが、見返すと15曲もやってたんですね。あっという間の1時間でした。
アンコールは、まずはライアン(ドラム)が登場。ドラムソロから曲に繋がる流れかな?と思い、ライアンのドラムソロは好きなのでカメラを構えると、特に前振りもなくLost In Stereo!一時すごくハマっていた、特にお気に入りの一曲。
最後のMCでは「このロンドンでスタートを切れてよかった。2017年のライブツアーへの背中を押してくれるような素晴らしいライブだったよ。また3週間後にロンドンに戻って来るから、またね。」と。
最後はおなじみDear Maria, Count Me In。
サークルピットの飛び込みが早かったようで、イントロを途中で中断。
「みんなで歌うだろ?で、楽器が入ったところで走り出すんだよ、いい?」との指導が入って頭から曲再開!
何度聴いても飽きない、何度オーラスに来ても飽きないATL最強のキラーチューンです。
そして終演。。。
終演後の様子
トータルで1時間20分ほどの公演でした。
曲数は17曲とたっぷりでしたが、あっという間。
次はドイツのハンブルグで公演を観るので、楽しみです!!
下にセットリストと、MVがあるものはYouTubeのリンクを記載しますので是非お使いください!
 

UKツアー2017セットリスト・YouTubeリンク集

1, Kick & Screaming (Future Hearts: 2)
2, Weightless (Nothing Personal: 1)

3, Somewhere in Neverland (Don’t Panic: 3)

4, Six Feet Under The Stars (So Wrong, It’s Right: 3)

MC
5, Cinderblock Garden (Future Hearts: 7)
6, Canals (Don’t Panic: It’s Longer Now!: 8)
7, Something’s Gotta Give (Future Hearts: 3)

8, Kids in The Dark (Future Hearts: 4)

MC
9, Dirty Laundry (新曲)

10, Guts (Dirty Work: 4)
MC
11, Therapy (Nothing Personal: 12)
12, Missing You (Future Hearts: 6)

MC
13, A Love Like War (Don’t Panic: It’s Longer Now!: 2)

14, Backseat Serenade (Don’t Panic: 2)

MC
15, Take Cover (Straight To DVD Ⅱ: Past, Present, And Future Hearts)
ーーーーーEnchorーーーーー
16, Lost In Stereo (Nothing Personal: 4)

MC
17, Dear Maria, Count Me In (So Wring, It’s Right: 6)

続いてネタバレ無しレポートですので、宜しければこちらからおわりにに飛んでください。
 

ネタバレ無しレポート

ネタバレ無しと言ったものの、ネタバレ無しでレポートを書くというのはとても難しいなと早々と気づいてしまいました。笑
ひとまずセットリストは、初めての人でも濃く聴いている人でも楽しめるバランス感のあるセットリストだったなというのが感想です。
メンバーは相変わらずな感じで、JackはMC中、「ほんと、マジで、腹減った」とか言ってましたし、平常運転。
海外公演では毎度毎度大量の下着投げがあるのかと思ってましたが、それほどでは無かったのが意外でした。
今回初めての海外でのATLだったんですが、本当に、日本での公演とは全く違う経験で、とても楽しかったです!
そもそも最近はフェスばかりでアウェーな中の鑑賞が多かったのもありますが(一昨年のサマソニなんてベビメタ前でほんと酷かったですし)、ATLを観に来ている人だけでの公演はやっぱりまず楽しいです。それに、海外公演という事でシンガロングが大きいのと、ビデオや写真を撮れること。
日本ではシンガロングなんてほとんど無いと言っても過言では無いですし、すごくいい経験でした。
このネタバレ無しレポを見ている方はよっぽどのATLファン(というかHustler?)だと思うので、是非海外公演(特に英語圏だとシンガロングも一層大きいと思います)にチャレンジしてみてください!
ハードル高いなぁと日本にいた時は思ってましたが、案外あっさりチケットも買えますし、ライブ会場の様子もそんなに大きくは変わらないので、海外のライブは危なそう…等の心配も不要です!
ではでは、おわりに、に続きます。
ネタバレは無いので安心してお進み下さい。
 

おわりに

友人との南欧旅行が決まってからのライブの発表だったので友人をローマに取り残す形での弾丸ロンドンになりましたが、やっぱり、行ってよかったです。
無理してロンドンに行かなくてもハンブルグ(ドイツ)公演を観ることは出来たわけですが、英語圏かそうじゃ無いかで観客の反応も違うとは思うので。
それに、広いホールでATLを観られる機会もそうそう無いと思うのでなおさらです。
そんなこんなで最後に言えることは、海外公演に行ったことの無いATLファンの皆さんには海外公演を強くオススメするということ。
ATLのライブに行ったことがない人にも、今回のセトリは新曲が多い訳でも無くなかなかバランス感が良いので、5月の日本公演は強くオススメ出来るということの2点です!!
最後までご覧頂きありがとうございました。ハンブルグ公演の後にも、また追記なり新しく記事を書くなりしようと思います。では!!!

