恵の湯の浴槽

長野の山奥に佇む白濁の秘湯|七味温泉「渓山亭 恵の湯」|長野県|温泉のすゝめ25

No.25 2018年7月30日 評価★★★★☆4.0/5.0
【温泉名】七味温泉 「渓山亭 恵の湯」(長野県上高井郡)
1泊2日で長野県の山田温泉に行ってきたんですが、その更に山奥、七味温泉にあります「渓山亭 恵の湯」にも足を伸ばしてきました。
恵の湯の建物

七味温泉の泉質

山田温泉、五色温泉、七味温泉など8つの温泉が集まっている信州高山温泉郷ですが、その中でも七味温泉は硫黄系の泉質が特徴。山田温泉は塩化物泉だったのでそれに比べると、見た目も匂いも肌感も、どれをとっても異なる性質です。入ったのは一箇所だけなので七味温泉全般に一般化は出来ませんが、「渓山亭 恵の湯」はかなり濃く白濁していて、湯船の底が見えるか見えないかぐらいの濃度。硫酸系の泉質ということでもちろん硫黄臭はしますが、ツーンとする一般的な硫黄臭よりもマイルドさがあったような気がします。泉温は普段は高めのようですが、訪問した日は台風の影響で泉温も下がっており、40℃~42℃ぐらいだったように思います。
以前入湯した白骨温泉(自然に囲まれた白濁の混浴露天湯でちょっぴり長風呂を|長野県|白骨温泉|温泉のすゝめ8)と雰囲気は似た泉質でしたが、体に残る硫黄臭はこちらの方が薄めでした。
白濁の湯
 

恵の湯の設備と雰囲気

恵の湯に着いた時の感想は、ずいぶん質素な施設だな、と。広い駐車場と、その脇に建物がぽつりと。
恵の湯の建物
この建物の右手に受付があって、入浴料を支払います。おじさんから施設設備と温泉の成分について説明を受け、お風呂へ。
お風呂は受付から20秒ほど歩いたところに。
恵の湯の入り口
これを入ると脱衣所。コインロッカーは先の建物の方にあるので、預ける場合はそちらに。
脱衣所の窓ガラスの内側にスズメバチがいて内心穏やかでは無かったですが、サクッと着替えて浴場へ。

内湯と露天があります。内湯はこじんまり。
恵の湯の内湯
露天は見ての通りかなり広め。夏場はたくさん虫が居るので、苦手な方はかなり覚悟が必要かと。
恵の湯の浴槽
台風の影響とのことでしたが水温はぬるめだったので、のんびり30分ほど入浴しました。月曜の午前中というタイミングもあり、他の利用者は一人も居らず。休憩所でカラオケをしているおじさまおばさま集団は居ましたが、お風呂へは来ませんでした。
入浴中
 

恵の湯へのアクセス

七味温泉へは、小布施から車で40分ほど。恵みの湯を所有している旅館『渓山亭』は七味温泉の旅館街にありますが、恵の湯はそこから車で1分のところに。

駐車場も恵の湯にあるので、日帰り温泉のみの利用であれば、渓山亭の本館に行く必要はありません。

周辺には滝や牧場といった観光地もあるので、東京からだと少し遠いですが、日帰り旅行にはもってこいの温泉です。
雷滝の裏側
雷滝の滝壺
山田牧場の牛の放牧の様子
 

総合評価

【泉質】
★★★★★ 5.0/5.0
硫黄系源泉の掛け流し
【温泉設備】
★★★☆☆ 3.0/5.0
内湯、外湯、洗い場、と標準的
【施設の雰囲気】
★★★★☆ 4.0/5.0
広々していて、混雑していてものんびりできそうな雰囲気
【総合評価】
★★★★☆ 4.0/5.0
 

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