フリーキックを蹴るレヴァンドフスキ①

海外サッカー観戦記! AudiCup2017 Day1の2試合をミュンヘン・アリアンツアレーナで。

前回のTelekom Cupに続き、バイエルンミュンヘンのプレシーズンマッチを観戦してきました。今回は半年ぶりのAllianz Arena/アリアンツアレーナ!

 

今回のサッカー観戦までの経緯

留学に来て半年ほどで欧州サッカーに目覚め、初めてのサッカー生観戦は2017年2月のブンデスリーガ、バイエルンvsシャルケ04。そんなこんなでバイエルンサポーターになったものの、ブンデスリーガのチケットを取るのは至難の技!(というか無理)
留学が終わるまでにどうにかバイエルンの試合を見て帰ろうとは思っていたんですが、CLの中継を見ていたら広告に出て来たこのAudi Cup。リバプールは知人にサポーターが多く、アトレティコはグリーズマンが好きで生で観てみたいなと思っていたので、こんないい機会はない!!と即チケットを購入。
かくして、帰国前に再びのバイエルン・ミュンヘン生観戦が決まったわけです。

 

AudiCupについて

AudiCupは、以前観に行ったTelekom Cupと同じようなもの。バイエルンの公式スポンサーであるAudiの名前を冠した、バイエルン主催のプレシーズンマッチ(カップ戦)です。
TelekomCupと違うのは、大会がミュンヘン・アリアンツアレーナで行われることと、ブンデスリーガ以外のリーグからトップチームが招待されるということ。
今年の参加チームは、
ブンデスリーガ→バイエルン・ミュンヘン
プレミアリーグ→リバプールFC
スペインリーガ→アトレティコ・マドリード
セリエA→ナポリ
の4チームでした。

 

スタジアムの様子

半年ぶり2度目のアリアンツアレーナ。前回はブンデスリーガの試合だったのでほとんどがバイエルンサポーターでしたが、この日はカップ戦で、バイエルン:リバプール:アトレティコ:ナポリ=6:3:0.7:0.3ぐらいのファン比率でした。
アリアンツ・アレーナの入口
Audicup 2017
取った座席がバイエルンのゴール裏とは逆側だったこともあり、周りは半分以上リバプールサポーター。まとまった応援が無かったこともあり、なんだかアウェー戦を観ているような気分でした。
あと、ブンデスリーガの試合はチケットがほとんど取れないこともあり観客のほとんどがドイツ人なんですが、この日の試合はフランス語だイタリア語だ英語だ、色んな言語が周りから聞こえてきました。
今度試合を観るときには、ぜひもっと、ホームらしい雰囲気で観戦をしたいものです。

 

準決勝第一試合 アトレティコvsナポリ

リーガとセリエAがぶつかったこの第一試合。アトレティコはグリーズマンが好きなので前々から観てみたく、とても楽しみにしていました。一方のナポリも、全く知識はなかったんですが、調べてみると戦術が面白いらしいと。
そんなこんなで、アトレティコの方が好きだけど個人的にはナポリの試合が楽しみ、というとてもワクワクした感じで試合を迎えました。
Audicupの試合前のセレモニー
アップ中の選手たち。
アップ中のアトレティコ・マドリードの選手たち

試合開始。
試合開始
序盤はナポリの支配率が高い展開。ナポリがハイポゼッションで試合を支配し、ボールを奪われても高い位置で奪い返してショートカウンター。
アトレティコ側が地に足が着いていなかったこともあり序盤ではかなりナポリのチャンスも多かったですが、前半30分頃からはアトレティコペースに。また後半の終わりからはナポリがペースを掴みましたが、1点差を返すことは出来ず2-1でアトレティコの勝利。
面白かったのはスタジアムの雰囲気。アトレティコとナポリのファンは殆どいなかったのでなんとも言えない空気感で試合は進んでいたんですが、後半30分頃からは会場もヒートアップ。
アトレティコの選手がイエローに対して抗議してる最中、リプレイ映像を見た観客から大ブーイングが浴びせられたり、ゴディンへのレッドにも会場全体からのブーイングが飛んでました。
レッドカードで退場するゴディン
バイエルンとリバプールのファンは取り立ててどちらの応援をしていたわけでも無いかとは思いますが、アトレティコは自分で自分の首を絞めていたなという印象です。(会場の他チームサポーターを相手側につけてしまった)