ウィーン・ホーフブルクオーケストラ大晦日コンサート/Wiener Hofburg Orchester: Silvester Consert(Strauss&Mozart in Vienna)

2016年末、ヨーロッパ周遊旅。
年越しはある程度大都市でーと思い、ウィーンに決定。
せっかくウィーンだし、クラシックコンサートにでも行こう、ということで、行ってきました。

この旅3本目、集大成(?)に相応しい、ホーフブルク宮殿での大晦日コンサートでした。

ホーフブルクオーケストラ入口前看板
チケットはClassictic(クラシックチケット販売サイト)でIIIカテゴリーの席を70€(1€=¥120→¥8400)で購入。
ウィーン大晦日コンサートチケット
当日は18:30開演との事だったので、念のために17:40頃には会場入り口へ。
会場はホーフブルク宮殿の’Ratsaal/ラートの間’だったので、入り口は’Josefsplatz’に。


入り口を入ると、クローク。

特にお金は取られませんが、”Donate please.”とは言われたので一応1€(¥120)を。
E-ticketを見せて紙チケットと引き換えてもらい、入場。
「ドレスコードは御座いませんが、王宮に見合った服装をお勧めしております」と脅されてたのでビクビクしてましたが、そこまで華美な格好をしてる人は居はおらず。
パーカー等のラフ着でなければ、デニムにジャケットでも十分そうな雰囲気でした。
入場。豪華、綺麗。
ホーフブルク宮殿広間内装
IIIカテゴリーだったので、後方に着席。
ⅠとⅢカテゴリーはほとんど埋まってましたが、Ⅱカテゴリーは7割ほどの入りでした。

 

開演。結構皆さん写真動画をお撮りだったので、2,3枚パシャり。
演奏の様子
演目はシュトラウスとモーツァルト。
どちらかと言うとシュトラウスの楽曲が多かったかなと言う感じ。
王宮ホールに見合った、華美な楽曲達が次々演奏されます。
アンコールは2回。
ダブルアンコール後のスタンディングオベーション
前日の、教会でのモーツァルト鎮魂歌とは打って変わって、Ⅲカテゴリーでも音がしっかりしてました。
オーケストラの完成度ももちろん高いんですが、観光客向けの「見世物」としての演出もしっかりして居て、とても楽しめました。
この内容、完成度、そして、ホールの歴史やら大晦日なことやらを考えると、70€(¥8400)は随分安い買い物でした。大満足です。

 

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総じて大満足の2時間弱でした。
もっとシュトラウスを聴き込んで、カテゴリーⅡで観れたらさらに楽しめただろうなとは思いました。
クラシックにそこまで明るくなくても、王宮の雰囲気と華美な楽曲たちの調和が凄く気持ちいいので、とても楽しめると思います。
大晦日をウィーンで迎えるなら(大晦日じゃなくても公演はあるそうですが)、全力でおすすめです。

最後までご覧頂きありがとう御座いました。

 

ドイツポップパンク界の新星、”Alex Mofa Gang”!!

2017/01/27 Alex Mofa Gang~Mudder sagt es ist ok tour2017@LUX Hannover~

ドイツ国内三度目のライブハウスに行ってきました。
初回は、Hannover CapitolでのThe Baseballs。二度目はKölnでのYellowcard 。
今回は、初回と同じくハノーファー。前よりもキャパの狭いLUXでした。

メインアクトは、Alex Mofa Gang。
アレックスモーファガングアー写
2012年結成で、2016年にデビューしたバンドとのこと。出身はベルリン。歌詞はドイツ語。
YouTubeを漁っていたら出てきたらかっこよかったので、今回は勢いで見に行くことにしました。

バンド名のAlex Mofa Gang。
Mofa Gangとは、簡単に言えば暴走族のかわいい版のようなもの。
中高生(日本と学制は違いますが)が、原付よりも小さなスクーター(Mofa)を改造したり装飾したりするそうなんですが、そのちょっとしたグループの名称が、Mofa Gang。(ドイツ人の友人談)
バンド名は、Alex(`s)のMofa Gangという意味だろうとのことです。

ジャンルはポップパンク。


ドイツ語詞のバンドを探してもメタルバンドしか出てこないので、個人的には素晴らしい出会いでした。
すごくカッコいいです!!

ライブ当日は、開場前のデュナー店で夕食を。
ドゥナー店からみたライブ会場
ライブ会場のLUX。
今日のアクト
ラックス入場口
入場すると左手がステージ。
アレックスモーファガング機材
右奥手に物販。
ラックスハノーファー後方部
その先の階段を降りるとクローク。1€。
キャパ150~200ぐらい。
ハノーファーラックス内部

サポートは、ウルグアイ出身のバンド。
ケルンでイエローカードを観たときも、北欧のバンドとUKのバンドがサポートでした。
日本でライブ見ると海外バンドがサポートってことはまず無いんで、とても新鮮。
今回のウルグアイのバンドは、トム・ウェイツみたいな歌いまわし。カントリーも取り入れたパンクバンドでした。
少し舞台慣れしてない感じはありましたが、格好よかったです。

20:00にOAが開演して、Alex Mofa Gangの登場は20:45頃。
ライブに向けて予習したかったんですが、iTunesが日本設定だからかCDは買えず、YouTubeでの予習のみで臨みました。
なので、知ってる曲は2/3ほど。
ライブ中のステージ
PA横で見てたんですが、バラード曲の披露でボーカルさんとキーボードさんが僕の観てた位置まで来ました。目の前、びっくり。
めちゃ格好良かった。。
アレックスモーファガング、ライブ中
ライブを観ての感想としては、やっぱり若手だな、というのが正直なところ。
音と演奏が、粗い笑
でも、その粗さが格好よかったです。パンクですし。笑

帰って買ってきたCDを聴いたらやっぱり格好良かったので、ライブの方は実力が付いてくればもっと良くなると思います!!
なので、この先楽しみです。観られる機会がまたあるかは微妙ですが。。笑