2018年末から2019年始に掛けて、自宅のある横浜から三重県伊勢市までを徒歩にて踏破し、神宮を参拝して来ました。
万歩計にて計測した総歩行距離は566.58km。
19日間掛けて踏破した感想や、持ち物、身体の故障諸々、歩く前に分かっていたら良かったなと思う事柄を中心にまとめようと思います。
1. 徒歩旅をする動機
1.1 一般的な徒歩旅の動機
1.2 なぜ人は東海道を歩くのか
2. 19日間566kmを歩いて感じた徒歩旅の魅力
2.1 徒歩旅の魅力
2.1.1 スピードが遅く、虚無感に浸れる
2.1.2自分の(心身の)限界に挑める
2.1.3 線で物事を捉えられる
2.2 旧東海道・旧伊勢街道を歩くことの魅力
3. 歩き続ける事による脚の痛みと疲労について
3.1 身体(足腰)への負担
3.2 ネカフェ連泊の疲労蓄積
4. 旅費と日数の計算 ~旧東海道踏破には幾ら掛かるのか?~
5. 実際の持ち物(冬装備)と旅を終えた上で考えるベスト装備
6. 旧東海道(横浜~岡崎)の(個人的)見どころをざっくり紹介
7. 旧東海道(岡崎~四日市)の(個人的)見どころをざっくり紹介
8. 旧伊勢街道(鈴鹿~伊勢)の(個人的)見どころをざっくり紹介
9. 徒歩旅記アーカイブ
1. 徒歩旅をする動機
そもそもなぜ徒歩で旅を、伊勢神宮参拝をするのか、という動機について。
今回僕が徒歩旅をするに至った動機は
①まとまった期間を使った徒歩での旅を経験してみたかった
という程度のもの。
伊勢参宮についても
①歩くにしても東海道踏破はありきたり
②伊勢神宮は(東京からの)距離的に東海道踏破と大差なく、掛かる期間も2週間強とちょうど良い
③今年は厄年だし、徒歩で伊勢参宮すれば厄祓いも間違いが無さそう
④就職前にもう一度伊勢参宮しておきたかった
といったような軽い動機です。
一般的な徒歩旅の動機
徒歩旅を実行する動機として周りに一番多いのは、「乗り物を使った旅をし尽くした結果、最も原始的な徒歩にたどり着いた」というものです。
旅をすることを通じて発見した徒歩旅の魅力は沢山ありますが、人を徒歩旅へと向かわせる動機はこれ以外にはほとんど無いように思います。
「また徒歩旅をしたいな」と思わされた、旅の道中で感じた徒歩旅の魅力は次の章にて。
なぜ人は東海道を歩くのか
徒歩旅の対象として東海道を選ぶ動機は単純明快で、なんと言ってもその知名度。
東海道を踏破すれば必然的に歌川広重『東海道五十三次』に登場する53の宿場町を通過するわけで、往時の景色を想像しながら歩くのも一興。
旅の途中で出会った大学生は、「歌舞伎が好きで『東海道中膝栗毛』に親しみがある。だから、一度東海道を実際に自分の足で歩いてみたかった」と話していました。
他の街道でなく東海道を初めての徒歩旅に選んで良かったなとは感じたので、それについても次の章にて。
2. 19日間566kmを歩いて感じた徒歩旅の魅力
これだけの長きに渡って歩いて旅をしてみた結果として、「また歩きたいか?」と問われれば何とも微妙なところ。
まずこれだけまとまった時間を社会人になってから取れることが無いでしょうし、脚の辛さを考えると年を取ってからやるのはしんどいかな、というのが個人的な意見。
ただ、旧東海道、旧伊勢街道を自分の足で旅して良かったなと感じた部分は多々あったので、
①徒歩旅そのものの魅力
②旧東海道・旧伊勢街道を歩くことの魅力
と2つに分けて言及しようと思います。
徒歩旅の魅力
まず第一に、「徒歩旅」と一くくりに言ってもその内実は幾つにも分類されます。
日程という面で大まかに分けると、
①1泊以上の宿泊を含み、まとまった期間歩き続けるもの
と
②乗り物で出発点へ赴き、半日ほど歩いたのちに日帰りするもの
という2分類が可能かと思います。
また、目的という意味でも
①旧街道を歩くことが目的
②歩くこと自体が目的
③伊勢神宮に到達することが目的…
と人によってさまざま。
まずこちらでは自分が体験した、
①まとまった日程を歩き続ける徒歩旅
の魅力に言及したいと思います。
スピードが遅く、虚無感に浸れる
容易に想像のつく話ですが、徒歩旅はそのスピード感が抜群に遅いです。
ざっくり時速3kmで進むとすれば、高速道路を行く車の1/30、新幹線の1/100、飛行機の1/300の速度でしか進むことができません。
ただ、徒歩を選択している時点でスピードが遅いことはデメリットにはなり得ません。むしろ遅さは利点の一つ。
例えば電車に乗って移動すると、車窓の景色に考えを巡らせようとしてもすぐに次の画が目に飛び込んできます。じっくり思考をするという意味では、あまりにスピードが速すぎます。
その一方で徒歩旅。