プレーはと言えば、グリーズマンが輝いてました。
2017ホームキットのグリーズマン
攻撃はもちろんですが献身的に守備にも参加(どこから出てきたんだ?と言うところから脚が出てくる)、これぞトッププレイヤーだなと生で観て改めて感じました。バイエルンに欲しかった。笑

失点後、しょぼしょぼとセンターサークルに戻るグリーズマン。
グリーズマン
フェルナンド・トーレスの得点シーンで、クロスを入れるグリーズマン。
クロスを入れるグリーズマン①
クロスを入れるグリーズマン②
クロスを入れるグリーズマン③
クロスを入れるグリーズマン④

あとはトーレスを間近に見られたので良かったです!
フェルナンド・トーレス

総じてとても満足な第一試合でした!
アトレティコ・マドリードの得点後の円陣
コーナーキック時のアトレティコ・マドリードのディフェンス陣
フリーキックへの走り込み

 

準決勝第二試合 バイエルンvsリバプール

充足感に満ち溢れた中開始された第二試合。
バイエルンvsリバプール戦
結果としては0-3、バイエルンサポーターとしては、「クソ試合」以外にコメントはありません。笑
少し、生で観ていて感じたことを書きます。

 

なんで裏に走らないんだ!?孤軍奮闘のラフィニア その1

右サイドバックで先発だったラフィニア。守備もボロボロ攻撃もピリッとせずの中、独りで戦っていたような印象を受けました。
フリーキックを獲得したバイエルン・ミュンヘン

まず攻撃。ほとんど決定機さえも無かったこの試合ですが、前半30分ほど。2点目を取られどんよりした空気の中、攻撃陣も(ハメス、ミュラー、レヴァンドフスキ)動きがあまり良くありませんでした。
ラフィニアが中盤でボールをキープして、前線に出そうか出さないか考えあぐねているような場面がありました。結局は後ろにボールを戻してしまいましたが、そのあと前線の3人に「なんで誰も飛び出さないんだ!?スペースあっただろうが!」といったジェスチャー。
レヴァンドフスキ、ハメス、ミュラーの3人はかなり流動的にポジションを変えていたんですが、それぞれのポジションを把握するのに精一杯で、攻撃にまで頭を使えていないような印象を受けました。
この流動的なポジションチェンジがTelekom Cupの際には格下相手だったこともあり上手くハマっていた訳ですが、無理せず、しっかりとそれぞれのポジションでの仕事をする事に専念することも必要なのではないかなと感じます。
ボールを要求するレヴァンドフスキ
ドリブルするハメス・ロドリゲス

 

なんで誰も戻ってこないんだ!?孤軍奮闘のラフィニア その2

守備でもずいぶんと良く走っていたラフィニア。
この日はフンメルスの調子があまり良くなさそうで、動きにキレがありませんでした。それでいて序盤に2点取られてしまったものだから、センターバックの2人も積極的に攻撃参加。特にポストプレーでは、2人とも敵陣ゴール前まで出ていってしまう場面もありました。
ですがカウンターの速いリバプール。バイエルンのポストプレーからボールを奪うと、マネやらサラーやらにスッとボールが入ります。
アップ中のモハメド・サラー
すると、センターバックは不在。ラフィニア一人でカウンターに対応しなければならない訳です。(こんな場面が2,3回はありました。)
それでいてボランチの2人は…。 レナトは脚が遅いですし、トリッソは、守備に参加しようとするも単純に寄せが下手。
そりゃ3点も取られますわ、と言った戦術、選手起用でした。
ボアテングが戻れば…とか、ベルナトがいればアラバをCBに…なんて話ですが、たらればではどうしようもないので、アンチェロッティがどうこの問題に対処するのか、見ものです。

 

