内部を下から

南フランスの小さな世界遺産都市、アルルを観光(南欧周遊旅行記Day11/18)

世界遺産を巡る、的な番組で紹介を見て、日本にいる時から行ってみたいなと思っていたアルル。
アムステルダムのゴッホ美術館に行った際に彼がアルルで描いた作品をいくらか観て、より一層訪問欲が湧いていたのでした。
ということで南仏アルル。小さな観光都市で、博物館に入るお金も無かったので、半日かけて街中を巡りました。ではでは。
2017/2/17 アルル(フランス)

《移動》Nice Ville/ニース ヴィレ駅→Arles/アルル駅

9:19ニース駅発のTGV9866便に乗車し、まずはMARSEILLET ST CHARLES/マルセイユ駅を目指します。
TGVの車両
そこで地域鉄道(TER)に乗り換えの予定だったんですが、TGVが15分ほど遅延。
乗り換え時間は19分の予定だったので、どうにかこうにか乗り換えに成功。
12:17発TER79514に乗り、ARLES/アルル駅まで約1時間の旅。
13:23にアルル駅に無事到着です!
ニース駅の外観
ニースもなかなか落ち着いた雰囲気の駅でしたが、アルルはさらに田舎の香りが。笑

《宿》Best Western Atrium

駅近や観光地の中心は少しお高めだったので、若干(徒歩5分ほど)中心から離れた三つ星のこちらのホテルを。
ホテル、ベストウエスタンアトリウム外観
外観はボロめですが、全面改装したんだろうな〜と察しのつく綺麗な内装。
部屋も綺麗で、お茶の用意があったりと3つ星ホテルだな〜と言う感じ。
料金は、2人一泊67.3€。一人あたり33.65€(1€=¥120→¥4038[以下同一レート])。
駅から徒歩10分強と小さな町の割には遠めですが、清潔感はありますし観光にも便利なのでここにして良かったなとは思いました!
朝食は、5€(¥600)のものか12€(¥1440)のバイキングを選択可能でしたが、翌朝は早めだったので購入せず。
アルル宿泊で料金、立地、設備のバランスを取ることをお考えでしたらオススメできる宿です!!
お部屋の様子。
ホテルのお部屋

昼食 Le Naan’s

昼食はまともに食べないことが多かったこの旅ですが、なんだかお腹が減っていたので宿から徒歩2分のハンバーガー&ケバブ屋さんに。
ケバブ店の外観
単品でも良かったんですが、お腹が減っていたのでケバブセットを。7€(¥840)。
ケバブセット
ケバブは、ナンの生地に具材を挟むスタイルのもの。
ケバブ
普段ドイツでは3.5€(¥420)ぐらいで単品のケバブを食べてるんですが、7€出す価値あり!と思える美味しさのケバブでした!
何よりナンの生地が独特で美味しいのと、お肉もボリュームたっぷり。
店員のお兄さんも、英語が結構できて気さくな感じでした。
お店の写真を撮っていると、SNSで宣伝してくれよ!と言ってました笑
ケバブ店の店内

アルル市街散策

アルルの街中を散策!
小さな町で、博物館を見て回ったとしても丸1日で済みそうな広さなので、ほんの半日で、徒歩圏のハイライトだけ。
ローマ遺跡と、ゴッホゆかりの地を回りました。

Saint-Trophime church/サン=トロフィーム教会

言ってるそばからローマ遺跡ではない普通の教会。
サントロフィーム教会の外観
石造りで、建物の中も石の匂いがします。
教会の内装
空気もひんやりしていて、他の多くの教会とは違った異質な感じがしました。

Arles Amphitheatre/アルル円形闘技場

アルルで一番の観光名所。
ローマの円形闘技場ほどの大きさはないですが、それでも迫力はあります。

場所は町の中心。
入場料は学生6€(¥720)でした。社会見学と思しき小学生は居ましたが、それ以外の入場者はまばら。
闘技場の内部
内部を下から
訪問は3月でしたが、闘牛が行われる夏場はもっと活気があるものと思われます。
仮座席
ただ、ローマと違って人が少ないのも、それはそれでのんびりした雰囲気があって良かったです!
闘技場の主。


Baths of Constantine/コンスタンチヌス共同浴場跡

せっかくあるから様子だけ見に行こう、程度で訪れたこの浴槽跡。
ローマ浴場跡地
入場料が学生2.2€(¥264)と安めだったので入場してみることに。
施設は、値段相応のそれほど大きくないもの。
解説もそれほど無いです。
せっかくだから入ってみようーぐらいの感じならありかも知れませんが、特に面白いことは無いです。笑
ローマ浴場遺跡
「ほんとに大したことなかったね笑」、みたいな感想が出るのがせめてもの幸いと言った感じ。
浴槽跡の遺跡は、イギリスバースのものが素晴らしいのでそちらに行くことをオススメします。。

The Yellow House/黄色い家

ゴッホがアルル滞在の年間住まいとして居た黄色い家。
実際に絵に残って居て、アムステルダムのゴッホ美術館に所蔵されています。
実際に場所もわかっているわけですが、家自体は取り壊されてしまって居て、跡地にはビルが。
ゴッホの黄色い家の現在の様子
奥に線路がある事から跡地であることは実感できますが、これも浴槽跡同様に過度の期待は禁物です。
ゴッホ宅跡地

Rhône/ローヌ川

ゴッホの作品、『ローヌ川の星降る夜』に描かれているローヌ川。
訪問は昼だったので、あ〜これがローヌ川か〜程度の感想。笑
ローヌ川
排水がそのまま流れ込んでいるようで、かなり汚れて居ました。。
街からすぐ出られるので、是非。

La Boutique Forum/フォーラム広場

ゴッホの作品『夜のカフェテリア』に描かれた”とネット上で言い伝えられている”カフェがこの広場にあります。
詳しくは調べなかったんですが、確かにそれらしいカフェはありますし、ネットにはそのカフェの写真が大量に投稿されてます。
が、カフェの名前は「Van Gogh cafe」。それに、絵に合わせることを狙ったような黄色の外装。。
ゴッホの絵画に出てくるカフェ
正直、当時のカフェがそのまま残っているというような雰囲気では無かったなというのが個人的な感想です。
真偽は不明。

帰宿・就寝

スーパーで夕食にサンドイッチを購入し、早々と16時過ぎには宿へ。
スーパーで購入したサンドイッチ
博物館を回ることもできたんですが、疲れて居たのとお金がそれほど無いのが相まっての選択です。11日目が終了です。

おわりに

半日だけのアルル観光でした。
書いてみるとネガティブな感想が多い気もしますが、実際にゴッホが晩年を過ごした地。実際に訪れることが出来て良かったです!
それに、円形闘技場やローマ遺跡といった、2000年近く前に造られた遺跡群に触れることが出来たのも、とても楽しかったです。
パリやニースに比べれば知名度の劣る観光地ですが、夏場は闘牛が行われたりと活気が出るんだろうと思います。
是非フランス観光をお考えの方は候補に入れてみてください!
最後までご覧頂きありがとうございました!

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