どんな場所を歩いていても、5分経てど景色が大きく変わることはそうありません。
車が1分で走り抜ける距離を20分かけて歩くわけですから、それも当然です。
時として「なんでこんな意味の分からないことをしてるんだろうか」と虚無感に浸ることもありますがそれも乙。
時間を掛けてぼーっと物事を考える機会なんて現代生活ではまず作れませんから、使い方次第ではこの虚無感、悠久感が非常に有用なものになります。
自分の(心身の)限界に挑める
心身の限界。
まず限界がやってくるのは身体(脚)です。後述しますが僕は、箱根越えの翌日に歩道の段差も上れないほどの膝の激痛に悩まされました。
そこで頭をよぎるのは「電車に乗って’リタイア’しようか」という悪魔のささやき。
身体の限界という意味で、例えば登山中であれば「激痛→リタイア→死ぬ気で下山」となります。しかし街道歩きでは、少し歩けば簡単に最寄駅にたどり着けます。
自分の目標を心の底にしっかりと据え、甘い誘惑に勝ち続けることが出来るか。
そして自分の身体の限界は一体どこにあるのか。
所詮は「歩いてるだけ」ですので致命的な怪我や傷になることはまず無いです。
どこまで自分を追い込むことが出来るのか、チャレンジするチャンスです。
線でものごとを捉えられる
徒歩で町から町へと歩みを進めると、それぞれの土地が線的に、紐づいて存在していることが意識できます。
新幹線ならば新横浜の次は名古屋駅ですが、そのあいだの旧東海道には40近い宿場町があります。一歩一歩足を進めることで、「ここに山があるからここに宿場があるのか」「西に進むにつれて町屋づくりの家屋が増えてきたな」といったような、新幹線で一瞬で駆け抜けてしまっては到底発見し得ない気づきとたくさん出会うことができました。
だからどうしたと言われればそれまでですが、町と町が点として存在しているのでなく、たくさんの線によって繋がれているんだと体感できたのはとてもいい経験になりました。
旧東海道・旧伊勢街道を歩くことの魅力
続いては今回歩いた「旧東海道・旧伊勢街道」を旅することの魅力について。
これは他の街道に比べての相対的な評価になりますが、江戸時代の石畳が保存されていたり、関所が復元されていたりというような、歴史を感じられるポイントが多いのは間違いないと思います。
あとは物質的な歴史では無いですが、明治天皇が行幸した足跡がたくさん残されていたり、明治大正期以前の偉人の多くはこの道を歩いたんだろうなと想像を巡らせるのも楽しかったです。
旧伊勢街道の歴史的建築に関しては、偉人の生家があったり松阪に商人の家が少し残っていた程度。当時の道自体はほとんど残っていませんでした。
ただこちらも江戸期には御蔭参りで栄えた街道ですから、その当時の多くの人々でにぎわっている様子を想像するのはとても楽しくありました。
3. 歩き続ける事による脚の痛みと疲労について
旅に出る以前から非常に心配が大きかった、
①自分の身体は(機能的に)長旅に耐えられるのか
②2週間以上もネカフェ泊を続けて疲労で体調を崩さないか
という問題。
実体験ベースの話で誰にでも当てはまるものでは無いので、参考程度お読みください。
身体(足腰)への負担
当然の話ですが、脚(足)は滅茶苦茶に痛くなります。
ダメージが特に大きいのは膝とアキレス腱(かかと)のあたりで、痛みのピークは箱根を越えてからの1,2日間ほどでした。
当初想定していた太ももやふくらはぎの筋肉痛は一切ありませんでした。
膝の痛みは箱根を越えた翌日がとにかく酷く、コンビニで一度休憩すると痛みで歩き出せない(というか膝が曲がらない)ような症状に苛まされました。
原因は恐らくですが、冷えによって筋肉が硬くなってしまったこと。
膝用のレッグウォーマーを購入して使用してみたところ膝が固まってしまうようなひどい痛みは解消されましたが、慢性的な膝痛はゴールの伊勢神宮までついて回りました。
これに対して取っておけばよかったなと思う対策は、ストレッチをして体を柔らかくしておくこと。
瞬発力よりも持久力が大事なので、筋肉があることよりも身体がしなやかなことが必要だったように思います。
毎朝出発前に入念にストレッチをすることで比較的症状は改善されましたので、歩いていて膝が痛くなった際には座り込んでストレッチをしたり湯船につかって筋肉(膝回りと腰回り)をほぐすと良いと思います。
どこかのサイトに書いてあったのですが、腰骨の下のスジを入念にほぐすようにしたらかなり効果がありました。
↓歩いている最中に見たのは別のサイトですが、筋肉としてはこの部分だと思います。
高齢者の疾患と関係の強い大腿筋膜張筋のストレッチとトレーニングをご紹介!