去年とは総取っ替え。守備のできないボランチ2人。

先にも書いたように、良くも悪くもボランチの良し悪しで、このプレシーズンの弱さを説明できるなと思います。
この試合はチアゴが怪我で即交代し、レナトとトリッソがボランチに入っていました。去年はアロンソ、ラーム、チアゴがいた訳ですから、ある意味総とっかえ状態。上手く試合を回さないのも頷けます。
まずはレナト・サンチェスですが、あまりにもミスが多すぎ。プロサッカーのその中でも一流チームに所属してるんですから、もう少しはまともなプレーをしてもらいたい。パス精度も低いですし、ドリブルに安定感もなく、守備も出来ません。一体なにが出来るのやら。
そしてトリッソ。Telekom Cupの記事にも書きましたが、やはりパスは一級品です。この日もいいロングパスが何本も出ていましたし、右サイドのラフィニアとの連携も良くなっていました。
ただ、守備が出来ない。TelekomCupでは「なんでそこを取りに行かないんだ!?」という場面が多かったんですが、そこは改善。守備への意識は見られるんですが、球への寄せ方が単純に下手。もう少し守備にも貢献できれば安心して見ていられるんですが、少し不安要素です。

 

他にもいくらかメモしてあった内容はあったんですが、試合後の怒りに任せて書いてあったものがほとんどだったので(2点目のオーバーラップなんて猿でも予想できる等)、この辺で。
最後の現地サッカー観戦がこの結果で少し残念です。

 

最後にいくらか写真を。
チリ代表としてコンフェデに出ていたため、プレシーズンマッチ初出場だったビダル。
アップ中のビダル
ボールキープするビダル
ハメスとミュラーとアラバ。雨が凄かったです。
フリーキックを蹴るハメス・ロドリゲス
リバプールの攻撃とディフェンス陣。
フンメルスとアラバのディフェンス
バルサへの移籍がとりだたされていたコウチーニョ。
コーナーキック前のコウチーニョ
自陣で座り込んだアラバ。
バイエルンのディフェンス陣
フリーキックを蹴るレヴァンドフスキ!
フリーキックを蹴るレヴァンドフスキ①
フリーキックを蹴るレヴァンドフスキ②

雨も降っていたので、試合終了前にスタジアムを後にしました。
アリアンツアリーナ、バックスタンド1階コンコースからの眺め
夜のアリアンツ・アレーナのライトアップ

 

アリアンツアレーナへのアクセス

アリアンツ・アレーナへのアクセス方法はほぼ一択。Uバーン6番のFröttmaning駅が最寄駅なので、そこから徒歩で10分ほど。スタジアムしかないので、駅に着けば絶対に道には迷いません。
U6はMarienplatzを経由しているため、ミュンヘン中央駅からはSバーン(方向を間違えなければ何番に乗っても大丈夫です。)でMarienplatz駅に出て乗り換えるといいかと思います。

当日はHostel House Internationalという宿に泊まっていたので、バスでMünchener Freiheit駅までバスで出てU6に乗り換えました。
この宿ですが、朝食付き、シャワー別の個室で36€とミュンヘンの中ではかなりお得な価格設定なので、サッカー観戦にもとてもオススメです!

 

Allizanz Arena/アリアンツ・アレーナ
住所:Werner-Heisenberg-Allee 25, 80939 München, Germany
公式サイト:http://allianz-arena.com/de
電話番号:+49 89 69931222

 

 

チケット購入・受け取り

チケットは、バイエルンの公式サイトで試合の2ヶ月ほど前に購入しました!
ドイツ国内在住でしたので、記念にでもと思いチケットは郵送。
空席がかなり多かったので、当日ギリギリでもチケットは買えるだろうと思います!

チケット購入はバイエルン・ミュンヘン公式サイトから!
https://fcbayern.com/de/tickets

 

おわりに

これで留学最後のサッカー観戦が終了しました。この1年の留学で(サッカーを見始めたのは半年前ですが)ずいぶんたくさんの試合を見ることができました。
これからは時差に苦しめられながら中継を見ることになるんでしょうが、またドイツでサッカーを観る機会があればなぁと思います。
では、最後までご覧いただきありがとうございました!
フリーキック前のバイエルン・ミュンヘン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です