ネカフェ連泊の疲労蓄積
ネットカフェで十分身体が休まるかは人によって差が大きいかとは思います。
僕はどうだったかというと、毎晩フラットシートで、アイマスク・耳栓・貸出ブランケット・レギンス+ヒートテックの装備でしっかりと身体を休めることが出来ました。
ただ身体を壊さずに保つのは長い期間歩き切る上で最重要の事項ですから(身体を壊しては元も子もない)、3,4日に一回はカプセルホテルやビジネスホテルに宿泊して羽を伸ばしていました。
あとは、ネカフェの近くや街道沿いにスーパー銭湯があった際には積極的に利用すること。
湯船に浸かって身体をほぐすと、心なしか翌朝身体が軽かったです。気持ちも安らぐので、1000円の投資は後から振り返ると安いものだったなと思います。
4. 旅費と日数の計算 ~旧東海道踏破には幾ら掛かるのか?~
そして19日も歩き続けるとなると、問題になるのはその旅費!
宿泊場所・料金に加えて万歩計で計測した距離等もまとめた表がこちら。
総宿泊費は60,506円で一泊平均3,361円。
ご覧の通りネカフェ、アダルトDVD店、カプセルホテル、ビジネスホテルと宿泊先は様々に。
切り詰めればもっと切り詰められたんでしょうが、身体のコンディションを保つにも、これぐらいのバランス感で丁度よかったのではないかと思います。
その他に主に掛ったのは飲食費。
あとは膝のサポーター等の装備費と、無駄な荷物を返送した際のゆうパック代も少しかかりました。
それ以外に大きな出費は無かったので、総計10万円以内。一日あたり5,000円ぐらいの出費だったのではないでしょうか。
5. 実際の持ち物(冬装備)と旅を終えた上で考えるベスト装備
覚えている範囲で持ち物。冬装備です。
装備/服
【バックパック(40L+10L) deuter製】
もう一回り小さければベストでしたが、腰ベルトが無いと辛かっただろうと思うのでこの選択で良かったかなと思います。
荷物の量が30Lを超えると、しんどくて毎日何十キロも歩いていられなくなります。
【ウエストポーチ OAKLEY製】
貴重品用。ボロかったものから中盤で買い替え。
いちいちバックパックを下すのが面倒な場面も多かったので重宝しました。
財布、スマホ、万歩計、ウォークマン、イヤホンは常にこちらに。
【靴 asics製ランニングシューズ】
ソールは硬いのが良いだの柔らかいのが良いだのネット上に色々書いてありますが、実際のところそれほどの大差は無いと思います。
靴を選ぶ上で最も重要なのは、足にしっかりフィットして、擦れて水ぶくれになったりしないこと。
履き慣れた運動靴が無ければスニーカーでも問題は無いかと思いますが、見てくれのいいシューズの方が気分は高まります。笑
フィット感が乏しく足が擦れそうでしたら、100均で前もってインソールを買っておくと安心です。
【サングラス スポーツ用】
無くても事足りますが、眩しい時間帯が嫌いな人は持って行くといいと思います。
途中での購入もできるので、お好みで。
【万歩計】
持参必須。
iphoneの機能でも事足りるという考え方もありますが、総歩行時間なども計測できるので別に持参するのがおすすめです。
【小型懐中電灯】
暗くなると足元が見えなくなり看板などの写真を撮るのも難しくなるので、かなり重宝しました。
バックパックに括り付けて、昼間もぶら下げたままにしてありました。
たまたま家にあったこれを持参しましたが、かなり明るく、写真撮影にも有用でした。
GENTOS(ジェントス) LED懐中電灯 閃
【服装】
シャツ等は3日分、下着は5日分用意。
男1人旅で冬場だったのもあり、2度着たり履いたりして、6日に1回ほどコインランドリーを回しました。
コインランドリーは1回1000円近くするし1時間弱拘束もされるので、旅行中何度も回すのはあまりお勧めできません。
~上半身~(×持参枚数)
半袖シルキードライ (×3)
+長袖ヒートテック(ハイネック) (×3)
+ウルトラライトダウン (×1)
+(寒い場合は)ユニクロの薄いウインドブレーカー (×1)
朝は上記4種のフル装備で「やや寒」ぐらい(若干の暖冬ではありました)。
陽が出ると暑いのでダウンは脱いでウインドブレーカーのみになる可変式を採用してました。
小雨対策にフードが付いていると便利かも知れません。
~下半身~ (×持参枚数)
パンツ (×5)
+レギンス (×3 途中ワークマンで買い足した安いものと、スポーツ用×2)
+スポーツウエア(×1 短パン)
レギンス+短パンで寒さを感じることはありませんでしたが、膝が痛んでからはレッグウォーマー(膝用)を着用しました。
レギンス+長ジャージがベストだったかなと思いますが、そうすると暑さ調節が難儀な気も。
レッグウォーマーだと昼間には付け外しが簡単だったので良かったです。
~靴下~ (×持参枚数)
長靴下(×5)
5本指靴下(×3)
靴下を2枚重ねると水ぶくれができにくい、5本指靴下だと水ぶくれができにくい、という2つの意見を合体して長靴下と5本指を重ねて履く方針に。
水ぶくれ自体はできましたが、潰れはしなかったので痛い思いはせずに済みました。
【ニットキャップ 手袋 ネックウォーマー】
冬場は必須。
浜松から名古屋に掛けて北風が酷く、これらが無かったらしんどかったです。
昼間は着用せずとも何とかなる場面も。
【レッグウォーマー】
島田のワークマンで購入。
こいつの有無が、踏破達成にかなり影響した気がします。
その他
【ウォークマン】
有線イヤホンを持参して、たまに音楽聴いて気を紛らわせていました。
人と話すチャンスを失うので基本的に歩行中は使いませんが、あまりにも退屈なバイパスも存在するので、音楽再生機器(スマホで十分)はあると助かります。
【ビタミン剤】
野菜の摂取が減るのは目に見えていたのでビタミン剤を持参。
【プロテイン(顆粒)】
プロテインは薬局でそのまま飲める顆粒タイプのものを購入。
効き目があったのかは分かりませんが、残り行程10kmぐらいのところで飲んで気合を入れなおしてました。
明治 ザバス アミノパワープロテイン
【エアサロンパス】
先輩の助言をもとに持参。
これも効き目があったかは不明ですが、アキレス腱の痛みに対してはかなり気まぎれになりました。
【反射材(タスキ型)】
ホームセンターで購入した夜間用の反射材。
1本はバックパックに巻き付け、1本は体に。
夜間歩く時間はそこまで長くならない(夏場なら特に)ので無くとも済みますが、それほど高価なものでは無いのであると安心。
↓こんなのを使ってました。
MYST(マイスト) 反射タスキ
【速乾タオル】
登山用の、抗菌仕様で乾燥が早いもの。
無くても問題は無いですが、スーパー銭湯やネカフェのシャワーで地味にお金が浮きます。
Caloics® 速乾タオル
【アメニティ類】
歯ブラシ、ボディソープ、シャンプーなど。
途中での購入もできますし、歯ブラシと化粧水だけあれば十分だった気もします。
【ウエットティッシュ】
除菌タイプのもの。
自分は潔癖症とまではいきませんが、身体も含めて何かと拭けるので便利でした。
シャワーを浴びずにこれだけで済ませた日も数日あり。
あったら良かったもの
【日焼け止め】
冬でも滅茶苦茶日焼けします(考えてみれば当然)。
不要だったもの
【スウェット】
ネカフェ宿泊用に持参しましたが、レギンスで十分でした。
やや寒い場所もあるので、寒がりの人は厚めのレギンスがあると良いかと。もちろんジャージでも代用可。
静岡からゆうパックにて返送。
【本】
文庫本2冊。
ネカフェだと大量の読み物がある上、毎日ブログを書いていたので本を読む暇は全く無く。
静岡からゆうパックにて返送。
【スマホ用充電器】
4回フル充電可能の重たいものを持参しましたが、そもそも歩いている間はスマホを見ないので、一度も充電切れを起こしませんでした。
セブンで軽いものを購入したうえで、ゆうパック行き。
荷物はとにかく軽く済ませることが疲労削減に直結します。
【ポンチョ】
雨対策で持参しましたが、降雨日はゼロ。
冬の場合は雨も少なめなので、折り畳み傘で要所要所をしのげば十分だと思います。
夏場は雨に降られたところでダメージは少ないので、最悪コンビニに駆け込めば良いのかなと思ったりもします。
6. 旧東海道(横浜~岡崎)の(個人的)見どころをざっくり紹介
[二宮]ラーメン JAH
一般的な見どころとは言えませんが、個人的に思い入れが強い場所になったので。
[箱根]箱根峠
箱根八里の箱根峠。
江戸時代の石畳が残っていたり、体力的に辛い部分も多いですが、歴史や自然を感じられた楽しさが勝りました。
[三島]松並木
箱根峠を下り切ると現れる松並木。
街として整備に力を入れているようで、東海道中たくさん松並木に出会いますが、個人的3本指に入る壮観です。
[富士]富士川
[由比]薩埵(さった)峠
東西交通の要衝。
晴れていると、東海道線、東名高速、富士山をワンフレームに拝めます。
地味に坂道がしんどいですが、膝が死ぬほど痛い中気合いで登り切りました。
[静岡]宇津ノ谷峠
こちらも 薩埵(さった)峠同じく回避も可能。
明治・大正期のトンネルがあったりもしますが、出来るならば坂を越えたいところ。
[島田]金谷坂石畳
徒歩旅をしている人間からは「ここにきての石畳はしんどい」との声も上がる急坂×石畳。
が、このあとのアップダウンがなかなか辛いです。眺めは素敵です。
[浜名湖]新井関所跡
関所跡です。
ちょっとした博物館があったり、江戸期の旅籠屋の建物が残っていたり。
[岡崎]二十七曲り
見どころではないですが、江戸期の城下町に見られる○○曲りの究極系。
敵の城下への侵入を防ぐための方策だそうですが、旧東海道をなぞって歩いている身としては迷惑でしかなく。笑
7. 旧東海道(岡崎~四日市)の(個人的)見どころをざっくり紹介
[岡崎]カクキュー八丁味噌の郷
味噌ソフトと味噌こんにゃくが美味です。
旧東海道沿いなので、ぜひお立ち寄りを。
[豊明]桶狭間跡
史跡というよりただの公園ですが、あの桶狭間です。
こちらは旧東海道から5分ほど入ったところにあります。
[宮]熱田神宮
言わずと知れた名所、熱田神宮。
名古屋市の南部、宮宿にあります。
[名古屋]ウェルビー(サウナ・カプセルホテル)
全く旧東海道に関係なく1時間ほど名古屋へ向けて歩く必要もありますが、お気に入りのサウナ&カプセルホテルです。
[桑名]七里のわたし
[四日市]日永の追分
ここからは、旧東海道を離れて旧伊勢街道に入ります。
湧水を汲んでいる人が多数。
8. 旧伊勢街道(鈴鹿~伊勢)の(個人的)見どころをざっくり紹介
[どこか]常夜灯
旧伊勢街道に入ると見どころがどっと少なくなるので、些末なものも。
旧東海道も含めて最大級の常夜灯がありました。とにかく、でかい。
[白子]魚要
なんてことはない民宿宿。
ネカフェよりも数段快適でお値段も安かったので(朝食付き)、ぜひ宿泊にご利用ください。
[津]津観音
体力的にしんどかったのもあり立ち寄りませんでしたが、由緒正しき観音様。
[津]阿漕町 神明神社
しれっと天照大御神が祀られています。
旧伊勢街道沿いにありますが、町中にポツンとあるので見逃し注意です。
[久居]榊原温泉
バス利用必須ですが、日本三名泉にも数えられる由緒正しき古湯。
伊勢に向かう参拝者が湯垢離(ゆごり・体を清めること)に利用していたことでも有名です。
[松阪]松浦武四郎生誕の地
江戸・明治期を生きた冒険家、松浦武四郎の生誕の地。
旧伊勢街道沿いには生家、近くに記念館もあります。
[松阪]江戸期の松阪商人の家々
商人の町として有名だった松阪。
当時の商人が暮らした家が残っていたり、歴史を感じられるスポットがたくさんあります。